ブルックリン・ネッツのカイリー・アービングが、幼少期を過ごしたニュージャージーに戻り、コミュニティイベント「More Than A Run」でプレイした。ネッツとの関係は良好なのではないかとの声が上がっている。少なくとも、今のところは――
アービングが主催したイベントは、8月4日(日本時間5日)にニュージャージーのキーン大学で開催された。1on1コンテストやオールスターゲームが特徴で、アービングのネッツのチームメイトを含む複数のNBA選手が参加している。
アービング自身も出場し、地元の観客を沸かせた。有名なボールハンドリングの技術や、恐れを知らないバスケットへのドライブを披露している。
また、アービングはコーチ役も務め、試合中にチームメイトたちに自分が望むプレイを伝えていた。
最も興味深かったのは、ネッツのチームメイトであるロイス・オニール、ケスラー・エドワーズ、デイビッド・デュークJr.がおり、ネッツが公式インスタグラムでイベントをプロモーションしたことだ。
プロモーションじたいは特筆すべきことではないだろうが、アービングと球団の間の不穏な話を打ち消すのに何かしらの役には立った。
アービングは6月、ネッツに残るために3690万ドル(約49億770万円/1ドル=133円換算)のプレイヤーオプションを行使した。だが、トレードの噂は絶えず、このオフシーズンで大きく騒がれている。
ネッツのショーン・マークスGMは当初、2021-22シーズンを振り返り、チームに対するアービングのコミットメントを疑問視し、アービングとの再契約について態度をはっきりさせていなかった。
マークスGMは「ここにいることを望む選手が必要だ。我々が求めるのは、ここに来て無私のプレイをし、チームバスケをして、献身的になる選手たちだ」と話している。
「それはカイリーだけではなく、ここの全員に当てはまることだ」
『The Athletic』のヨバン・ブーハ記者は、この夏のトレード、あるいは2023年のフリーエージェントでアービングの有力な新天地候補のひとつとなるのがロサンゼルス・レイカーズと報じた。
ただ、アービングが正式にネッツからのトレードを要求していないことには留意すべきだ。
原文:Kyrie Irving plays in his More Than A Run event: Has his relationship with Nets improved?(抄訳)