6月16日(日本時間17日)、TDガーデン(マサチューセッツ州ボストン)で行われたNBAファイナル2022のゴールデンステイト・ウォリアーズ対ボストン・セルティックス第6戦は、103-90でウォリアーズが勝利し、2018年以来4年ぶり、通算7回目のNBA優勝を果たした。
セルティックスのジェイレン・ブラウンは、3ポイントショット5本成功を含むフィールドゴール23本中12本成功でゲーム最多タイの34得点、7リバウンドを記録している。
試合後、ブラウンが報道陣の質疑に応じた。
――ここまで近づいただけにつらいでしょう。ここから何を得られると思うか。
個人としても、チームとしても、まだ学ぶべきことがたくさんある。僕らは成長し、シーズンを好転させたけど、それでもまだバスケットボールについて学ばなきゃいけないことが多いんだ。
僕はこのプレイオフで多くを学んだ。手首の手術で昨季は戦えなかったから、今季のプレイオフという機会に感謝するばかりだ。
及ばなかったのはつらい。でも、学ぶべきことは多いし、未来は明るい。
――相手の経験値が高すぎたのか。それともあなたたちの経験が足りなかったのか。ウォリアーズは8年で6回目のNBAファイナルだった。何をすべきで、どう応じるべきかを分かっていた。
彼らが勝ち、僕らは負けたということだ。確かに僕らにも勝つチャンスはあった。所々で未熟さを見せてしまったと思う。それはつらいね。
まだこのグループは若い。学ぶべきことがたくさんある。恥ずべきことなんて何もない。ボストンにとって、セルティックスにとっては、つらい日だけどね。
なんと言ったらいいか、分からないよ。
――今季本当に素晴らしかったのは、あなたとジェイソン・テイタムが絆を深め、一緒にプレイすることはできないという見方を封じたことだと思う。今日の試合を終え、タフなシリーズとなったテイタムにメッセージは?
ただ抱き合っただけだよ。ラストゲームが厳しいものになったのは分かっている。僕らは勝つこともできたと思ったんだ。
このホームでのラストゲームで、自分たちの本領を発揮できなかったのはつらい。
でも、そうなってしまった。そこから学び、前進しなければいけない。厳しかったけど、素晴らしい1年、素晴らしい旅路でもあった。開幕時には誰も僕らがここまでくるとは思っていなかったんだよ。特別な何かを成し遂げるまであと2試合だったんだ。
本当に、僕たちにはやれたはずなんだ。本当にチャンスがあったんだよ。ただ僕たちのタイミングじゃなかったんだ。
――あなたは日ごろから、勝っても負けても学ぶものだと言っている。再びこの機会を得るために必要なことを学んだと思うか。自分とチームメイトの今後について、どう感じている? ここに戻ってこようというハングリーさが自分の中で燃え上がると思うか。
もちろんだ。未来は明るい。僕はいつも困難を個人が成長する機会ととらえているんだ。どんな理由にしても、僕たちのタイミングじゃなかった。それは、学ぶべきことがまだたくさんあるということだ。個人的に、僕が学ぶべきこともまだ多くある。
僕にとっていつも大事なのは成長だ。向上し続け、引っ張っていくための異なるやり方を見つけていく。それが大切なんだ。未来は明るい。僕は、来年またここに戻ってきたいと楽しみにしている。