2月9日（日本時間10日）、NBAと国際バスケットボール連盟（FIBA）は、2月17日（同18日）から19日（同20日）にユタ州ソルトレイクシティで行われるNBAオールスター2023の一環として、第7回バスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズ（BWB）グローバルキャンプを開催することを発表した。
キャンプには27の国と地域から男女40名が参加。日本からはセントロ・バスケット・マドリードのセカンドチームの「Sun Chlorella Dragons（EBA）に所属する岡田大河の参加も予定されている。
このキャンプには、アフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパから高校生年代のトップ選手が集まり、NBAバスケットボール運営部門のスタッフとNBAオールスター2023に参加する選抜NBA選手の指導のもと、身体測定や運動効率テスト、スキル開発ステーション、シューティングやスキル競技、ライフスキルセミナー、5対5ゲームなど様々なプログラムに参加する。
キャンプ最終日にはシングル・エリミネーション方式のトーナメントが行われ、優勝決定戦の後、各賞の表彰式が開催される。キャンプ参加者はその後、同日中にビビント・アリーナで開催される第72回NBAオールスターゲームにも参加予定。 2002年以来、BWBのグローバルパートナーであるナイキが今回もキャンプ参加者とコーチにナイキのアパレルとフットウェアを提供する。
また、コーチへの転身を目指す元選手を支援し、リーグを超えたコーチ人材の強化を促進する「NBAコーチング開発プログラム（CDP）」のメンバーもBWBグローバルコーチを務める。パトリック・ハント（世界バスケットボールコーチ協会会長／オーストラリア）、ガーソン・ロサス（ニューヨーク・ニックス、シニア・バスケットボール・アドバイザー／コロンビア）、マサイ・ウジリ（トロント・ラプターズ、バイスチェアマン兼球団社長／ナイジェリア）がキャンプのディレクターとなる。
キャンプには、NBAアカデミーから11名の現役プロスペクトも参加する。NBAアカデミーは、米国外の高校生年代のトップアスリートに対し、選手育成への総合的なアプローチと潜在能力を最大限に引き出すための通年のエリートバスケットボール育成プログラムで、オーストラリアのキャンベラ（NBAグローバルアカデミー）、インドのデリー（NBAアカデミーインディア）、メキシコのサンルイスポトシ（NBAアカデミーラテンアメリカ）、セネガルのサリー（NBAアカデミーアフリカ）でローンチされている。
今シーズンのNBA開幕ロスターに名を連ねた元BWBキャンパー38名（アクティブ、インアクティブ）のうち、23名がBWBグローバルに参加している。その中には、ディアンドレ・エイトン（フェニックス・サンズ／バハマ／2016）、RJ・バレット（ニューヨーク・ニックス／カナダ／2017）、ジョシュ・ギディー（オクラホマシティー・サンダー／オーストラリア／2020）、シェイ・ギルジャス・アレクサンダー（サンダー／カナダ／2016）、八村塁（ロサンゼルス・レイカーズ／日本／2016）、ラウリ・マルカネン（ユタ・ジャズ／フィンランド／BWB2015）、ベネディクト・マサリン（インディアナ・ペイサーズ／カナダ／2020）、ジャマール・マレー（デンバー・ナゲッツ／カナダ／2015）などが含まれている。
また、NBAとWNBA、FIBAは、7月にラスベガスで開催されるAT&T WNBAオールスター2023の一環として、米国外の高校生年代の女性プロスペクト選手を対象としたBWBグローバルキャンプを初開催する予定だ。
今回のキャンプ参加者は以下の通り。
Dylan Bordon (Argentina)
Juan Respaud (Argentina)
Klairus Amir (Australia)
Eduardo Klafke* (Brazil)
Samis Calderon* (Brazil)
Ulrich Kamka Chomche* (Cameroon)
Christian Nitu (Canada)
Hudson Ward (Canada)
Felix Kossaras (Canada)
Thierry Darlan* (Central African Republic)
Junjie Wang* (China)
Qingfang Pang (China)
Wei Lun Zhao (China)
Rodrigo Aybar ) Dominican Republic)
Paul Kabenga Mbiya* (Democratic Republic of the Congo)
Parby Kabamba Musongela* (Democratic Republic of the Congo)
Seifeldin Kaidar Ahmed Youssef Hendawy* (Egypt)
Miro Little (Finland)
Ilane Fibleuil (France)
Pacome Dadiet (France)
Killian Malwaya (France)
Tidiane Salaun (France)
Alexandros Samodurov (Greece)
Ibrahim Souare (Guinea)
Mohammad Amini (Iran)
Taiga Okada (Japan)
Karim Rtail (Lebanon)
Matas Buzelis (Lithuania)
Motiejus Krivas (Lithuania)
Mathias M'Madin (Madagascar)
Jesus Santi Ochoa* (Mexico)
Dontae Russo-Nance (New Zealand)
Churchill Abass* (Nigeria)
Ruben Prey (Portugal)
Ousmane N°Diave (Senegal)
Modou Fall Thiam* (Senegal)
Bogoljub Markovic (Serbia)
Nikola Topic (Serbia)
Adav Mara (Spain)
Elliot Cadeau (Sweden)
*はNBAアカデミーのプロスペクト
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バスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズ（BWB）は、NBAとFIBAによるグローバルなバスケットボール育成およびコミュニティ支援プログラムであり、2001年以来、134の国と地域から3900人以上が参加、105人の元参加者がNBAまたはWNBAに進出している。NBAとFIBAは、6大陸31カ国43都市で66回のBWBキャンプを開催している。