6月22日（日本時間23日）にNBAドラフト2023が行われ、サンアントニオ・スパーズは全体1位でビクター・ウェンバンヤマを指名した。
鳴り物入りでスパーズに加わることになったウェンバンヤマが、報道陣の質疑に応じている。
「夢がかなったんだ。信じられない」
――もちろん自分が最初に指名されるだろうと分かっていたわけだが、実際にそうなって、ドラフト全体1位で指名されて、どのような気分か。
本当に言葉にできない。まだ新鮮な感じだ。人生最高の気分のひとつだね。おそらくは人生最高の夜だ。長いこと、これを夢に見てきた。夢がかなったんだ。信じられないよ。
――電話でポップ（グレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチ）と話したと思うが、何を言われ、何を言ったか。
とても、とてもカジュアルな会話だった。とにかく一緒に仕事するのを待っていると言われたよ。とにかく安心しろと、続けるんだと言われた。とてもざっくばらんだった。
――サンアントニオのアリーナは歓喜する人々でいっぱいだ。サンアントニオ・スパーズのファンに対するメッセージは？
100％を尽くす。この球団が勝てるように、球団やファン、コミュニティにインパクトを残せるように、自分にある力のすべてを尽くすよ。
――1年目のシーズンについてどう感じているか。抱負や目標は？
あるよ。優勝を目指し、長くリングを追い求めながら、実現できなかった選手たちもいる。そのひとりにはなりたくない。常にどんどんリングへと近づくのが目標だ。そのための方法を学びたい。
――指名直後、ポップはサンアントニオでの会見で、スパーズのすべての選手と同じように、あなたもステップを一切飛ばさないことが大切だと話している。あなたにとってどういう意味があるか。彼はあなたがティム・ダンカンとの仕事に関心を示していたと言ったが、何を学びたいか。
スキップを飛ばさないというのは、僕にとって理にかなっている。そういうミスは犯しやすいものだからね。そのミスをしないように助けてくれる人たちが周囲にいてくれてうれしい。
ダンカンと仕事する機会があったら、本当に彼以上のロールモデルはいないと思う。
――スパーズに行くことになり、どんなことに興奮しているか。この夏はどんなことに取り組みたい？
ブレックファストタコスのことはすごく聞いているよ。
スパーズのジャージーを最初に着るのが待ち遠しい。本当に待ち切れない。素晴らしい冒険の始まりだ。どうなるかは誰にも分からない。それこそがエキサイティングだ。