世界最高のバスケットボール選手は誰だろうか?
ほぼ毎月のように話し合っているようなこのテーマだが、シャキール・オニールが頂点に立つと考える選手について意見を述べたことで、再び話題となっている。
殿堂入りしているオニールは、ポッドキャスト『The Big Podcast with Shaq』で、昨季のNBAファイナルMVPを受賞したゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーが、「圧倒的に」世界最高の選手だったと話した。
オニールは「本物は優勝経験によって認められるものだ」と述べている。
「ステフ・カリーよりも良いプレイをする選手はいない。彼はタフショットを打ち、決められる。彼のキャリアのありかたが好きなんだ。『ロッキー』みたいなストーリーが大好きなんだよ。ステフは高く評価されていたわけじゃない。だから、あれだけハードワークし、ベストシューターになって、リーグ有数の選手になったことを称賛しているんだ。私は彼が大好きだよ」
この何年もの間、世界最高の選手はレブロン・ジェームズという明確なコンセンサスがあっただろう。37歳にしてなおも彼は偉大だ。世界最高の選手として、その彼の名前をあげなかったのは驚きかもしれない。
オニールの意見に賛成か、反対かは別にして、彼がどうしてそう選んだのかを聞けたのは興味深いことだ。
優勝してファイナルMVPも受賞したミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボや、コートで何でもできるように見え、2度のMVP受賞を成し遂げたデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチが世界最高と主張する人もいるかもしれない。だが、オニールが基準として勝利を優先したことは明白だ。4度目のNBA優勝を果たし、自身初のファイナルMVPも受賞したカリーが、オニールのリストで頂点に立つのである。