日本最大の総合格闘技ブランド『RIZIN』の2023年シーズンが4月1日の『RIZIN.41』から開幕した。今年は朝倉未来・海兄弟の復帰戦や、超RIZIN.2でジャイアント・キリングを果たして一躍時の人となった鈴木千裕のほか、昨年大晦日大会で存在感を示したフアン・アーチュレッタら海外勢の継続参戦などで新たな風景が生まれようとしている。
本記事では、2023年のRIZIN大会年間スケジュール、放送・配信先プラットフォームを含めて紹介する。
2023年のRIZINは朝倉兄弟が復帰、新たなヒーローも誕生
昨年「RIZIN TRIGGER」ブランドが休止となったため、2023年のRIZINは、レギュラーイベント(通常リング戦)の「ナンバーズ大会」と六角形ケージ戦で行われる「LANDMARK」の2本軸で構成される。
協力関係にあるDEEP☆KICK、RISE勢の梅野源治、木村“ケルベロス”颯太らだけでなく、皇治、平本蓮、芦澤竜誠らK-1を離脱したキックボクシング出身者の参入が続いている状況があり、2月1日の年間スケジュール発表会見では、従来のRIZINキックボクシングルールとは違う、立ち技ルールでの大会開催案にも触れていた。何らかの形で新たな大会ブランドが始動する可能性がある。
昨年9月に開催され、フロイド・メイウェザー vs. 朝倉未来の舞台となった『超RIZIN』は、今年7月30日に第2回大会が行われ、カードが二転三転とする混乱のなか、急遽決定した一戦で鈴木千裕がパトリシオ・ピットブルを1回TKOで粉砕し、世界に衝撃を与えた。
11月4日には、RIZIN史上初となるアゼルバイジャン興行も行われ、『超RIZIN.2』で朝倉未来を完封殺したヴガール・ケラモフがフェザー級王者として凱旋する。
また、マニー・パッキャオとの間で1試合契約を交わしているとされ、年末にそれに相応しい舞台が用意されるかもしれない。
RIZIN 2023年 年間スケジュール概要
- 開催日:4月1日(土)
- 大会名:『RIZIN.41』
- 開催地:丸善インテックアリーナ大阪(大阪府)
- 開催日:4月29日(土)※当初発表の4月30日から変更
- 大会名:『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』
- 開催地:国立代々木競技場 第一体育館(東京都)
- 開催日:5月6日(土)
- 大会名:『RIZIN.42』
- 開催地:有明アリーナ(東京都)
- 開催日:6月24日(土)
- 大会名:『RIZIN.43』
- 開催地:真駒内セキスイハイムアイスアリーナ
- 開催日:7月30日(日)
- 大会名:『超RIZIN.2』
- 開催地:さいたまスーパーアリーナ
- 開催日:9月24日(日)
- 大会名:『RIZIN.44』
- 開催地:さいたまスーパーアリーナ
- 開催日:10月1日(日)
- 大会名:『RIZIN LANDMARK 6』
- 開催地:ドルフィンズアリーナ/愛知県体育館(愛知県)
- 開催日:11月4日(土)
- 大会名:『RIZIN LANDMARK 7』
- 開催地:ナショナルジムナスティックアリーナ(アゼルバイジャン・バクー)
- 開催日:12月31日
- 大会名:大みそか大会(仮称)
RIZIN 2023年シーズンの放送・配信先
RIZINの試合中継のPPV(ペイパービュー)放送・配信先は以下となる。
- 『RIZIN 100 CLUB』……有料会員スタンダードコース(月額税込880円)。PPVが割引になるほか、過去試合動画見放題や観戦チケット先行予約など、毎大会欠かさずに観るRIZINファン向け
- 『U-NEXT』……有料会員(月額税込2189円)なら毎月付与の1200ポイントでPPVが割引可能。ポイントが溜まっていればさらに値引。初回登録なら31日間無料と600ポイント付与。Bellator・UFCやPGA・JLPGA、洋画・海外ドラマ・アニメなどコンテンツは国内最大級
- 『ABEMA』……プレミアム加入(月額税込960円、初回登録2週間無料)でPPV割引やキャッシュバックの可能性。ONE ChampionshipやK-1・RISE、ボクシング、プロレス、大相撲に加え映画・ドラマ・アニメなどコンテンツ豊富
- 『スカパー!』……PPV視聴料は前売り・当日の違いがなく固定費。スカパー!番組配信とプレミアムサービスで生中継。配信は見逃しあり、放送波は高画質録画可能
昨年度のレギュラー大会実績では『SPOOX』、『dTV』(Lemino)、『Paravi』、『Streaming+』、RIZINブランドの『Exciting RIZIN』『RIZIN LIVE』でも放送・配信されていた。