5月2日(日本時間3日)に行われたウェスタン・カンファレンス・セミファイナル第1戦、ダラス・マーベリックス対フェニックス・サンズの一戦で、マーベリックスのルカ・ドンチッチは止まらなかった。
マーベリックスは114-121で敗れ、初戦を落とした。だが、ドンチッチは45得点をあげている。
ドンチッチは3ポイントショット11本中4本成功を含むフィールドゴール30本中15本成功、フリースロー14本中11本成功で45得点をマークした。ほかにも12リバウンド、8アシストを記録している。45得点は今季のプレイオフでマイアミ・ヒートのジミー・バトラーと並ぶ最多タイの数字だ。
だが、ドンチッチはそれ以外にも記録となる数字を残した。
まず、ドンチッチはコービー・ブライアント以来となる若さでプレイオフにおける45得点&10リバウンド超を達成した。さらに、プレイオフでの40得点超は、23歳以下の選手では最多となる6度目。ラリー・バードやトレイシー・マグレディといったレジェンドや、数々の現在のスーパースターたちを上回る数字だ。
また、ドンチッチはこの日の45得点でプレイオフ通算の1試合平均を33.4得点とした。これはマイケル・ジョーダンと並ぶ数字だ。サンズとのシリーズでドンチッチがこれだけの得点力を続けていけば、ジョーダンの数字を上回ることになる。
ドンチッチは初のポストシーズンで1試合平均31.0得点を記録した。2度目のプレイオフは、ロサンゼルス・クリッパーズとの7試合で平均35.7得点をあげている。そして今季のユタ・ジャズとのファーストラウンドでは、平均29.0得点だった。
また、ドンチッチはプレイオフのわずか16試合で通算500得点を記録した。これはジョーダンに続いて少ない試合での達成となる。
ポストシーズンの平均得点で歴代15位以内の現役選手は、ドンチッチのほかに、ケビン・デュラント、レブロン・ジェームズ、ドノバン・ミッチェル、アンソニー・デイビス、ブランドン・イングラム、デビン・ブッカー、ステフィン・カリー、ニコラ・ヨキッチだ。
プレイオフ平均得点ランキング
順位 | 選手 | 平均得点 |
---|---|---|
1 | マイケル・ジョーダン | 33.4 |
2 | ルカ・ドンチッチ | 33.4 |
3 | アレン・アイバーソン | 29.7 |
4 | ケビン・デュラント | 29.4 |
5 | ジェリー・ウェスト | 29.1 |
6 | レブロン・ジェームズ | 28.7 |
7 | ドノバン・ミッチェル | 28.3 |
8 | アンソニー・デイビス | 27.3 |
9 | エルジン・ベイラー | 27.0 |
10 | ブランドン・イングラム* | 27.0 |
11 | ジョージ・ガービン | 27.0 |
12 | デビン・ブッカー | 26.8 |
13 | ビリー・レイ・ベイツ** | 26.7 |
14 | ステフィン・カリー | 26.6 |
15 | ニコラ・ヨキッチ | 26.4 |
*イングラムはこれまでプレイオフ出場6試合
** ベイツはプレイオフ出場6試合
原文:2022 NBA Playoffs: Luka Doncic joins Kobe Bryant and Michael Jordan in the record books(抄訳)