どのシリーズにも、そのシリーズの勝敗はそこで決したと、正確にピンポイントで振り返ることができる瞬間がある。
ミルウォーキー・バックスは、まだあと1勝しなければならない。だが、勝ち進むことができたら、5月11日(日本時間12日)にTDガーデン(マサチューセッツ州ボストン)で行われたボストン・セルティックスとのイースタン・カンファレンス・セミファイナル第5戦を振り返った時、彼らはどこで勝ったかを分かっているはずだ。
バックスは昨季ファイナルMVPのヤニス・アデトクンボが、40得点&11リバウンドと再び怪物級のパフォーマンスを披露した。だが、バックスを勝利に導いたのは、ドリュー・ホリデーによる2つの守備のプレイだった。
その1つ目は、バックスの1点リードで迎えた残り11.4秒だ。パット・カーナトンがマーカス・スマートに抜かれたが、ウィークサイドから来たホリデーがブロック。さらにボールをスマートに当て、バックスのポゼッションとした。
そして2つ目は、カーナトンが2本のフリースローを沈め、バックスが110-107とリードを3点としてからだ。ここでもホリデーはコート中央でスマートからボールをスティールし、残り数秒を終わらせるという守備のビッグプレイを見せたのである。
ホリデーはこの試合で24得点、8リバウンド、8アシスト、2ブロック、1スティールを記録した。
NBA選手たちも、ホリデーの見事なプレイを称賛している。
ドノバン・ミッチェル
ルディー・ゴベア
「なんという試合だ」
ジョシュ・ハート
ニコラ・バトゥーム
「すごいブロックだ。しかもボールをキープした」
エバン・ターナー
マイルズ・ブリッジズ
「ドリューが守備で2つのビッグなポゼッションにした」
ケビン・ハーター
「勝者はドリュー」
ディオン・ウェイターズ
レジー・ミラー
「ドリュー・ホリデーは守備で特別だ」
バトゥーム
「ホリデーはどこかで年間最優秀守備選手賞を受賞するだろう。そうあるべきだ」
レジー・ジャクソン
ブランドン・ジェニングス
「今季見てきた中で最高の守備のプレイだ」
リンデル・ウィギントン
「ドリュー・ホリデーはリーグ最高のディフェンダーだ」