ゴールデンステイト・ウォリアーズのジョーダン・プールは、NBAファイナルデビュー戦で苦しみ、テレビやソーシャルメディアで批判されるよりもずっと重要なところから批判的な声を聞いた。
6月2日(日本時間3日)のNBAファイナル2022第1戦で、ウォリアーズがボストン・セルティックスに108-120で敗れた際、ドレイモンド・グリーンはプールに不満そうだったのだ。第1戦のプールはフィールドゴール7本中2本成功の9得点にとどまり、ターンオーバーは4だった。
だが、5日(同6日)の第2戦を前に、プールにはグリーンから異なる調子のメッセージが寄せられた。『NBA.com』に対し、グリーンはプールに「とにかく続けるんだ。それがバスケットボールだ」と話している。
「1試合でしかない。彼は巻き返すはずだ」
グリーンだけではなく、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、アンドレ・イグダーラも、プールを建設的なフィードバックで激励した。カリーはプールを「自分らしくあれ」と励まし、トンプソンは「リラックスして、あまり自分に厳しくなりすぎないように」と話している。
また、カリーとイグダーラは戦術的なフィードバックもした。イグダーラは第1戦で、最初のターンオーバーでプールを叱責した。以降、イグダーラは2人で「自分たちに投げかけられるかもしれないことをどうやって和らげるか」を話したと明かしている。
一方、カリーは「自分を強く主張しようとする試合に出た時のアドレナリンや感情という点で、どうだったかを思い出すんだ」と述べた。
「もう少しうまく絵を見られるように、少しだけスローダウンしてもいいかもしれない。だが、彼が自分のプレイや攻撃の仕方、試合に影響を及ぼすために最も自分が得意と感じるところを変える必要はまったくない。ただそういった感情をうまく抑えられるようでなければいけないというだけだ」
プールは耳を傾けたようだ。質問をしたり、試合の映像を研究したり、ハードにトレーニングするプールの準備の仕方を、ウォリアーズは称賛した。プールは空いた時間に映画を見て、音楽を聴き、昼寝をしている。プールは「アグレッシブであり続けるための方法を見つける」と述べた。
ウォリアーズは、彼がその方法を見つけると信じている。
スティーブ・カー・ヘッドコーチは「彼にとっては厳しい夜だった」と話した。
「だが私は、明日はもっと良くなると確信しているよ」
原文:NBA Finals Notebook: Draymond Green eager to atone for lackluster Game 1(抄訳)