7月6日(日本時間7日)にフリーエージェントの契約が正式に解禁となって以降、様々な取引が発表された。現在は少し休止状態にあるようで、注目はサマーリーグへと向かっている。
だが、NBAにはまだ新たな契約を結んでいないFAのタレントたちがいる。
ここでは、そういった選手のうち、トップクラスの7名をアルファベット順に取り上げた。なお、家庭内暴力で逮捕と報じられたシャーロット・ホーネッツのマイルズ・ブリッジズは含まれていない。
ラマーカス・オルドリッジ(ブルックリン・ネッツ/無制限FA)
2021-22シーズン成績:平均12.9得点、5.5リバウンド、0.9アシスト
ネッツでは2022年ポストシーズンでプレイしなかったため、この36歳を忘れている人もいるかもしれない。だが、(かつて見たほどの速さでなくても)彼はまだやれる。ポストとミッドレンジでの強さは変わらない。2021-22シーズンはフィールドゴール成功率55%を記録した。そして、17シーズン目での初タイトル獲得に向けて飢えている。
カーメロ・アンソニー(ロサンゼルス・レイカーズ/無制限FA)
2021-22シーズン成績:平均13.3得点、4.2リバウンド、1.0アシスト
マイアミ・ヒートのユドニス・ハズレムのように、若手選手に教えることのできるベテラン選手をとどめる必要性はよく耳にする。そしてそのベテラン選手がチームの勝利に貢献できれば、さらなるボーナスのようなものだ。それが、直近のアンソニーだろう。ここ3シーズン、38歳のアンソニーは3ポイントショット成功率37.5%超をマークしている。
ディアンドレ・エイトン(フェニックス・サンズ/制限ありFA)
2021-22シーズン成績:平均17.2得点、10.2リバウンド、1.4アシスト
ケビン・デュラントがサンズへのトレードを希望したと報じられ、エイトンの直近の将来は複雑かつ保留状態と思われる。デュラントの去就が解決するまで、この23歳は契約しないままとなるかもしれない。2021-22シーズンの前にマックス契約を望んだ元ドラフト全体1位指名のエイトンを巡り、複数のチームが絡んでいるかもしれない。
※エイトンは先日、インディアナ・ペイサーズからのオファーに合意し、その後サンズがペイサーズのオファーにマッチしたと報じられている。
ジェームズ・ハーデン(フィラデルフィア・76ers/無制限FA)
2021-22シーズン成績:平均22.0得点、7.7リバウンド、10.3アシスト
4730万ドル(約65億2740万円/1ドル=138円換算)のオプションをオプトアウトしたハーデンは、それよりも低い額で76ersと新たに契約すると言われている。76ersは2021-22シーズンのMVP投票で2位となったジョエル・エンビードを擁するロスターのさらなる改善に動いており、ハーデンは自身とチームにより柔軟性を持たせるべく、より短い契約を結ぶとみられている。
モントレズ・ハレル(シャーロット・ホーネッツ/無制限FA)
2021-22シーズン成績:平均13.1得点、6.1リバウンド、2.0アシスト
2020年にロサンゼルス・クリッパーズでシックスマン賞を受賞して以降、ハレルが3チームでプレイしたのは興味深い。彼のプレイが落ちていないことは確かであり、さらにこのビッグマンはまだ28歳なのだ。ただ先月、薬物に関する重罪で起訴されており、彼の将来には疑問符がつくかもしれない。
デニス・シュルーダー(ヒューストン・ロケッツ/無制限FA)
2021-22シーズン成績:平均13.5得点、3.3リバウンド、4.6アシスト
ボストン・セルティックスで49試合に出場してからロケッツにトレードされたシュルーダーも、デュラントの去就が決まるまでは宙ぶらりんのような状態とみられる。スピーディーな28歳は、バックコートの層に厚みを持たせたいチームにフィットするかもしれない。現在のロケッツにおける若返りの動きを考えれば、シュルーダーが再契約することはないと思われる。
コリン・セクストン(クリーブランド・キャバリアーズ/制限ありFA)
2021-22シーズン成績:平均16.0得点、3.3リバウンド、2.1アシスト
選手とチームの双方が望んでいるようで、セクストンはキャバリアーズに戻るとみられる。この23歳は2021-22シーズンに11試合しか出場しておらず、半月板断裂でシーズンのその後を欠場することになった。だが、それまでの2シーズンは平均20得点超をあげている。ダリアス・ガーランドがオールスター選手として飛躍しているが、セクストンのようなスコアラーにもまだ居場所はある。