3月14日(日本時間15日)、ミネソタ・ティンバーウルブズのカール・アンソニー・タウンズが自己&球団最多の60得点を記録した。それから一夜明けた15日(同16日)、フロリダ州オーランドのアムウェイ・センターで行われたオーランド・マジック戦で、ブルックリン・ネッツのカイリー・アービングも60得点をマークした。
2日連続の60得点は、ウィルト・チェンバレンがひとりで成し遂げた1962年以来の数字だ。なお、過去に2日連続で60得点が記録された8試合のうち、7試合はチェンバレンが60得点超をあげたものだった。
タウンズとアービングの60得点は今季のNBAの最多得点。なお、アービングは史上32人目の60得点達成者となった。現役選手では12人目だ。
NBAではここ11日間で50得点超が7回実現している。そのうち2回はアービングが記録し、もう1回はチームメイトであるネッツのケビン・デュラントが記録したものだ。
アービングのこれまでの自己最多得点は、2014-15シーズンに記録した57得点だった。サンアントニオ・スパーズをオーバータイムの末に128-125で下した一戦だ。これは当時のクリーブランド・キャバリアーズの球団新記録だった。2005年に56得点をマークしていたレブロン・ジェームズは、2017年にアービングと並ぶ57得点をあげている。
アービングは1試合で60得点というネッツの球団最多記録も更新した。これまでの記録は、2012年にデロン・ウィリアムズがマークした57得点だった。
ネッツでアービングは50得点超を4回達成しており、これは球団最多の数字だ。2位はデュラントで2回。それ以外は1回ずつにとどまっている。
この日、アービングは3ポイントショット12本中8本成功を含むフィールドゴール31本中20本成功、フリースロー13本中12本成功で60得点を達成。そのほかに6リバウンド、4アシスト、4スティールを記録した。
アービングは前半だけで41得点をあげており、コービー・ブライアント(2003年に42得点)、クレイ・トンプソン(2016年に40得点)に続き、過去25年で3人目となる前半40得点超を達成した。
また、ハーフで41得点は、2017年のボストン・セルティックス戦の後半にデビン・ブッカーが51得点をあげて以来の数字だ。この試合でブッカーは70得点をあげている。