メンフィス・グリズリーズのディロン・ブルックスは、ゴールデンステイト・ウォリアーズのギャリー・ペイトン二世を負傷させることになったファウルを悔いている。
ブルックスは、5月3日(日本時間4日)に行われたウォリアーズとのウェスタン・カンファレンス・セミファイナル第2戦で、第1クォーター残り9分8秒にペイトン二世にファウル。フレイグラントファウル2で退場となった。ウォリアーズはその後、ペイトン二世が左ひじを骨折し、靭帯にも損傷があると発表。最低2週間の離脱と明かしている。
ブルックスは「誰かを傷つけるつもりはなかった」と話した。
「やり直せるなら、そうしたい。でも、もう起きてしまったことだ」。
一方で、ブルックスはプレイを巡る批判に納得していない様子もうかがわせた。ウォリアーズのスティーブ・カー・ヘッドコーチは、速攻でレイアップを試みたペイトン二世に後方からファウルしたブルックスが「掟破り」をしたと話している。ブルックスは「リアクションはしない。本当に意味が分からない」と述べた。
「プレイオフなんだ。すべての得点、すべてのプレイが大事になる。だから、彼がどういう意味でそういうことを言ったのか分からない」。
ペイトン二世がすでに空中にあった中でのファウルだとカーHCが問題視したことを記者が伝えると、ブルックスは「ボールにいこうとした」と話している。
ブルックスは「速いスピードの試合なんだ。そういうことも起きる。宙に跳んで、ショットにコンテストすることもある」と述べた。
「プレイの展開次第で倒れることもある。彼は腕で転倒を防ごうとした。タフなプレイだ。やり直せるならそうするさ。でも、後戻りはできない」。
シリーズは2勝1敗でウォリアーズがリードしている。第3戦で出場停止だったブルックスは、9日(同10日)の第4戦で復帰だ。チェイス・センター(カリフォルニア州サンフランシスコ)では、敵視するような雰囲気に直面するかもしれない。
ブルックスは「ブーイングされるのは好きなんだ」と話した。
「嫌われるのは好きなんだ。さらに燃えるんだよ。プレイブックに従って、試合に集中するのみだ。そうなることは分かっている。動じることはない」
原文:Dillon Brooks expresses regret for foul that caused Gary Payton II's injury(抄訳)