なぜラッセル・ウェストブルックはクリッパーズとの契約に向かったのか

2023-02-21
読了時間 約2分
(NBAE via Getty Images)

ラッセル・ウェストブルックは最終的にロサンゼルスで2022-2023シーズンを終えることになるようだ。

『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は2月20日(日本時間21日)、ユタ・ジャズとの契約バイアウトを完了後、ウェストブルックがロサンゼルス・クリッパーズと契約する計画だと報じた。

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ウェストブルックはトレードデッドライン(トレード期限)の9日(同10日)、ロサンゼルス・レイカーズからジャズにトレードされたが、その後バイアウトで合意に達した。

今季、平均15.9得点、7.5アシスト、6.2リバウンドを記録しているウェストブルックは、トレードデッドライン後のバイアウト市場最大のビッグネームだった。ここでは、なぜウェストブルックがクリッパーズとの契約を決めたかをみてみよう。

なぜラッセル・ウェストブルックはクリッパーズと契約するのか

シンプルに言うと、両者が強い関心を寄せたからだ。だが、フリーエージェントの契約の99%についてそう言うことができる。では、どこからその関心が生まれたのかひも解いていこう。

1月下旬、クリッパーズのスーパースターであるカワイ・レナードが、2023年の優勝を競うためにはポイントガードの獲得が必要と感じているとの報道が浮上した。ウェストブルックのトレードが決まってからは、ポール・ジョージが公にしっかりとチェックするようにクリッパーズに求めている。ジョージとウェストブルックはオクラホマシティ・サンダーでチームメイトだった。ウェストブルックと一緒にジョージはプロキャリアで最高のシーズンを過ごしている。

クリッパーズのスターコンビは、チームに最も必要なのは伝統的なポイントガードだと見ていたのだ。そしてその穴を埋めると見られるのが、ウェストブルックだろう。

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ウォジナロウスキー記者によると、クリッパーズの首脳陣は、「そのプレイメーク能力やリバウンド力、タフネスを武器にクリッパーズで明確な特定の役割を担うことへの意欲」について話し合った末に、「ウェストブルックに対する関心を強めていった」という。

事前に役割が定められた中、ウェストブルックは報じられていたシカゴ・ブルズ、マイアミ・ヒート、ワシントン・ウィザーズより、慣れたロサンゼルスに残ってタイトルを争うことを望んだと言われる。

クリッパーズとレイカーズの対戦はいつ?

今季はクリッパーズがレイカーズに3勝0敗。4月5日(同6日)に今季最後の対戦を控えている。

シーズンが終わりに近づく中で、ウェストブルックは古巣相手に力を見せる機会を得るかたちだ。

ウェストブルックの契約状況

2017年にMVPを受賞してから、ウェストブルックはサンダーと5年2億680万ドル(約277億1120万円/1ドル=134円換算)の契約を結んだ。その後、トレードでヒューストン・ロケッツ、ウィザーズ、レイカーズを経て、ジャズで契約のバイアウトに至る。

ウェストブルックの2022-23シーズンのサラリーは4710万ドル(約63億1140万円)。ジャズとのバイアウト合意の内容は不明だ。

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2022-23シーズンのウェストブルックのスタッツ

  • 1試合平均15.9得点
  • 1試合平均7.5アシスト
  • 1試合平均6.2リバウンド
  • 1試合平均1.0スティール
  • 1試合平均3.5ターンオーバー
  • フィールドゴール成功率41.7%
  • 3ポイントショット成功率29.6%
  • フリースロー成功率65.5%

原文:Why Russell Westbrook signed with Clippers after contract buyout with Jazz(抄訳)

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