9月30日に開催されるNBA Japan Games 2022 presented by Rakuten & NISSAN Game 1(NBAジャパンゲームズ)の前日練習を終えたワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビールがインタビューセッションでメディアからの質疑に応じた。
以下、質疑応答の抜粋をお届けする。
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――2度目の来日になりますが、現在の心境は?
ビール:とても良いです。日本には素晴らしい文化があり、いつも暖かく迎えてくれます。日本でNBAの試合ができる
ことにワクワクしています。前回の来日で相撲観戦した時に親友になった白鵬(宮城野親方)とも再会できました。とにかく日本に戻ってこれてすごく嬉しいです。
――この滞在中に楽しみにしていることは?
ビール:前回来日した時は自由な時間がたくさんあったけれど、今回は試合があるので忙しくなるはずです。でも、寿司をはじめとした日本食を食べることを楽しみにしています。僕は食べることが大好きなので。塁(八村塁)もチームディナーや観光プランを考えてくれているようです。試合後の食事も楽しみですし、今夜のウェルカムパーティーも楽しみです。
――前回の来日時、あなたは寿司を食わず嫌いしていました。寿司を食べるようになったきっかけは?
ビール:妻のお陰かもしれません。妻が寿司好きなので、よく勧められたんです。だから今では一緒に寿司を食べています。箸はまだ上手く使えないのですが、頑張って練習しています。
――八村選手はどんなチームディナーを企画していると思いますか?
ビール:わかりません。塁は何でも食べますから。僕はたくさん食べるから『パンダ』と呼ばれていますが、塁は『ベイビー・パンダ』です。彼は本当に食べるのが好きですね。だから、きっとチームのみんなが喜ぶようなディナーを企画してくれるはずです。
――ほかに何か予定はありますか?
ビール:特に無いですね。幸運なことに僕は前回の来日でいろいろな日本文化に触れることができました。相撲観戦や侍(のコスプレ)とかね。だから、今回はとにかく食事を楽しみにしています。前回は日本滞在中に6ポンド(約2.7kg)体重が増えたけど、今回はもっと食べるつもりです。
――チームがNBAの代表として米国外で試合をすることについて、どう思いますか?
ビール:素晴らしいことです。コロナウイルスの感染拡大の影響もあって、ここ数年は大きなイベントが開催できませんでしたが、再びNBAの代表として米国外の多くの人々の前で試合ができることを嬉しく思っています。特に日本人の塁と、日本のファンの皆さんにとっては非常に意味のあることだと思います。
――今夏はユーロバスケット(欧州選手権)が大変盛り上がりましたが、将来的にヨーロッパをはじめとする海外のリーグでプレイする可能性はありますか?
ビール:NBAを引退したら、ヨーロッパのリーグでプレイする可能性はあります。ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)やチームメイトのKP(クリスタプス・ポルジンギス)やデニ(デニ・アブディヤ)のようにヨーロッパのリーグでプレイした経験のある選手がNBAで自分の力を証明しています。ヨーロッパのリーグはレベルが高いので、僕がそこでプレイする可能性だって十分にありますね。
――日本における八村選手の人気についてどう思いますか?
ビール:日本中の誰もが塁のことをサポートしていますし、それは素晴らしいことです。彼も日本のファンからのサポートを必要としています。彼は日本人を代表してNBAでプレイしているのですから。だから僕は、ここ2~3年の彼の成長ぶりを嬉しく思っています。今季は塁にとって躍進の年になるはずです。
――八村選手のどういったところを評価していますか?
ビール:まず第一にフィジカル面ですね。彼は体が大きくていろいろなポジションをプレイできます。彼はコート上でどんな役割でもこなせるので、無限の可能性を持っていると思います。彼なら、自分が望むどんな選手にだってなれるはずです。それに、彼は正直で親切で面白いヤツなので、人間性の面でも最高。塁は僕の弟みたいな存在です。