NBAは5月23日(日本時間24日)、ボストン・セルティックスのマーカス・スマートが、2021-22シーズンのNBAハッスル賞(NBA Hustle Award)を受賞したことを発表した。スマートは2018-19シーズン以来となる史上初の2度目の受賞だ。
ハッスル賞は2016-17シーズンから導入され、従来のボックススコアではなく、2016年のプレイオフから収集されているハッスルスタッツに基づいて贈られる賞だ。ハッスルスタッツには、ディフレクション、ルースボールの確保、テイクチャージ、スクリーンアシスト、ショットコンテスト(シュートに対してディフェンダーが間合いを詰める行為)、ボックスアウトなどが含まれる。
スマートのハッスルスタッツのランキング
ハッスルスタッツ | 1分あたり | 順位 |
---|---|---|
テイクチャージ | 0.007 | 7 |
ディフレクション | 0.090 | 12 |
ディフェンシブルースボール確保 | 0.017 | 10 |
オフェンシブルースボール確保 | 0.015 | 21 |
ディフェンシブボックスアウト | 0.044 | 25 |
オフェンシブボックスアウト | 0.001 | 68 |
スクリーンアシスト | 0.017 | 56 |
2ポイントショットコンテスト | 0.071 | 99 |
3ポイントショットコンテスト | 0.090 | 48 |
※ランキングは58試合(チームの全82試合の70%)&平均24分超出場の139選手が対象
スマートは1分あたりのテイクチャージでリーグ7位、その他5つのカテゴリーで上位25名に入った。1試合平均の出場時間が異なる選手たちを均等に比較するために、ハッスルスタッツは1分あたりの数字で測定されている。
レギュラーシーズンのスマートはテイクチャージ16回で10位タイ。また、プレイオフの12試合ではテイクチャージ8回と最多の数字だ。ディフレクションは今季206回で10位タイ。ボックスアウト104回はガード最多で、1試合平均のディフェンシブリバウンド3.2回は自己最多の数字となる。
今季のスマートはKia NBA年間最優秀守備選手賞を受賞した。ガードの選手の受賞は、1995-96シーズンのギャリー・ペイトン以来だ。スマートの貢献もあり、セルティックスはNBAトップのディフェンシブレーティング(106.2)、1試合平均失点(104.5)、被フィールドゴール成功率(43.4%)、被3ポイントショット成功率(33.9%)を記録した。
8年目のベテランは今季のレギュラーシーズンで平均12.1得点、自己最多の5.9アシスト、3.8リバウンド、1.7スティール(リーグ7位)、0.3ブロックもマークしている。
2021-22シーズンNBAハッスル賞候補トップ5
順位 | 選手 | チーム | ポジション |
---|---|---|---|
1 | マーカス・スマート | ボストン・セルティックス | ガード |
2 | パット・カーナトン | ミルウォーキー・バックス | ガード |
3 | ブルース・ブラウン | ブルックリン・ネッツ | ガード/フォワード |
4 | ボビー・ポーティス | ミルウォーキー・バックス | フォワード |
5 | アイザイア・スチュワート | デトロイト・ピストンズ | フォワード/センター |