ボストン・セルティックスのマーカス・スマートが、5月21日(日本時間22日)に行われたマイアミ・ヒートとのNBAプレイオフ2022イースタン・カンファレンス・ファイナル第3戦で、足首を負傷した。右足首の挫傷と診断され、ロッカールームに引き下がったが、その後試合に復帰している。
スマートは第3クォーター序盤、ヒートのカイル・ラウリーと衝突した際に右足首をひねり、ロッカールームに直行した。
フロアに倒された際に明らかに痛そうな表情を見せたスマートは、助けを借りながらロッカールームに戻る際、右足に体重をかけることができなかった。
だが、スマートはそのロッカールームに長くはとどまらなかった。足首をチェックした後、状態を確かめる様子が映し出されたスマートは、わずか4分で奇跡的に試合への復帰を遂げたのだ。
そして試合に戻ってすぐ、スマートが3ポイントショットを沈めると、マサチューセッツ州ボストンのTDガーデンの観客は熱狂した。
スマートのドラマティックな復帰劇は、2008年のNBAファイナル第1戦で、試合途中に車椅子で運ばれてコートを後にしながら復帰を果たし、最初のフィールドゴール試投となった3Pを成功させたセルティックスのレジェンド、ポール・ピアースを思い起こさせた。
試合はセルティックスが103-109で敗れ、シリーズ1勝2敗とされた。第4戦は23日(同24日)、TDガーデンで行われる。