ボストン・セルティックスは5月19日(日本時間20日)、FTXアリーナ(フロリダ州マイアミ)で行われたマイアミ・ヒートとのNBAプレイオフ2022 イースタン・カンファレンス・ファイナル第2戦で、マーカス・スマートが復帰を果たし、127-102の勝利に攻守両面で貢献した。
スマートは24得点、12アシスト、9リバウンドと、トリプルダブル達成まであと1リバウンドという活躍を披露している。
第1クォーターで10点のビハインドを背負ったセルティックスだが、前半が終了するまでの19分間でヒートに35点差をつけて逆転を果たした。
スマートは守備でいつものようなインパクトを残した(それは驚くことではないだろう?)。ヒートのキーマン、ジミー・バトラーとバム・アデバヨに対抗する選手がセルティックスに増えたのだ。
それでもバトラーは29得点をあげている。だが、アデバヨは6得点、9リバウンドと静かだった。
スマートはペリメーターの守備でヒートをフィールドゴール11本中3本成功にとどめている。
セルティックスのイメイ・ユドカ・ヘッドコーチは、試合後に「いつもみたいに彼が調子を定めてくれた」と、スマートに賛辞を寄せた。
「最優秀守備選手賞を受賞したのには理由があるのさ。より大きな選手に対してスイッチする力があるんだ。バトラーとアデバヨに対してさらに優れたディフェンダーをあてられる。特定のマッチアップで彼らのことを心配する必要がなくなるんだ」
しかし、スマートの復帰が本当にセルティックスのパフォーマンスを刺激したのは攻撃面だった。
スマートはチームトップの12アシストを記録し、『ESPN Stats and Info』によると、セルティックはそこからFG15本中12本を成功させている。
また、スマートは17分間の17得点でセルティックスが後半に20点差を保つ助けとなった。プレイオフで20得点&10アシスト&3スティール超を達成したのは、セルティックスではラジョン・ロンド以来のことだ。
試合直後のインタビューで、スマートは「(第1戦に)出られず、チームメイトたちと一緒に戦えなかったのは嫌だった」と話している。
「僕たちが対戦しているのは、マイアミ・ヒートという本当に良いチームだ。彼らと同じコートに立ち、戦うことができるのは、ありがたいよ」
「出場できなかったのはつらかったけど、僕は休むことができた。健康を取り戻し、試合を見て、いくつかのことを理解できた。そしてこの試合に出て、それを実践できたんだ」
次は、第2戦で影響力を発揮したスマートをいかに止めるのか、ヒートのエリック・スポールストラHCの手腕に注目だ。
原文:Marcus Smart's return inspires Celtics on both ends of the floor in impressive Game 2 win vs. Heat(抄訳)