5月18日(日本時間19日)、チェイス・センター(カリフォルニア州サンフランシスコ)で行われたウェスタン・カンファレンス・ファイナル第1戦で112-87とダラス・マーベリックスに勝利したゴールデンステイト・ウォリアーズは、守備の力を発揮した。
ドレイモンド・グリーンを中心に、ウォリアーズの守備はマーベリックスを苦しめた。マーベリックスをフィールドゴール成功率36%、3ポイントショット成功率22.9%(48本中11本成功)にとどめた。主にグリーンの存在感のおかげだ。
第1クォーターにグリーンはこの試合有数のプレイを披露した。ステフィン・カリーの助けも少し借りつつ、ドリアン・フィニー・スミスの3Pを封じたのだ。チェイス・センターの観客が熱狂したのは言うまでもない。
ウォリアーズは今ポストシーズンでユタ・ジャズ、フェニックス・サンズを苦しめてきたルカ・ドンチッチを抑えることに集中していた。速いスイッチディフェンスで、マーベリックスのスターを試合を通じて苦しめたのだ。
後半に2得点に抑えられたドンチッチは、3P10本中3本成功を含むFG18本中6本成功の20得点、7リバウンド、4アシストという成績だった。
『ESPN Stats & Info』によると、ドンチッチがFG成功本数(6)以上のターンオーバー(7)だったのは、プレイオフでの24試合で初めてのことだという。
グリーンと一緒に目立った活躍を見せたのが、ドンチッチをスローダウンさせる役割を託されたアンドリュー・ウィギンズだ。そのリーチの長さと運動能力を駆使し、ペリメーターでドンチッチを苦しめ、マーベリックスのドリブルでのペネトレーションを阻んだ。
ステフィン・カリーは「勝利に貢献する上で自分にできることをみんなに示している」と、ウィギンズに賛辞を寄せている。
「彼にはあの(ドンチッチを守るという)チャレンジや、攻撃でアグレッシブになることを求めている。それを一貫して続けるようにね。第1戦では活躍してくれた」
「彼のことはうれしい。リーグで8年やってきて、今が彼の瞬間だ」
ウィギンズは攻守両面で活躍し、開始から最初のFG8本のうち6本を沈め、試合で19得点を記録している。試合後、スティーブ・カー・ヘッドコーチも「ファンタスティックだった」とウィギンズを称賛した。
「素晴らしい仕事をしてくれた。守備とチームにとって重要な役割を担ってくれている」
ウォリアーズとマーベリックスの第2戦は20日(同21日)、チェイス・センターで行われる。
原文:Draymond Green, Warriors defense stifles Mavericks in Game 1 blowout(抄訳)