5月9日(日本時間10日)、コロラド州デンバーのボール・アリーナで行われたウェスタン・カンファレンス・セミファイナル第5戦、フェニックス・サンズ対デンバー・ナゲッツの一戦は、118-102でナゲッツが勝利し、シリーズを3勝2敗とした。
ナゲッツは3点差をつけて迎えた第3クォーター、ニコラ・ヨキッチがフィールドゴール8本中7本成功で17得点をマーク。一方でデビン・ブッカーを3ポイントショット8本中1本成功に抑え、このクォーターでリードを17点に広げた。
敵地で連敗していたナゲッツのマイケル・マローン・ヘッドコーチは、シリーズの主導権を取り返すために5つのポイントをあげていた。トランジションでの守備の修正、ブッカー封じ、ベンチメンバーの得点向上、マイケル・ポーターJr.の活躍、そしてオープンな3Pを沈めることだ。
そしてナゲッツはそのいずれも達成した。ポーターJr.は3P8本中5本成功で19得点をあげ、ナゲッツは速攻からの得点で31-23とサンズを上回った。ブッカーには28得点を許したがFGは19本中8本にとどめている。ブルース・ブラウンは25得点をマーク。そしてナゲッツは3P27本中13本成功を記録した。
西地区決勝進出に王手をかけたナゲッツ(3勝2敗)は、ヨキッチが29得点、13リバウンド、12アシストを記録し、プレイオフ自身10回目のトリプルダブルを達成。これは、センターではウィルト・チェンバレンを上回るNBA最多の数字だ。
ナゲッツは勝てば2020年以来のカンファレンス・ファイナル進出。ヨキッチは「正直、僕はとにかく試合に勝ちたいんだ」と述べた。
「今日のようにプレイすれば、僕らにはチャンスがある」
そのほか、ナゲッツはブラウンが25得点、5リバウンド、ポーターJr.が19得点、8リバウンド、ジャマール・マレーが19得点、5リバウンド、6アシスト、アーロン・ゴードンが10得点、6リバウンド、6アシストを記録している。
一方、サンズ(2勝3敗)はブッカーが28得点、6リバウンド、ケビン・デュラントが26得点、11リバウンド、7アシスト、ディアンドレ・エイトンが14得点、9リバウンドをマークした。
ブッカーは「どの試合もそれぞれの特徴がある。すべての試合でそれぞれの準備などがあるんだ。映像を見て、第6戦でどうやってもっとうまくやるかを見ていく」と話している。
第6戦は11日(同12日)、アリゾナ州フェニックスのフットプリント・センターで行われる。