NBCA(NBAコーチ協会)は4月12日(日本時間13日)、同協会が選ぶ2021-22シーズンの年間最優秀コーチ賞に、フェニックス・サンズのモンティ・ウィリアムズ・ヘッドコーチを選出したことを発表した。
NBCA年間最優秀コーチ賞は、ヘッドコーチの献身、コミットメント、ハードワークを称賛する賞で、選手をより高いレベルのパフォーマンスに導く助けとなり、コミュニティに対する見事な奉仕と献身を示したヘッドコーチに贈られる。NBAの全30チームのヘッドコーチによる投票で決定する。
今年はウィリアムズHCに加え、ウィリー・グリーン(ニューオーリンズ・ペリカンズ)、テイラー・ジェンキンズ(メンフィス・グリズリーズ)、タロン・ルー(ロサンゼルス・クリッパーズ)、グレッグ・ポポビッチ(サンアントニオ・スパーズ)、エリック・スポールストラ(マイアミ・ヒート)と、計6名のヘッドコーチが票を獲得した。
NBCA会長でインディアナ・ペイサーズのヘッドコーチを務めるリック・カーライルは、「2シーズン連続で受賞したウィリアムズを祝福します」と話した。
「サンズでの3シーズン、彼は毎年にわたって白星の数を前年から二桁増やしてきました。非常に難しいことです。同僚たちからの最も名誉ある賞を連続で受賞したモンティと彼のスタッフ全員を、改めて祝福します」。
ウィリアムズHCはサンズをNBAトップの64勝18敗に導いた。球団新記録となる勝利数だ。サンズは2年連続でパシフィック・ディビジョンのタイトルを獲得している。3シーズン連続で前シーズンから11勝超を増やしたチームは、NBAの歴史で初だった。
サンズはホームだけでなく、ロードでも32勝9敗とNBA史上3位タイの成績を残している。ロードでの勝率78.0%は、他の全チームのホームでの勝率を上回った。これは1969-70シーズンのニューヨーク・ニックスに続く史上2度目の快挙だ。11月と1月はロードで8勝0敗を記録しており、『Elias Sports Bureau』によれば、同一シーズンの複数月でロード無敗(8試合超)を達成したのはNBA史上初となる。
サンズはオフェンシブレーティング(114.2)でリーグ5位、ディフェンシブレーティング(106.8)で同4位、ネットレーティング(7.5)で同1位だった。
10月/11月と1月のウェスタン・カンファレンス月間最優秀ヘッドコーチに選出されたウィリアムズHCは、「仲間たちから認めてもらい、NBCA年間最優秀コーチ賞を受賞することができて、非常にうれしく思い、感激しています」と述べた。
「我々のリーグのコーチたちは、チームのために大変な犠牲を払っており、この名誉に値する素晴らしいコーチが本当にたくさんいます。最も尊敬しているこのグループから再び認めてもらい、受賞することができたことに恐縮しています。同僚のコーチたち、NBCAのすべての人に感謝しています。我々と我々の家族のためのあなたたちの仕事は受賞にふさわしいものです」。
「個人の栄誉はチームの成功の結果です。この賞に選ばれたのは私ですが、チームの成功は選手、コーチングスタッフ、サンズ球団全員の毎日の仕事によるものです。この名誉は、数えきれないほどの人たちの努力の結晶です。みなさんと一緒に仕事できるのは特権です」。
「選手とスタッフの全員にとても感謝しています。みなさんと毎日接することができるのは、喜びであり、ありがたいことです。球団とファン、そして私と私の家族にとって本当に特別なシーズンできたことをみなさんに感謝しています」。
過去の受賞者は以下のとおり。
- 2021年:モンティ・ウィリアムズ
- 2020年:マイク・ブーデンホルザー&ビリー・ドノバン
- 2019年:マイク・ブーデンホルザー
- 2018年:ドウェイン・ケイシー
- 2017年:マイク・ダントーニ&エリック・スポールストラ
なお、NBAはプレイオフ期間中にNBAの年間最優秀コーチ賞を発表する。