5月29日(日本時間30日)に行われたNBAプレイオフ2022イースタン・カンファレンス・ファイナル第7戦で、マイアミ・ヒートは96-100とボストン・セルティックスに敗れ、NBAファイナルに進出することができなかった。
残り3分半で13点のビハインドを背負ったヒートは、それから11-2のランで残り50秒に2点差まで追い上げたが、勝利をもぎ取るには至らなかった。
ホームでの第7戦での黒星は悔しいものだ。試合後、カイル・ラウリーは「ここに戻ってくるために、どれほどの機会が必要になるか分からない。僕にとっては正直、1年を無駄にした」と述べている。
「僕は優勝するためだけにプレイしているんだ」
ラウリーは「楽しかった。チームメイトやみんなに感謝している。この機会に感謝している」と続けた。
「でも、僕にとっては無駄な1年だ。優勝を目指してプレイするんじゃない。優勝できなければ、それは無駄な1年だ」
ヒートはジミー・バトラーが35得点、バム・アデバヨが25得点をあげ、ラウリーも15得点をあげた。3選手でチームの96得点のうち75得点をマークしている。だが、そけい部のケガから復帰したばかりのタイラー・ヒーローが、出場7分のみの無得点にとどまったのは痛手だった。
それでも、ラウリーは「絶対にケガを言い訳にはしない」と話している。
「僕も欠場した。ジミーも傷ついていた。タイラーもね。(PJ)タッカーだってそうだ。彼らにもケガはあった。自分がもう少し良いプレイを、もっとハイレベルなプレイをやれたらとは思うけど、それができなかった。それが余計に悔しい」
だがそれでも、ラウリーはイーストの第1シードを獲得したチームを土台に築き上げ、来季はさらにプレイオフで勝ち進めるはずだと自信をうかがわせている。
ヒートでの1年目の経験について、ラウリーは「助けになると思う。すべてが助けになるはずだ」と話した。
「チームとある程度続け、どういう風になっていくかを理解し、攻撃や用語、攻守のスキーム、感情、個性を理解すれば、必ず助けになるはずだ」
「僕たちは夏を通じてもっと向上し、来年またこの機会を得られることを楽しみにしている」
原文:Heat's Kyle Lowry laments wasted season after Game 7 heartbreak: 'I only play to win championships'(抄訳)