ベン・シモンズはまだブルックリン・ネッツで試合に出場しておらず、復帰のタイムテーブルもない。だが、チームメイトのパティー・ミルズは、シモンズが復帰すれば違いをつくる選手になると信頼している。
ミルズは「ボールを持とうが持つまいが、どちらでも彼は相手にとって脅威になる。ボールハンドリングしても、スクリナーとしてボールを持っていなくてもね」と話した。
「本当に脅威で、大きく相手の注意を引きつけるだろう。彼のIQやパス、ボールハンドリングの力から、少なくとも僕たちを向上させてくれるはずだ」。
シモンズは攻撃、特にショットへの自信の欠如に疑問符をつけられている。だが、ケビン・デュラント、カイリー・アービング、ミルズ、セス・カリーといった選手たちが周りにいれば、それらの弱点を隠すのはより容易になるだろう。
ミルズも「とりわけシューターが彼の周囲にいるオープンコートの状況で彼が最大の脅威になることは明らかだ」と述べた。
「でも言ったように、シモンズは最低でもこのチーム全体を大きく向上させてくれると思う。だから楽しみにしているよ」。
ネッツのスティーブ・ナッシュ・ヘッドコーチは、長期にわたって離脱していたシモンズについて、コンディショニングに取り組む必要があるとしていた。それでも当初は今ごろ復帰している可能性も考えられていたシモンズだが、ショーン・マークスGMは先日、レギュラーシーズンが終了するまで彼をあまり見ることはないかもしれないと認めている。
ネッツでは、ケガからの復帰が認められた選手は、再発なしで3回の高強度ワークアウトをこなすことが求められる。マークスGMはシモンズがそういった激しいトレーニングを行うまで数週間かかると話した。
一方で、ミルズは試合中にベンチでシモンズと話すことが、溶け込む上で役立つことを願っている。
ミルズは「いかに容易にこういうことをやっていけるか、どこで自分がフィットできるか、どうやって自分のスポットを見つけ、攻守両面でインパクトを残せるかを見ることができる」と述べた。
「だから試合の時間は本当に重要だ。ベンチに彼がいて、彼の見方を聞くだけでもね」。
原文:Patty Mills confident Ben Simmons makes Nets 'a whole lot better'(抄訳)