カイリー・アービングがブルックリン・ネッツにトレードを要求し、NBAで3つ目のチームでの時間を終わらせることを選んだことは、NBA界を揺るがした。そして2月5日(日本時間6日)、アービングはNBAで4つ目のチームに向かうこととなった。
アービングはドリアン・フィニー・スミス、スペンサー・ディンウィディー、2029年のドラフト1巡目指名権、2つのドラフト2巡目指名権と引き換えに、ネッツからダラス・マーベリックスにトレードされる。ルカ・ドンチッチを擁するマーベリックスは、ウェスタン・カンファレンスの6位。ゴールデンステイト・ウォリアーズに0.5ゲーム差でプレイイン・トーナメント出場ラインの上に位置している。
このトレードでリーグを代表するスコアラーたちがコンビを組むことになる。2019-2020シーズン以降、ドンチッチは平均29.3得点でリーグ2位、アービングは平均27.1得点で同10位という数字を残している。
激戦の西地区でマーベリックスを本格的な優勝候補の一角とするかもしれない今回のトレードは、NBAの世界に波紋を呼んだ。
2016年から2021年までネッツで5年ほど過ごしたディンウィディーは、ダラスでの日々をマーベリックスに感謝しつつ、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者がトレードを報じた時の心境を明かした。
「シャラニア記者が言うなら、荷物をまとめる時だね。それに、Elijah(息子)も家に帰りたいって」
「マーベリックスのファンへ。ずっと言ってきたけど、僕のNBAでの経験を築いてくれたのは、ネッツとあなたたちだ」
当然のように、ほかのNBA選手たちも、タイトル争いの様相を大きく変えるトレードに反応した。
クリスタプス・ポルジンギス
トレイ・ヤング
「NBAらしくなる…今年もその時期がやってきた」
ジャマール・クロフォード
アンドレ・ドラモンド
「レディース&ジェントルマン、トレードデッドライン(トレード期限)にようこそ」
アイザイア・トーマス
ウィルソン・チャンドラー
「カイリーがマブスなのはいいね。でも彼とレブロンがまた一緒にやるのも見たかった。だが、カイリーとルカは爆発するだろう。ニコ(マーベリックスのハリソンGM)が良い仕事をした」
『Bleacher Report』
「カイリーのマブスへのトレードを知ったレブロン」
原文:Kyrie Irving trade from Nets to Mavericks draws eye-popping reaction from NBA world(抄訳)