10月1日(日)、総合格闘技RIZINのケージファイト大会『RIZIN LANDMARK 6』(ライジンランドマーク6)がドルフィンズアリーナ(愛知体育館)で開催される。
ここでは『RIZINランドマーク6』の日程や見どころのほか、最もお得なABEMAでのPPV放送予定などをまとめる。また、榊原信行CEOが急遽提案した朝倉海 vs. 皇治についても触れる。
RIZINランドマーク6:概要(日程・対戦カード)
- 正式大会名:For Japan presents RIZIN LANDMARK 6 in NAGOYA
- メインイベント:所英男 vs. アラン『ヒロ』ヤマニハ
- 対戦ルール:RIZIN MMAルール/5分 x 3ラウンド(バンタム級)
- 大会開始時刻:2023年10月1日(日)13:00(メインイベント開始は19:30〜20:00頃見込み)
※上記時間は試合進行次第で前後する - 会場:ドルフィンズアリーナ/愛知県体育館(愛知県名古屋市)
放送予定(テレビ中継・インターネット配信)
『RIZINランドマーク6』は、インターネット配信サービスABEMA(アベマ)、『U-NEXT』(ユーネクスト)などで生配信される。
放送・配信チャンネル
PPV視聴チケット価格
チケットは前売りが税込5000円、当日が税込5500円で、いずれもアーカイブ配信も視聴可能(各プラットフォームで準備出来次第、10月7日23:59まで)。テレビでは、CSのスカパー(スカチャン5)で同5000円で生中継される。
一部プラットフォームでは独自の割引施策が実施され、最もお得になるのは『ABEMA』になる。
ABEMAでは、ABEMAプレミアム(月額税込960円、初回登録2週間無料)登録の上、『RIZIN LANDMARK 6』PPVチケットを購入すると、1500円キャッシュバックが受けられる。さらに9月24日開催の『RIZIN.44』(9/30 23:59まで販売のアーカイブは税込3300円)も購入していると、さらに1500円に加えて+1000円キャッシュバックで、最大4000円が戻ってくる。
なお、テレビ地上波・BSでの放送予定、また、TVer(ティーバー)、DAZN(ダゾーン)、Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)、SPOTV NOW(スポティービーナウ)といったスポーツ配信実績のあるインターネット動画サービスでの配信予定はない。
無料で見るには?
『RIZINランドマーク6』は、上記チャンネルにて有料生中継される。無料でライブ視聴する方法はない。
※試合開催・放送予定は主催者・放送局の都合により変更になる場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
見どころ
10月1日(日)、愛知県のドルフィンズアリーナで開催される『RIZIN LANDMARK 6』の看板カードは、2戦連続のKO勝利で上昇気流に乗った元リオ五輪レスリング銀メダリスト・太田忍と、若くしてUFCを経験した井上直樹のバンタム級コンテンダー対決が予定されていた。
だが、井上が右顎下腺唾石症(みぎがくかせんだせきしょう:のどの管に唾石が形成されることで、食事中などに排出しきれない唾が顎下腺内にたまり、あごの下が腫れ、生活に支障が出る)を発症し急遽ドクターストップ。ONE Championship帰りのベテラン戦士・佐藤将光(さとう しょうこう)が太田の相手に緊急招集された。
太田は、23年4月に倉本一真と約8年半振りの対決で、1R開始間もなくの衝撃KO勝ちを収めてアマレス時代の借りを返すと、23年7月の『超RIZIN.2』で瀧澤謙太をTKOで撃破。フアン・アーチュレッタが持つバンタム級王座への挑戦をアピールしていたこともあり、井上直樹との試合は事実上の挑戦者決定戦と見られていたが、9月24日の『RIZIN.44』で、井上の病欠でより危険な相手との試合が発表された。契約体重63.0kgで行われる。
佐藤は、プロ戦績52戦34勝11敗2分1無効試合の超ベテランだ。現在までPANCRASE、修斗などを経由して、2019年からONEに参戦。アジア最大のMMAプロモーションで4勝2敗の戦績を挙げた。
36歳でのRIZIN初参戦となる佐藤だが、52戦中のKOは20、一本勝ちは3と決定率は低くない。さらに165cmの大田に対して、174cmとフィジカルアドバンテージもある。太田にとっては井上以上にやっかいな相手となるが、バンタム級タイトル挑戦のために打ち勝つことはできるのか。それとも緊急参戦のベテランがRIZINバンタム級に楔を打ち込むのか。
井上欠場の影響でバンタム級挑戦者争いの勝負論が後退したこともあり、メイン候補だった太田の試合はセミファイナルに。代わりに所英男 vs. アラン『ヒロ』ヤマニハがメインイベントに確定した。
この試合は『RIZIN.44』でクレベル・コイケに判定勝ちを収めた金原正徳が所の盟友としてセコンドにつく一方、敗れたクレベルもボンサイ柔術ファミリーとしてヤマニハのセコンドにつく。
『闘うフリーター』として18年近く日本総合格闘技界を生き抜いてきた46歳の所に対し、ヤマニハはボンサイ柔術・第4の男として2021年6月からRIZINに参戦してきた。太田のデビュー戦の相手を務めて勝利しているが、直近は2連敗。37歳のヤマニハはHEAT、DEEP、PANCRASEを渡り歩いてきたが、RIZIN戦績は3勝2敗にある。
金原とクレベルの代理バトルとも言えるカードとなったが、お互いのキャリアにそうした外野の要素は不要だろう。
一方、『RIZIN.44』では榊原信行CEOが、左膝療養中の朝倉海に『LANDMARK 6』試合出場を要請。さらに榊原CEOは海の相手として、(MMAデビュー準備中の)皇治に電話で公開オファーを仕掛けた。当の皇治は困惑した様子で、明確な出場確約は得られず、後日、試合確定を含め、ルール詳細を詰めるという状況になった。
9月28日夜まで調整が続けられたものの、前日計量前に榊原CEOが事情説明(RIZIN公式YouTube、RIZIN LANDMARK 6公開計量LIVE配信、12分11秒頃から参照)。「朝倉海にとっては大晦日大会へのウォームアップ」になり、「皇治にとってはMMAデビューが朝倉海になることはインパクト」になると考えたものの、現実的な準備期間の短さから「残酷ショーになりかねない試合はRIZINがここまで積み上げてきた歴史を壊しかねず、競技に対するリスペクトも欠く」として正式に「朝倉海 vs. 皇治」の断念を発表した。
予定対戦カード
- 第13試合(メインイベント)/所英男 vs. アラン『ヒロ』ヤマニハ - バンタム級MMAルール
- 第12試合/太田忍 vs. 佐藤将光 - 63.0kg契約MMAルール
- 第10試合/伊藤裕樹 vs. トップノイ・キウラム - フライ級MMAルール
- 第9試合/梅野源治 vs. 斎藤祐斗 - 61.5kg契約キックボクシングルール(肘あり)
- 第8試合/中村優作 vs. ヒロヤ
- 第7試合/イゴール・タナベ vs. ANIMAL☆KOJI - 84.0kg契約MMAルール
- 第6試合/渡辺彩華 vs. 万智 -52.5kg契約MMAルール
- 第5試合/貴賢神 vs. 荒東『怪獣キラー』英貴 - ヘビー級MMAルール
- 第4試合/村元友太郎 vs. ホジェリオ・ボントリン - フライ級MMAルール
- 第3試合/ビクター・コレスニック vs. 高木凌 -フェザー級MMAルール
- 第2試合/渡慶次幸平 vs. 井上雄策 -ライト級MMAルール
- 第1試合/後藤丈治 vs. 日比野“エビ中”純也 - バンタム級MMAルール
- OPENING FIGHT 第3試合/銀・グラップリングシュートボクサーズジム vs. 太田将吾 - 68kg契約MMA特別ルール(5分2R)
- OPENING FIGHT 第2試合/竹野元稀 vs. 内藤凌太 - 57.0kg契約キックボクシングルール
- OPENING FIGHT 第1試合/切嶋龍輝 vs. MASANARI - 61kg契約MMA特別ルール(5分2R)
※RIZIN MMAルールは5分3ラウンド。RIZINキックボクシングルールは3分3ラウンド。
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