ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは普段、ソーシャルメディアで前向きなことに焦点を当てるようにし、明るく振る舞って、騒音をかき消す。
だが2月5日(日本時間6日)、カイリー・アービングがブルックリン・ネッツからダラス・マーベリックスにトレードされると報じられると、ジェームズは内省的なツイートを投稿したようだ。
最初にアービングのトレードの可能性が報じられた際、新天地の候補として話題となっていたのがレイカーズだ。だが、最終的にはマーベリックスがアービングをトレードで獲得することになった。レイカーズはドラフト指名権を譲らず、アービングには延長契約を求めたと報じられている。
そして、ジェームズは「僕のせいなのかも」とツイートした。
非常にあいまいな悲しみの投稿だ。だが、NBA界に向けたメッセージであることは確かだろう。レブロンは、レイカーズが友人を逃したことに満足していない。
ニューオーリンズ・ペリカンズに敗れた4日(同5日)の試合後、ジェームズは「ロブにすべき質問だ」と、アービングのことはレイカーズのロブ・ペリンカGMに聞くべきだと話していた。
「以前も君たちに言ったが、僕がフロントオフィスに代わって話すことはない。どんなラインナップでも、どんなグループでも、試合に臨み、勝つための準備を確かにするという心持ちでいる」
レイカーズは25勝29敗でウェスタン・カンファレンスの13位につけている。10位とは2ゲーム差。プレイイン・トーナメント出場の希望はまだ十分に残されているが、タイトルを競うチームにほど遠いのは明らかだ。
現在38歳のジェームズは、2025年にフリーエージェントとなる。40歳でオフシーズンを迎える時だ。「僕のせいなのかも」という投稿は、様々な不満に関するものかもしれない。バスケットボールに関係することかもしれないし、しないかもしれない。だが、下り坂のシーズンでレイカーズが再びジェームズと親しいビッグネームの獲得を逃したタイミングだったことは確かだ。