5月24日(日本時間25日)、NBAが2021-22 Kia オールNBAチームを発表した。ファーストチームからサードチームまで各5選手、合計15人が選出されている。
投票は全世界の100名のスポーツライターとブロードキャスターによるもので、ファーストチーム票が5ポイント、セカンドチーム票が3ポイント、サードチーム票が1ポイント。投票者は選手が定期的にプレイするポジションに応じ、ガード2名、フォワード2名、センター1名を選ぶ。複数ポジションで得票した選手は、最多得票ポジションでの投票となる。
ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボは唯一、100名の投票者のファーストチーム票をすべて獲得した(満票となる500ポイント獲得)。4年連続のファーストチーム選出で、オールNBAチーム選出は6度目。そのほか、先日2年連続のMVPに輝いたニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)と、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)がそれぞれ3度目のファーストチーム入り、デビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)とジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)がそれぞれ初のファーストチーム選出を果たしている。
アデトクンボが27歳、ドンチッチが23歳、ヨキッチが27歳、ブッカーが25歳、テイタムが24歳とあり、オールNBAファーストチームの全員が27歳以下となったのは、1954-55シーズン以降の67年間で初めてのこと。ドンチッチはマックス・ザスロフスキー、ティム・ダンカン、ケビン・デュラントに続き、史上4人目の24歳未満での3度のオールNBAファーストチーム選出となった。
2021-22シーズンのオールNBAチームに選出されたメンバーは以下の通り。
ファーストチーム:
F ヤニス・アデトクンボ(バックス)
G ルカ・ドンチッチ(マーベリックス)
C ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)
G デビン・ブッカー(サンズ)
F ジェイソン・テイタム(セルティックス)
セカンドチーム:
C ジョエル・エンビード(76ers)
G ジャ・モラント(グリズリーズ)
F ケビン・デュラント(ネッツ)
G ステフィン・カリー(ウォリアーズ)
F デマー・デローザン(ブルズ)
サードチーム:
C カール・アンソニー・タウンズ(ウルブズ)
F レブロン・ジェームズ(レイカーズ)
G クリス・ポール(サンズ)
G トレイ・ヤング(ホークス)
F パスカル・シアカム(ラプターズ)
今シーズンの得点王に輝いたエンビードは、ここ5シーズンで4度目のオールNBAセカンドチーム選出。今季の最優秀躍進選手賞を受賞したモラントは、初のオールNBAチーム選出となった。デュラントは10回目、カリーは8回目、デローザンは3回目のオールNBAチーム選手となる。
タウンズとシアカムは2度目、ヤングは初のオールNBAチーム選出。ジェームズはオールNBAチーム選出最多記録を18としている。ポールは11回目のオールNBAチーム選出で、現役選手ではジェームズに次ぐ2位だ。
投票結果はこちら。なお、「Total Points」は、リストアップされたポジションだけでなく、全ポジションでの得票ポイントを表す。