NBAは4月18日(日本時間19日)、2021-22シーズンのKia NBA最優秀守備選手賞(ディフェンシブプレイヤー・オブ・ザ・イヤー)に、ボストン・セルティックスのマーカス・スマートが選出されたことを発表した。
スマートは初の最優秀守備選手賞。ガード選手では1995-96シーズンのギャリー・ペイトン以来となる。セルティックスでは2007-08シーズンのケビン・ガーネット以来となる受賞だ。
投票は全世界の100名のスポーツライターとブロードキャスターによるもので、1位票が5ポイント、2位票が3ポイント、3位票が1ポイント。スマートは257ポイントを獲得した(1位票37)。2位はフェニックス・サンズのミケル・ブリッジズで202ポイント(1位票22)。3位は3度受賞の過去を持つユタ・ジャズのルディー・ゴベアで136ポイント(1位票12)だった。投票結果はpr.nba.comに掲載されている。
スマートは2021-22シーズンのレギュラーシーズンで71試合に先発出場。1試合平均スティール(1.68)はNBAで7位、スティール数(119)は同6位だった。19試合で2スティール超を記録しており、シーズン自己最多は2試合で5スティールをマークしている。
また、28歳のスマートはルースボール奪取(75)でNBAの4位タイ。ディフレクション(206)とチャージング誘引(16)で同10位タイを記録した。平均3.2ディフェンシブリバウンドも自己最多だ。
スマートを擁するセルティックスは、リーグトップのディフェンシブレーティング(106.2)と平均失点(104.5)を記録。対戦相手のフィールドゴール成功率(43.4%)、対戦相手の3ポイントショット成功率(33.9%)はリーグ最少だ。セルティックスは51勝31敗でイースタン・カンファレンスの第2シードを手にした。
8年目のスマートは、2018-19シーズンと2019-20シーズンの2度にわたり、NBAオールディフェンシブ・ファーストチームに選出されている。2018-19シーズンにはNBAハッスル賞も受賞した。今季のスマートは平均32.3分間のプレイで12.1得点、自己最多の5.9アシスト、3.8リバウンドを記録している。