5月24日(日本時間25日)、ダラス・マーベリックスはゴールデンステイト・ウォリアーズとのNBAプレイオフ2022ウェスタン・カンファレンス・ファイナル第4戦で119-109と勝利した。
試合後、ジェイソン・キッド・ヘッドコーチは、第5戦に向けたマーベリックスの勢いについて質問された。キッドHCは、ウォリアーズがシリーズをリードしており、優勝を経験した球団であって、よく指導された、スーパースターたちがそろうチームだと認識している。だが、ウォリアーズの守備スキームについても言及した。
キッドHCは「素晴らしいかたちでショットを打つことができているとずっと感じていた」と話した。
「このシリーズではここまで、そういうショットが決まる時もあれば、決まらない時もあった。ショットを決めることが大事だ」
「彼らがゾーンで守らなければいけないというのが、我々にとって最大の賛辞だ。彼らが1on1で我々と勝負できないからだろう? 彼らは優勝のDNAを持つチームだ。その彼らが、自分たちを守ることができないと称賛してくれているんだよ。とてもクールなことだ」
「シリーズをリードしているのは彼らだ。だが我々は、これまでのようにショットを打ち続けることができ、それらを決められれば、彼らにプレッシャーをかけられると信じている」
前半、マーベリックスはフィールドゴール成功率47.6%、3ポイントショット成功率47.8%を記録し、ハーフタイムまでに15点差をつけた。その後最大29点までリードを広げている。だが、ウォリアーズが第4クォーターにゾーンディフェンスを用いて、8点差まで追い上げられた。
それでも、マーベリックスはウォリアーズのゾーンディフェンス相手に得点をあげ、119-109での勝利を手にしている。
一方、ウォリアーズのスティーブ・カーHCはゾーンディフェンスを用いたことについて、試合を通じて全体的な守備の出来に不満だったからと話した。
試合後、カーHCは「今夜は守備で警戒が足りなかった」と述べている。
「シャープじゃなかった。彼らを乗せてしまったと思う。彼らのようなチームが3Pで波に乗れば、それを止めるのは大変なんだよ」
ウォリアーズの守備がゾーンであろうとなかろうと、第5戦でマーベリックスは厳しい挑戦に臨むことになるだろう。シリーズは3勝1敗でウォリアーズがリードしている。そしてポストシーズンを通じてウォリアーズはホームで負けていない。キッドHCの発言から、守備に関する意気込みも新たにするかもしれない。
第5戦は26日(同27日)、チェイス・センター(カリフォルニア州サンフランシスコ)で行われる。
原文:Jason Kidd doesn't think Warriors can guard Mavericks '1-on-1'(抄訳)