メンフィス・グリズリーズのジャ・モラントがすぐにファンから人気を博すようになった理由はすぐに分かる。1月11日(日本時間12日)、彼はグリズリーズの若きファンのために特別な行動に出た。
9日(同10日)にテネシー州メンフィスのフェデックス・フォーラムで行われたサンアントニオ・スパーズとの試合で、11歳の少女がボールを盗まれる被害に遭った。6年にわたって祖父とグリズリーズのホームゲームを訪れているグリズリーズのファンだ。
▶あなたは何問正解できる? 究極のスポーツクイズに挑戦しよう
盗まれたのは、少女がこれまでに集めたグリズリーズの選手たちのサインが記されたボールだった。メンフィスの地元メディアが報じたところによると、彼女がそこにモラントのサインも加えようとしていた時に、2人の大人がボールを盗んだという。
この話を知るや、モラントは動いた。「誰かこの家族のことを知っている?」と投稿したのだ。
モラントは11日(同12日)の試合で少女と父親をコートサイドに招待。そして、スパーズとの再戦だった試合を135-129で制した試合後、モラントは自身のサイン入りのボールや試合で纏ったジャージー、そしてナイキ社の自身のシグネチャーシューズ「Ja 1」を少女にプレゼントした。
ホームゲームのたびにファンにシューズを定期的にプレゼントしているモラントは、写真撮影にも応じて傷ついたファンに笑顔を取り戻させた。
モラントは試合で38得点、5リバウンドを記録。グリズリーズは今季チーム最長の8連勝を飾っている。