ロサンゼルス・レイカーズの八村塁が5月23日（現地22日）、カリフォルニア州ロサンゼルスのクリプトドットコム・アリーナで行われたデンバー・ナゲッツとのウェスタン・カンファレンス・ファイナル第4戦で先発出場した。八村がスターティングラインナップに名を連ねたのは、今プレイオフ初だ。
ナゲッツとの第1戦で第4クォーターに相手エースのニコラ・ヨキッチをマークしたことが評価され、第2戦で先発出場の予想もあった八村だが、この時はベンチスタートだった。ポストシーズンで八村が先発出場したのは、ワシントン・ウィザーズ時代のNBAプレイオフ2021以来2年ぶりとなる。
シリーズ0勝3敗と崖っぷちに立たされて迎えたナゲッツとの第4戦、八村はレブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、オースティン・リーブス、デニス・シュルーダーととともにスターティングラインナップ入りした。
八村はフル出場した第1Qの残り8分55秒、ドライブからダンクを叩きこんでこの日初得点をマーク。第2Qは残り7分35秒に再登場すると、フリースロー2本で加点し、同4分40秒にベースラインドライブからリバースレイアップを沈める。
前半起こり3分41秒にも2本のFTを決めた八村は、同2分51秒にジャンプショットを成功。4試合連続で二桁得点を達成し、31得点をあげたジェームズに続くチーム2位の得点数でハーフタイムに突入した。
後半も第3Q開始からコートに立った八村だが、3ポイントショット1本を含むフィールドゴール3本試投も成功なし。第4Qも3P1本試投にとどまり、後半は得点を積み重ねることができなかった。
八村は41分56秒の出場で3P3本試投を含むFG12本中3本成功、FT4本中4本成功の10得点。そのほかに7リバウンド（1オフェンシブリバウンド）を記録した。ターンオーバーはなく、パーソナルファウルは3、出場時のチームの得失点差を表すプラスマイナスは+1だった。
八村塁 第4戦ハイライト
前半で15点をリードしたレイカーズだが、第3Qに逆転を許すと、5点ビハインドで迎えた第4Qでも及ばず。111-113で競り負け、スウィープ（4勝0敗）でカンファレンス・ファイナル敗退となり、八村と日本人選手にとって初のNBAファイナル進出はならなかった。