フェニックス・サンズとロサンゼルス・クリッパーズは、ウェスタン・カンファレンスのプレイオフ・ファーストラウンドで激しく競っているところだ。だがそれは、サンズのコーチや選手たちが、クリッパーズのラッセル・ウェストブルックがコートにもたらしていることを称賛できないということではない。
クリッパーズがサンズに100-112で敗れた4月22日(日本時間23日)の第4戦で、ポール・ジョージとカワイ・レナードを欠く中、ウェストブルックはフィールドゴール29本中17本成功の37得点とクリッパーズの攻撃をけん引した。元MVPのウェストブルックは、守備でもどの役割を与えられても奮闘している。
試合後のメディア対応で、サンズのモンティ・ウィリアムズ・ヘッドコーチは、ウェストブルックが大きく批判されている理由が分からないと話した。その後、このウィリアムズHCの発言について、サンズのケビン・デュラントも質問されている。
デュラントは「いつも誰かが僕らに関する気に入らないところを見つけるものなんだよ」と話した。
「ラス(ウェストブルック)は人生を通じてずっと耐えてきた。仕事に行き、多くを語らず、とにかくバスケットボールをしてきた。彼が引退した時に、そのプレイについてどう感じたか、本当のことが言われるようになるだろう」
「今はただ楽しんでいるだけだ。ラスをジョークにしているんだよ。クリッパーズに行ってからの彼のプレイは、本当の彼の姿を示している」
また、デュラントに続いてクリス・ポールも、ウェストブルックを批判するのは「バスケットボールを知らず、競うことを知らない人たち」だと話している。
ポールは「ラスは僕の親友のひとりだ」と述べた。
「そうやって批判する人、クレイジーなことを言う人たちは、きっと自分がその状況にいたいと望んでいるだろうね」
ウェストブルックはクリッパーズ勝利のために最善を尽くしている。だがここまで、全般的なタレントの差を乗り越えられていない。ひざの挫傷でジョージはシリーズ開幕から4試合連続欠場。レナードもひざのケガで第3戦と第4戦を欠場した。どちらかがスターティングラインナップに戻れるのかは不明だ。
1勝3敗となったクリッパーズは、再び舞台をアリゾナ州フェニックスのフットプリント・センターに戻して行われる4月25日(同26日)の第5戦で敗退回避を目指す。
原文:Kevin Durant, Chris Paul praise Russell Westbrook, slam critics after Suns' Game 4 win over Clippers(抄訳)