NBAには、プレイオフ期間中は誰もが痛みを抱えながらプレイしているという古い格言がある。ボストン・セルティックスの場合、チームのベストプレイヤーがそうだったようだ。
ジェイソン・テイタムが、ケガをおしながらのプレイだったことを明かしたのだ。チーム以外は誰も知らなかったという。
『Bleacher Report』で、テイタムは手首骨折の状態で2か月にわたってプレイしたと話した。
テイタムは「小さかったけど、脱臼ではない欠けみたいなものだった。骨が欠けたけど、表面からは離れなかった」と述べている。
「でもその上から骨が育ってきたのが分かったんだ。だから治ったんだよ。でも、まだ痛みはあった。ぶつけたり、転んだりが続いたからね。だから、2か月骨折のままプレイしていた感じだと思う」
また、テイタムは、プレイオフでミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボからファウルされた際のプレイでケガが悪化したとも述べている。
テイタムは「プレイオフになり、バックスとの第3戦でのプレイだった。僕がダンクをして、追いかけてきたヤニスのファウルになって、僕は倒れこんだんだ」と続けた。
「その時が、ケガをした日から一番痛かった。夜にコルチゾン注射を手首に打ったよ。手の色がなくなった。脂肪細胞を殺すもので、僕の手は脂肪が多くないから、ちょうどそこの色がなくなったんだよ。試合が終わるたびに、シュート練習するのにサポーターをつけなければいけなかった。カメラに映される前に外していたんだ」
ケガを抱えながらのプレイだったにもかかわらず、テイタムはNBAプレイオフ2022で平均25.6得点、6.7リバウンド、6.2アシストを記録した。だが、NBAファイナルでは平均21.5得点でフィールドゴール成功率36.7%にとどまり、23ターンオーバーもあった。
今、その理由が分かったのではないだろうか。