MLBの2024年シーズンは始まってから1か月近くが過ぎたたばかりである。全米野球記者協会が今年、誰を表彰するかを考えるのに気が早すぎるのは百も承知だ。それでも、もし現時点で考えるとしたら、ナショナルリーグの最優秀新人賞(新人王)は3人のピッチャーの誰かということになるだろう。
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シカゴ・カブスの左腕・今永昇太、ロサンゼルス・ドジャースの右腕・山本由伸、そしてピッツバーグ・パイレーツの右腕ジャレッド・ジョーンズの3投手は、いずれ劣らぬ素晴らしいピッチングで2024年シーズンをスタートした。今永の防御率は1.08と規定投球回数に達している投手の中では最高の防御率をマークしている。山本の防御率は2.79とルーキー投手の中で2番目に多い42イニングを投げている。そしてジョーンズは防御率2.63、奪三振/与四球比率30.5%とルーキーの先発投手の中ではトップの数字だ。
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何度も言うが、シーズンはまだ始まったばかりである。難しい試合が続けば、彼らを取り巻く状況は大きく変わるだろう。しかし、仮にもし今の調子をキープすることができれば、MLB史上に残るルーキーシーズンとなる可能性もある。
では、彼らが追いかけるべき、これまでにMLBで最高のルーキーシーズンを送った選手はいったい誰なのか? ここでは、MLBの歴史に名を残してきたルーキーたちの活躍ぶりを紐解いていく。
歴代最高WAR新人トップ20:投手部門
今永、山本、ジョーンズともに素晴らしいスタートを切っていることは間違いない。しかしながら、MLBのスタッツなどをまとめたウェブサイト『Baseball Reference』で掲載されているWAR(Wins Above Replacement=代替選手比貢献度)を基にした歴代トップ20の中に名を連ねるには、さらなる活躍が必要だ。
現時点での3人のWARは今永が2.1、ジョーンズが1.3、山本は0.9となっている。各種スポーツのスタッツを掲載するサイト『Stathead』によれば、MLBが統合された1947年以降でみると、タイガースの右腕マーク・フィドリッチがルーキーシーズンの1976年にルーキーとして最高値の9.6 WARを記録している。フィドリッチはその年、サイヤング賞投票でも2位につけた。
名前 | チーム | シーズン | 年齢 | 新人賞 投票 順位 |
WAR | スタッツ |
---|---|---|---|---|---|---|
マーク・フィドリッチ | タイガース | 1976 | 21 | 1 | 9.6 | 防御率2.34、登板数 31 (先発29)、投球回数250.1 、97奪三振 |
マーク・アイクホーン | ブルージェイズ | 1986 | 25 | 3 | 7.3 | 防御率1.72、登板数 69 (先発0)、投球回数157.0、166奪三振 |
ブリット・バーンズ | ホワイトソックス | 1980 | 21 | 5 | 7.0 | 防御率2.84、登板数 34 (先発32)、投球回数238.0、133奪三振 |
ジョン・モンテフュスコ | ジャイアンツ | 1975 | 25 | 1 | 6.8 | 防御率2.88、登板数 35 (先発34)、投球回数243.2、215奪三振 |
スタン・バーンセン | ヤンキース | 1968 | 23 | 1 | 6.4 | 防御率2.05、登板数 37 (先発34)、投球回数267.1、162奪三振 |
ハーベイ・ハディックス | カージナルス | 1953 | 27 | 2 | 6.4 | 防御率3.06、登板数 36 (先発33)、投球回数253.0、163奪三振 |
ジェリー・クーズマン | メッツ | 1968 | 25 | 2 | 6.3 | 防御率2.08、登板数 35 (先発34)、投球回数263.2、178奪三振 |
ゲイリー・ノーラン | レッズ | 1967 | 19 | 3 | 6.3 | 防御率2.58、登板数 33 (先発32、投球回数226.2、206奪三振 |
ホセ・フェルナンデス | マーリンズ | 2013 | 20 | 1 | 6.2 | 防御率2.19、登板数 28 (先発28)、投球回数172.2、187奪三振 |
ブランドン・ウェブ | ダイアモンドバックス | 2003 | 24 | 3 | 6.1 | 防御率2.84、登板数 29 (先発28)、投球回数180.2、172奪三振 |
ジョン・マトラック | メッツ | 1972 | 22 | 1 | 6.1 | 防御率2.32、登板数 34 (先発32)、投球回数244.0、169奪三振 |
マイケル・ソロカ | ブレーブス | 2019 | 21 | 2 | 6.1 | 防御率2.68、登板数 29 (先発29)、投球回数174.2、142奪三振 |
トム・シーバー | メッツ | 1967 | 22 | 1 | 6 | 防御率2.76、登板数 35 (先発34)、投球回数251.0、170奪三振 |
ゲイリー・ピーターズ | ホワイトソックス | 1963 | 26 | 1 | 6 | 防御率2.33、登板数 41 (先発30)、投球回数243.0、189奪三振 |
ダグ・コーベット | ツインズ | 1980 | 27 | 3 | 5.7 | 防御率1.98、登板数 73 (先発0)、投球回数136.1、89奪三振 |
デーブ・ロゼマ | タイガース | 1977 | 20 | 4 | 5.7 | 防御率3.09、登板数 28 (先発28)、投球回数218.1、92奪三振 |
ハーブ・スコア | インディアンズ | 1955 | 22 | 1 | 5.6 | 防御率2.85、登板数 33 (先発32)、投球回数227.1、245奪三振 |
ディック・ラディッツ | レッドソックス | 1962 | 25 | 3 | 5.5 | 防御率2.24、登板数 62 (先発0)、投球回数124.2、144奪三振 |
ドワイト・グッデン | メッツ | 1984 | 19 | 1 | 5.5 | 防御率2.60、登板数 31 (先発31)、投球回数218.0、276奪三振 |
マイケル・フルマー | タイガース | 2016 | 23 | 1 | 5.4 | 防御率3.06、登板数 26 (先発26)、投球回数159.0、132奪三振 |
フレディ・ガルシア | マリナーズ | 1999 | 22 | 2 | 5.4 | 防御率4.07、登板数 33 (先発33)、投球回数201.1、170奪三振 |
フィドリッチのWARに迫る数字を残したルーキーの先発投手はその後登場していない。2000年代に入って最も近い数字を残したのは、2013年に素晴らしい活躍を見せたマーリンズのホセ・フェルナンデスだが、それでもWARは6.2だった。
今永のWARの2.1はここまで7試合の先発で残した数字である。1試合平均でいうと0.3 WARということになり、少なくとも30試合に先発すれば9.0まで積み上げることができる計算になる。つまり、 今のペースを維持したとしてもフィドリッチには0.6届かない。山本とジョーンズはさらに遅れをとっていることになる。それでも、3人ともに今後の成績次第でトップ20に食い込んでくる可能性は十分にあると言えそうだ。
歴代最高WAR新人トップ20:野手部門
現時点で有力候補に上がっているのは投手ばかりだが、なにも最優秀新人賞の候補に挙げられるのは投手だけではない。
レッドソックスのワイリヤー・アブレイユ外野手はここまで1.5 WARを記録しており、ルーキーの野手の中ではトップに立っている。それに続くのがカージナルスのメイシン・ウィン遊撃手で、ナ・リーグの野手ではトップとなる1.4 WARを記録している。ジャイアンツのイ・ジョンフ外野手は少し出遅れていて現在0.3 WARにとどまっているが、ただスタッツを紐解いていくと不運だった面も否めない。
打者として歴史に名を残すルーキーシーズンを送るにはどれだけの活躍が必要だろう。過去を見ていくと、今永以上の奮起が求められそうだ。
以下、MLBが統合された以降の時代で、最高のルーキーシーズンを送った野手たちを『Stathead』によるWARで並べた一覧となる。
名前 | チーム | シーズン | 年齢 | 新人賞 投票 順位 |
WAR | スタッツ(打率/出塁率/長打率) |
---|---|---|---|---|---|---|
マイク・トラウト | エンゼルス | 2012 | 20 | 1 | 10.5 | 639打席、.326/.399/.564, 30 本塁打、49盗塁 |
ディック・アレン | フィリーズ | 1964 | 22 | 1 | 8.8 | 709打席、.318/.382/.557, 29 本塁打、3盗塁 |
アーロン・ジャッジ | ヤンキース | 2017 | 25 | 1 | 8.0 | 678打席、.284/.422/.627, 52 本塁打、9盗塁 |
イチロー | マリナーズ | 2001 | 27 | 1 | 7.7 | 738打席、.350/.381/.457, 8 本塁打、56盗塁 |
フレッド・リン | レッドソックス | 1975 | 23 | 1 | 7.4 | 605打席、.331/.401/.566, 21 本塁打、10盗塁 |
カールトン・フィスク | レッドソックス | 1972 | 24 | 1 | 7.3 | 514打席、.293/.370/.538, 22 本塁打、5盗塁 |
マイク・ピアッツァ | ドジャース | 1993 | 24 | 1 | 7.0 | 602打席、.318/.370/.561, 35 本塁打、3盗塁 |
トニー・オリバ | ツインズ | 1964 | 25 | 1 | 6.8 | 719打席、.323/.359/.557, 32 本塁打、12盗塁 |
トロイ・トゥロウィツキー | ロッキーズ | 2007 | 22 | 2 | 6.8 | 682打席、.291/.359/.479, 24 本塁打、7盗塁 |
ノマー・ガルシアパーラ | レッドソックス | 1997 | 23 | 1 | 6.6 | 734打席、.306/.342/.534, 30 本塁打、22盗塁 |
ケニー・ロフトン | インディアンズ | 1992 | 25 | 2 | 6.6 | 651打席、.285/.362/.365, 5 本塁打、66盗塁 |
アルバート・プホルス | カージナルス | 2001 | 21 | 1 | 6.6 | 676打席、.329/.403/.610, 37 本塁打、1盗塁 |
フランク・ロビンソン | レッズ | 1956 | 20 | 1 | 6.5 | 668打席、.290/.379/.558, 38 本塁打、8盗塁 |
ビリー・グラバルケヴィッツ | ドジャース | 1970 | 24 | - | 6.5 | 640打席、.289/.399/.454, 17 本塁打、19盗塁 |
トミー・エイジー | ホワイトソックス | 1966 | 23 | 1 | 6.4 | 689打席、.273/.326/.447, 22 本塁打、44盗塁 |
ジェイソン・ヘイワード | ブレーブス | 2010 | 20 | 2 | 6.4 | 623打席、.277/.393/.456, 18 本塁打、11盗塁 |
フリオ・ロドリゲス | マリナーズ | 2022 | 21 | 1 | 6.2 | 560打席、 .284/.345/.509, 28 本塁打、25盗塁 |
ガナー・ヘンダーソン | オリオールズ | 2023 | 22 | 1 | 6.2 | 622打席、.255/.325/.489, 28 本塁打、10盗塁 |
ミッチェル・ページ | アスレチックス | 1977 | 25 | 2 | 6.1 | 592打席、.307/.405/.521, 21 本塁打、42盗塁 |
アルビン・デービス | マリナーズ | 1984 | 23 | 1 | 5.9 | 678打席、.284/.391/.497, 27 本塁打、5盗塁 |
10.5 WARを記録したトラウトがトップであり、これは2012年のメジャー全体でも首位の数字だった。もしこの年、ミゲル・カブレラ(元タイガースほか)が三冠王に輝いていなければ、トラウトはルーキーでMVP獲得という快挙を成し遂げていた可能性もあった。
トラウト以降で見ると、2017年のアーロン・ジャッジの8.0 WARが最高の数字となっている。アブレイユが今のWARのペースで162試合をプレーすると、最終的には8.1 WARにまで達する。ウィンもまた、その卓越した守備力でこのトップ20に食い込む成績を残すだろう。イ・ジョンフは巻き返してくるだろうが、このリストに名を連ねるには、この先かなりのハイペースで数字を積み上げていく必要がある。
過去の最優秀新人賞 受賞者一覧
MLBの最優秀新人賞は設立当初、リーグに関係なく、1名の選手に贈られていた。そのため、1944年はジャッキー・ロビンソン、1948年はアル・ダークとそれぞれ一人のみとなっている。
以下、MLBのこれまでの新人賞受賞者を紹介する。
※P=主なポジション。
メジャーリーグ
名前 | チーム | 年度 | P | WAR |
---|---|---|---|---|
ジャッキー・ロビンソン | ドジャース | 1947 | 1B | 4.1 |
アル・ダーク | ブレーブス | 1948 | SS | 4.5 |
アメリカンリーグ
名前 | チーム | 年度 | P | WAR |
---|---|---|---|---|
ロイ・シーバース | ブラウンズ | 1949 | OF | 2.2 |
ウォルト・ドローポ | レッドソックス | 1950 | 1B | 2.6 |
ギル・マクドゥガルド | ヤンキース | 1951 | 3B | 4.5 |
ハリー・バード | アスレチックス | 1952 | P | 3.2 |
ハービー・キーン | タイガース | 1953 | SS | 1.7 |
ボブ・グリム | ヤンキース | 1954 | P | 1.9 |
ハーブ・スコア | インディアンズ | 1955 | P | 5.3 |
ルイス・アパリシオ | ホワイトソックス | 1956 | SS | 1.5 |
トニー・クーベック | ヤンキース | 1957 | SS | 2.5 |
アルビー・ピアーソン | セネタース | 1958 | OF | 0.8 |
ボブ・アリソン | セネタース | 1959 | OF | 1.4 |
ロン・ハンセン | オリオールズ | 1960 | SS | 3.9 |
ドン・シュウォール | レッドソックス | 1961 | P | 3.5 |
トム・トレッシュ | ヤンキース | 1962 | SS | 4.3 |
ゲイリー・ピーターズ | ホワイトソックス | 1963 | P | 7.0 |
トニー・オリバ | ツインズ | 1964 | OF | 6.8 |
カート・ブレファリー | オリオールズ | 1965 | OF | 3.6 |
トミー・エイジー | ホワイトソックス | 1966 | OF | 6.4 |
ロッド・カルー | ツインズ | 1967 | 2B | 2.8 |
スタン・バーンセン | ヤンキース | 1968 | P | 5.9 |
ルー・ピネラ | ロイヤルズ | 1969 | OF | 2.1 |
サーマン・マンソン | ヤンキース | 1970 | C | 5.5 |
クリス・チャンブリス | インディアンズ | 1971 | 1B | 0.5 |
カールトン・フィスク | レッドソックス | 1972 | C | 7.3 |
アル・バンブリー | オリオールズ | 1973 | OF | 4.0 |
マイク・ハーグローブ | レンジャーズ | 1974 | 1B | 3.3 |
フレッド・リン | レッドソックス | 1975 | OF | 7.4 |
マーク・フィドリッチ | タイガース | 1976 | P | 9.6 |
エディ・マレー | オリオールズ | 1977 | DH | 3.2 |
ルー・ウィテカー | タイガース | 1978 | 2B | 3.8 |
ジョン・カスティーノ | ツインズ | 1979 | 3B | 2.0 |
アルフレド・グリフィン | ブルージェイズ | 1979 | SS | 2.5 |
ジョー・シャボニュー | インディアンズ | 1980 | OF | 2.4 |
デイブ・リゲッティ | ヤンキース | 1981 | P | 3.5 |
カル・リプケン・ジュニア | オリオールズ | 1982 | SS | 4.7 |
ロン・キトル | ホワイトソックス | 1983 | OF | 1.9 |
アルビン・デービス | マリナーズ | 1984 | 1B | 5.9 |
オジー・ギーエン | ホワイトソックス | 1985 | SS | 2.3 |
ホセ・カンセコ | アスレチックス | 1986 | OF | 3.0 |
マーク・マグワイア | アスレチックス | 1987 | 1B | 5.1 |
ウォルト・ワイス | アスレチックス | 1988 | SS | 2.8 |
グレッグ・オルセン | オリオールズ | 1989 | P | 3.3 |
サンディ・アロマー | インディアンズ | 1990 | C | 2.4 |
チャック・ノブロック | ツインズ | 1991 | 2B | 2.9 |
パット・リスタッチ | ブルワーズ | 1992 | SS | 4.5 |
ティム・サーモン | エンゼルス | 1993 | OF | 5.3 |
ボブ・ハムリン | ロイヤルズ | 1994 | DH | 2.6 |
マーティ・コルドバ | ツインズ | 1995 | OF | 3.3 |
デレク・ジーター | ヤンキース | 1996 | SS | 3.3 |
ノマー・ガルシアパーラ | レッドソックス | 1997 | SS | 6.6 |
ベン・グリーブ | アスレチックス | 1998 | OF | 2.2 |
カルロス・ベルトラン | ロイヤルズ | 1999 | OF | 4.7 |
佐々木主浩 | マリナーズ | 2000 | P | 1.3 |
イチロー | マリナーズ | 2001 | OF | 7.7 |
エリック・ヒンスキー | ブルージェイズ | 2002 | 3B | 4.0 |
アンヘル・ベローア | ロイヤルズ | 2003 | SS | 2.5 |
ボビー・クロスビー | アスレチックス | 2004 | SS | 3.3 |
ヒューストン・ストリート | アスレチックス | 2005 | P | 2.9 |
ジャスティン・バーランダー | タイガース | 2006 | P | 4.0 |
ダスティン・ペドロイア | レッドソックス | 2007 | 2B | 3.9 |
エバン・ロンゴリア | レイズ | 2008 | 3B | 4.8 |
アンドリュー・ベイリー | アスレチックス | 2009 | P | 3.7 |
ネフタリ・フェレス | レンジャーズ | 2010 | P | 2.5 |
ジェレミー・ヘリクソン | レイズ | 2011 | P | 4.2 |
マイク・トラウト | エンゼルス | 2012 | OF | 10.5 |
ウィル・マイヤーズ | レイズ | 2013 | OF | 2.2 |
ホセ・アブレイユ | ホワイトソックス | 2014 | 1B | 5.8 |
カルロス・コレア | アストロズ | 2015 | SS | 4.8 |
マイケル・フルマー | タイガース | 2016 | P | 5.4 |
アーロン・ジャッジ | ヤンキース | 2017 | OF | 8.0 |
大谷翔平 | エンゼルス | 2018 | P/DH | 4.1 |
ヨルダン・アルバレス | アストロズ | 2019 | OF | 3.7 |
カイル・ルイス | マリナーズ | 2020 | OF | 1.6 |
ランディ・アロサレーナ | レイズ | 2021 | OF | 3.9 |
フリオ・ロドリゲス | マリナーズ | 2022 | OF | 6.2 |
ガナー・ヘンダーソン | オリオールズ | 2023 | SS | 6.2 |
ナショナルリーグ
名前 | チーム | 年度 | P | WAR |
---|---|---|---|---|
ドン・ニューカム | ドジャース | 1949 | OF | 5.7 |
サム・ジェスロー | ブレーブス | 1950 | OF | 3.2 |
ウィリー・メイズ | ジャイアンツ | 1951 | OF | 3.9 |
ジョー・ブラック | ドジャース | 1952 | P | 4.1 |
ジム・ギリアム | ドジャース | 1953 | 2B | 3.9 |
ウォーリー・ムーン | カージナルス | 1954 | OF | 3.0 |
ビル・バードン | カージナルス | 1955 | OF | 1.4 |
フランク・ロビンソン | レッズ | 1956 | OF | 6.5 |
ジャック・サンフォード | フィリーズ | 1957 | P | 4.4 |
オーランド・セペダ | ジャイアンツ | 1958 | 1B | 3.0 |
ウィリー・マッコビー | ジャイアンツ | 1959 | 1B | 3.1 |
フランク・ハワード | ドジャース | 1960 | OF | 1.9 |
ビリー・ウィリアムズ | カブス | 1961 | OF | 1.2 |
ケン・ハブス | カブス | 1962 | 2B | 0.0 |
ピート・ローズ | レッズ | 1963 | 2B | 2.4 |
ディック・アレン | フィリーズ | 1964 | 3B | 8.8 |
ジム・ラフィーバー | ドジャース | 1965 | 2B | 4.6 |
トミー・ヘルムズ | レッズ | 1966 | 2B | 1.3 |
トム・シーバー | メッツ | 1967 | P | 6.7 |
ジョニー・ベンチ | レッズ | 1968 | C | 5.0 |
テッド・サイズモア | ドジャース | 1969 | 2B | 4.2 |
カール・モートン | エクスポズ | 1970 | P | 4.2 |
アール・ウィリアムズ | ブレーブス | 1971 | C | 3.3 |
ジョン・マトラック | メッツ | 1972 | P | 6.1 |
ゲイリー・マシューズ | ジャイアンツ | 1973 | OF | 3.4 |
ベイク・マクブライド | カージナルス | 1974 | OF | 4.3 |
ジョン・モンテフュスコ | ジャイアンツ | 1975 | P | 6.4 |
ブッチ・メッツガー | パドレス | 1976 | P | 1.4 |
パット・ザクリー | レッズ | 1976 | P | 3.5 |
アンドレ・ドーソン | エクスポズ | 1977 | OF | 3.9 |
ボブ・ホーナー | ブレーブス | 1978 | 3B | 2.1 |
リック・サトクリフ | ドジャース | 1979 | P | 4.1 |
スティーブ・ハウ | ドジャース | 1980 | P | 0.4 |
フェルナンド・バレンズエラ | ドジャース | 1981 | P | 5.3 |
スティーブ・サックス | ドジャース | 1982 | 2B | 3.3 |
ダリル・ストロベリー | メッツ | 1983 | OF | 2.6 |
ドワイト・グッデン | メッツ | 1984 | P | 5.7 |
ビンス・コールマン | カージナルス | 1985 | OF | 2.4 |
トッド・ウォーレル | カージナルス | 1986 | P | 2.6 |
べニート・サンティアゴ | パドレス | 1987 | C | 3.4 |
クリス・セイボー | レッズ | 1988 | 3B | 5.1 |
ジェローム・ウォルトン | カブス | 1989 | OF | 1.9 |
デビッド・ジャスティス | ブレーブス | 1990 | OF | 2.9 |
ジェフ・バグウェル | アストロズ | 1991 | 1B | 4.8 |
エリック・キャロス | ドジャース | 1992 | 1B | 0.4 |
マイク・ピアッツァ | ドジャース | 1993 | C | 7.0 |
ラウル・モンデシー | ドジャース | 1994 | OF | 1.8 |
野茂英雄 | ドジャース | 1995 | P | 4.1 |
トッド・ホランズワース | ドジャース | 1996 | OF | 1.1 |
スコット・ローレン | フィリーズ | 1997 | 3B | 4.5 |
ケリー・ウッド | カブス | 1998 | P | 3.8 |
スコット・ウィリアムソン | レッズ | 1999 | P | 2.6 |
ラファエル・ファーカル | ブレーブス | 2000 | SS | 4.0 |
アルバート・プホルス | カージナルス | 2001 | 3B | 6.6 |
ジェイソン・ジェニングス | ロッキーズ | 2002 | P | 2.7 |
ドントレル・ウィルス | マーリンズ | 2003 | P | 4.4 |
ジェイソン・ベイ | パイレーツ | 2004 | OF | 2.2 |
ライアン・ハワード | フィリーズ | 2005 | 1B | 3.1 |
ハンリー・ラミレス | マーリンズ | 2006 | SS | 4.9 |
ライアン・ブラウン | ブルワーズ | 2007 | OF | 2.0 |
ジオバニー・ソト | カブス | 2008 | C | 3.3 |
クリス・コグラン | マーリンズ | 2009 | OF | 1.1 |
バスター・ポージー | ジャイアンツ | 2010 | C | 3.9 |
クレイグ・キンブレル | ブレーブス | 2011 | P | 2.5 |
ブライス・ハーパー | ナショナルズ | 2012 | OF | 5.2 |
ホセ・フェルナンデス | マーリンズ | 2013 | P | 6.6 |
ジェイコブ・デグロム | メッツ | 2014 | P | 3.5 |
クリス・ブライアント | カブス | 2015 | 3B | 5.3 |
コーリー・シーガー | ドジャース | 2016 | SS | 5.2 |
コディ・ベリンジャー | ドジャース | 2017 | 1B | 3.9 |
ロナルド・アクーニャJr. | ブレーブス | 2018 | OF | 3.9 |
ピート・アロンソ | メッツ | 2019 | 1B | 5.5 |
デビン・ウィリアムズ | ブルワーズ | 2020 | P | 1.3 |
ジョナサン・インディア | レッズ | 2021 | 2B | 4.1 |
マイケル・ハリス2世 | ブレーブス | 2022 | OF | 5.2 |
コービン・キャロル | ダイヤモンドバックス | 2023 | OF | 5.4 |
WAR(Wins Above Replacement=代替選手比貢献度)とは?
WAR(Wins Above Replacement=代替選手比貢献度)は、選手の貢献度をまとめた指標。代替可能な選手に比べてどれだけチームの勝利数を上積みできたかを示す数値となっている。投手・野手それぞれのスタッツから計算されるが、異なるポジションを同じ指標で比べることが可能となる。分布の目安は、優秀な救援投手が1以上、平均的なレギュラー野手、先発投手が2〜3、オールスター級が3〜4、ベストナイン級が4〜5、スーパースター級で5〜6、6以上はMVP級。
※この記事はスポーティングニュース国際版の記事を翻訳し、日本向けに一部編集を加えたものとなります。翻訳・編集: 石山修二(スポーティングニュース日本版)