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山本由伸と今永昇太は歴史に残るルーキーイヤーを送れるか?|MLB歴代最優秀新人賞一覧・歴代最高WAR新人トップ20

2024-05-11
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(Getty Images)

MLBの2024年シーズンは始まってから1か月近くが過ぎたたばかりである。全米野球記者協会が今年、誰を表彰するかを考えるのに気が早すぎるのは百も承知だ。それでも、もし現時点で考えるとしたら、ナショナルリーグの最優秀新人賞(新人王)は3人のピッチャーの誰かということになるだろう。

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シカゴ・カブスの左腕・今永昇太、ロサンゼルス・ドジャースの右腕・山本由伸、そしてピッツバーグ・パイレーツの右腕ジャレッド・ジョーンズの3投手は、いずれ劣らぬ素晴らしいピッチングで2024年シーズンをスタートした。今永の防御率は1.08と規定投球回数に達している投手の中では最高の防御率をマークしている。山本の防御率は2.79とルーキー投手の中で2番目に多い42イニングを投げている。そしてジョーンズは防御率2.63、奪三振/与四球比率30.5%とルーキーの先発投手の中ではトップの数字だ。

関連記事:【5/30見どころ】シカゴ・カブスの今永が中10日の先発でメジャー記録更新なるか|MLB2024 ミルウォーキー・ブリュワーズ対シカゴ・カブス(外部配信)

何度も言うが、シーズンはまだ始まったばかりである。難しい試合が続けば、彼らを取り巻く状況は大きく変わるだろう。しかし、仮にもし今の調子をキープすることができれば、MLB史上に残るルーキーシーズンとなる可能性もある。

では、彼らが追いかけるべき、これまでにMLBで最高のルーキーシーズンを送った選手はいったい誰なのか? ここでは、MLBの歴史に名を残してきたルーキーたちの活躍ぶりを紐解いていく。

歴代最高WAR新人トップ20:投手部門

今永、山本、ジョーンズともに素晴らしいスタートを切っていることは間違いない。しかしながら、MLBのスタッツなどをまとめたウェブサイト『Baseball Reference』で掲載されているWAR(Wins Above Replacement=代替選手比貢献度)を基にした歴代トップ20の中に名を連ねるには、さらなる活躍が必要だ。

現時点での3人のWARは今永が2.1、ジョーンズが1.3、山本は0.9となっている。各種スポーツのスタッツを掲載するサイト『Stathead』によれば、MLBが統合された1947年以降でみると、タイガースの右腕マーク・フィドリッチがルーキーシーズンの1976年にルーキーとして最高値の9.6 WARを記録している。フィドリッチはその年、サイヤング賞投票でも2位につけた。

名前 チーム シーズン 年齢 新人賞
投票
順位
WAR スタッツ
マーク・フィドリッチ タイガース 1976 21 1 9.6 防御率2.34、登板数 31 (先発29)、投球回数250.1 、97奪三振
マーク・アイクホーン ブルージェイズ 1986 25 3 7.3 防御率1.72、登板数 69 (先発0)、投球回数157.0、166奪三振
ブリット・バーンズ ホワイトソックス 1980 21 5 7.0 防御率2.84、登板数 34 (先発32)、投球回数238.0、133奪三振
ジョン・モンテフュスコ ジャイアンツ 1975 25 1 6.8 防御率2.88、登板数 35 (先発34)、投球回数243.2、215奪三振
スタン・バーンセン ヤンキース 1968 23 1 6.4 防御率2.05、登板数 37 (先発34)、投球回数267.1、162奪三振
ハーベイ・ハディックス カージナルス 1953 27 2 6.4 防御率3.06、登板数 36 (先発33)、投球回数253.0、163奪三振
ジェリー・クーズマン メッツ 1968 25 2 6.3 防御率2.08、登板数 35 (先発34)、投球回数263.2、178奪三振
ゲイリー・ノーラン レッズ 1967 19 3 6.3 防御率2.58、登板数 33 (先発32、投球回数226.2、206奪三振
ホセ・フェルナンデス マーリンズ 2013 20 1 6.2 防御率2.19、登板数 28 (先発28)、投球回数172.2、187奪三振
ブランドン・ウェブ ダイアモンドバックス 2003 24 3 6.1 防御率2.84、登板数 29 (先発28)、投球回数180.2、172奪三振
ジョン・マトラック メッツ 1972 22 1 6.1 防御率2.32、登板数 34 (先発32)、投球回数244.0、169奪三振
マイケル・ソロカ ブレーブス 2019 21 2 6.1 防御率2.68、登板数 29 (先発29)、投球回数174.2、142奪三振
トム・シーバー メッツ 1967 22 1 6 防御率2.76、登板数 35 (先発34)、投球回数251.0、170奪三振
ゲイリー・ピーターズ ホワイトソックス 1963 26 1 6 防御率2.33、登板数 41 (先発30)、投球回数243.0、189奪三振
ダグ・コーベット ツインズ 1980 27 3 5.7 防御率1.98、登板数 73 (先発0)、投球回数136.1、89奪三振
デーブ・ロゼマ タイガース 1977 20 4 5.7 防御率3.09、登板数 28 (先発28)、投球回数218.1、92奪三振
ハーブ・スコア インディアンズ 1955 22 1 5.6 防御率2.85、登板数 33 (先発32)、投球回数227.1、245奪三振
ディック・ラディッツ レッドソックス 1962 25 3 5.5 防御率2.24、登板数 62 (先発0)、投球回数124.2、144奪三振
ドワイト・グッデン メッツ 1984 19 1 5.5 防御率2.60、登板数 31 (先発31)、投球回数218.0、276奪三振
マイケル・フルマー タイガース 2016 23 1 5.4 防御率3.06、登板数 26 (先発26)、投球回数159.0、132奪三振
フレディ・ガルシア マリナーズ 1999 22 2 5.4 防御率4.07、登板数 33 (先発33)、投球回数201.1、170奪三振

フィドリッチのWARに迫る数字を残したルーキーの先発投手はその後登場していない。2000年代に入って最も近い数字を残したのは、2013年に素晴らしい活躍を見せたマーリンズのホセ・フェルナンデスだが、それでもWARは6.2だった。

今永のWARの2.1はここまで7試合の先発で残した数字である。1試合平均でいうと0.3 WARということになり、少なくとも30試合に先発すれば9.0まで積み上げることができる計算になる。つまり、 今のペースを維持したとしてもフィドリッチには0.6届かない。山本とジョーンズはさらに遅れをとっていることになる。それでも、3人ともに今後の成績次第でトップ20に食い込んでくる可能性は十分にあると言えそうだ。

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歴代最高WAR新人トップ20:野手部門

現時点で有力候補に上がっているのは投手ばかりだが、なにも最優秀新人賞の候補に挙げられるのは投手だけではない。

レッドソックスのワイリヤー・アブレイユ外野手はここまで1.5 WARを記録しており、ルーキーの野手の中ではトップに立っている。それに続くのがカージナルスのメイシン・ウィン遊撃手で、ナ・リーグの野手ではトップとなる1.4 WARを記録している。ジャイアンツのイ・ジョンフ外野手は少し出遅れていて現在0.3 WARにとどまっているが、ただスタッツを紐解いていくと不運だった面も否めない。

打者として歴史に名を残すルーキーシーズンを送るにはどれだけの活躍が必要だろう。過去を見ていくと、今永以上の奮起が求められそうだ。

以下、MLBが統合された以降の時代で、最高のルーキーシーズンを送った野手たちを『Stathead』によるWARで並べた一覧となる。

名前 チーム シーズン 年齢 新人賞
投票
順位
WAR スタッツ(打率/出塁率/長打率)
マイク・トラウト エンゼルス 2012 20 1 10.5 639打席、.326/.399/.564, 30 本塁打、49盗塁
ディック・アレン フィリーズ 1964 22 1 8.8 709打席、.318/.382/.557, 29 本塁打、3盗塁
アーロン・ジャッジ ヤンキース 2017 25 1 8.0 678打席、.284/.422/.627, 52 本塁打、9盗塁
イチロー マリナーズ 2001 27 1 7.7 738打席、.350/.381/.457, 8 本塁打、56盗塁
フレッド・リン レッドソックス 1975 23 1 7.4 605打席、.331/.401/.566, 21 本塁打、10盗塁
カールトン・フィスク レッドソックス 1972 24 1 7.3 514打席、.293/.370/.538, 22 本塁打、5盗塁
マイク・ピアッツァ ドジャース 1993 24 1 7.0 602打席、.318/.370/.561, 35 本塁打、3盗塁
トニー・オリバ ツインズ 1964 25 1 6.8 719打席、.323/.359/.557, 32 本塁打、12盗塁
トロイ・トゥロウィツキー ロッキーズ 2007 22 2 6.8 682打席、.291/.359/.479, 24 本塁打、7盗塁
ノマー・ガルシアパーラ レッドソックス 1997 23 1 6.6 734打席、.306/.342/.534, 30 本塁打、22盗塁
ケニー・ロフトン インディアンズ 1992 25 2 6.6 651打席、.285/.362/.365, 5 本塁打、66盗塁
アルバート・プホルス カージナルス 2001 21 1 6.6 676打席、.329/.403/.610, 37 本塁打、1盗塁
フランク・ロビンソン レッズ 1956 20 1 6.5 668打席、.290/.379/.558, 38 本塁打、8盗塁
ビリー・グラバルケヴィッツ ドジャース 1970 24 - 6.5 640打席、.289/.399/.454, 17 本塁打、19盗塁
トミー・エイジー ホワイトソックス 1966 23 1 6.4 689打席、.273/.326/.447, 22 本塁打、44盗塁
ジェイソン・ヘイワード ブレーブス 2010 20 2 6.4 623打席、.277/.393/.456, 18 本塁打、11盗塁
フリオ・ロドリゲス マリナーズ 2022 21 1 6.2 560打席、 .284/.345/.509, 28 本塁打、25盗塁
ガナー・ヘンダーソン オリオールズ 2023 22 1 6.2 622打席、.255/.325/.489, 28 本塁打、10盗塁
ミッチェル・ページ アスレチックス 1977 25 2 6.1 592打席、.307/.405/.521, 21 本塁打、42盗塁
アルビン・デービス マリナーズ 1984 23 1 5.9 678打席、.284/.391/.497, 27 本塁打、5盗塁

10.5 WARを記録したトラウトがトップであり、これは2012年のメジャー全体でも首位の数字だった。もしこの年、ミゲル・カブレラ(元タイガースほか)が三冠王に輝いていなければ、トラウトはルーキーでMVP獲得という快挙を成し遂げていた可能性もあった。

トラウト以降で見ると、2017年のアーロン・ジャッジの8.0 WARが最高の数字となっている。アブレイユが今のWARのペースで162試合をプレーすると、最終的には8.1 WARにまで達する。ウィンもまた、その卓越した守備力でこのトップ20に食い込む成績を残すだろう。イ・ジョンフは巻き返してくるだろうが、このリストに名を連ねるには、この先かなりのハイペースで数字を積み上げていく必要がある。

過去の最優秀新人賞 受賞者一覧

MLBの最優秀新人賞は設立当初、リーグに関係なく、1名の選手に贈られていた。そのため、1944年はジャッキー・ロビンソン、1948年はアル・ダークとそれぞれ一人のみとなっている。

以下、MLBのこれまでの新人賞受賞者を紹介する。

※P=主なポジション。

メジャーリーグ

名前 チーム 年度 P WAR
ジャッキー・ロビンソン ドジャース 1947 1B 4.1
アル・ダーク ブレーブス 1948 SS 4.5

アメリカンリーグ

名前 チーム 年度 P WAR
ロイ・シーバース ブラウンズ 1949 OF 2.2
ウォルト・ドローポ レッドソックス 1950 1B 2.6
ギル・マクドゥガルド ヤンキース 1951 3B 4.5
ハリー・バード アスレチックス 1952 P 3.2
ハービー・キーン タイガース 1953 SS 1.7
ボブ・グリム ヤンキース 1954 P 1.9
ハーブ・スコア インディアンズ 1955 P 5.3
ルイス・アパリシオ ホワイトソックス 1956 SS 1.5
トニー・クーベック ヤンキース 1957 SS 2.5
アルビー・ピアーソン セネタース 1958 OF 0.8
ボブ・アリソン セネタース 1959 OF 1.4
ロン・ハンセン オリオールズ 1960 SS 3.9
ドン・シュウォール レッドソックス 1961 P 3.5
トム・トレッシュ ヤンキース 1962 SS 4.3
ゲイリー・ピーターズ ホワイトソックス 1963 P 7.0
トニー・オリバ ツインズ 1964 OF 6.8
カート・ブレファリー オリオールズ 1965 OF 3.6
トミー・エイジー ホワイトソックス 1966 OF 6.4
ロッド・カルー ツインズ 1967 2B 2.8
スタン・バーンセン ヤンキース 1968 P 5.9
ルー・ピネラ ロイヤルズ 1969 OF 2.1
サーマン・マンソン ヤンキース 1970 C 5.5
クリス・チャンブリス インディアンズ 1971 1B 0.5
カールトン・フィスク レッドソックス 1972 C 7.3
アル・バンブリー オリオールズ 1973 OF 4.0
マイク・ハーグローブ レンジャーズ 1974 1B 3.3
フレッド・リン レッドソックス 1975 OF 7.4
マーク・フィドリッチ タイガース 1976 P 9.6
エディ・マレー オリオールズ 1977 DH 3.2
ルー・ウィテカー タイガース 1978 2B 3.8
ジョン・カスティーノ ツインズ 1979 3B 2.0
アルフレド・グリフィン ブルージェイズ 1979 SS 2.5
ジョー・シャボニュー インディアンズ 1980 OF 2.4
デイブ・リゲッティ ヤンキース 1981 P 3.5
カル・リプケン・ジュニア オリオールズ 1982 SS 4.7
ロン・キトル ホワイトソックス 1983 OF 1.9
アルビン・デービス マリナーズ 1984 1B 5.9
オジー・ギーエン ホワイトソックス 1985 SS 2.3
ホセ・カンセコ アスレチックス 1986 OF 3.0
マーク・マグワイア アスレチックス 1987 1B 5.1
ウォルト・ワイス アスレチックス 1988 SS 2.8
グレッグ・オルセン オリオールズ 1989 P 3.3
サンディ・アロマー インディアンズ 1990 C 2.4
チャック・ノブロック ツインズ 1991 2B 2.9
パット・リスタッチ ブルワーズ 1992 SS 4.5
ティム・サーモン エンゼルス 1993 OF 5.3
ボブ・ハムリン ロイヤルズ 1994 DH 2.6
マーティ・コルドバ ツインズ 1995 OF 3.3
デレク・ジーター ヤンキース 1996 SS 3.3
ノマー・ガルシアパーラ レッドソックス 1997 SS 6.6
ベン・グリーブ アスレチックス 1998 OF 2.2
カルロス・ベルトラン ロイヤルズ 1999 OF 4.7
佐々木主浩 マリナーズ 2000 P 1.3
イチロー マリナーズ 2001 OF 7.7
エリック・ヒンスキー ブルージェイズ 2002 3B 4.0
アンヘル・ベローア ロイヤルズ 2003 SS 2.5
ボビー・クロスビー アスレチックス 2004 SS 3.3
ヒューストン・ストリート アスレチックス 2005 P 2.9
ジャスティン・バーランダー タイガース 2006 P 4.0
ダスティン・ペドロイア レッドソックス 2007 2B 3.9
エバン・ロンゴリア レイズ 2008 3B 4.8
アンドリュー・ベイリー アスレチックス 2009 P 3.7
ネフタリ・フェレス レンジャーズ 2010 P 2.5
ジェレミー・ヘリクソン レイズ 2011 P 4.2
マイク・トラウト エンゼルス 2012 OF 10.5
ウィル・マイヤーズ レイズ 2013 OF 2.2
ホセ・アブレイユ ホワイトソックス 2014 1B 5.8
カルロス・コレア アストロズ 2015 SS 4.8
マイケル・フルマー タイガース 2016 P 5.4
アーロン・ジャッジ ヤンキース 2017 OF 8.0
大谷翔平 エンゼルス 2018 P/DH 4.1
ヨルダン・アルバレス アストロズ 2019 OF 3.7
カイル・ルイス マリナーズ 2020 OF 1.6
ランディ・アロサレーナ レイズ 2021 OF 3.9
フリオ・ロドリゲス マリナーズ 2022 OF 6.2
ガナー・ヘンダーソン オリオールズ 2023 SS 6.2

ナショナルリーグ

名前 チーム 年度 P WAR
ドン・ニューカム ドジャース 1949 OF 5.7
サム・ジェスロー ブレーブス 1950 OF 3.2
ウィリー・メイズ ジャイアンツ 1951 OF 3.9
ジョー・ブラック ドジャース 1952 P 4.1
ジム・ギリアム ドジャース 1953 2B 3.9
ウォーリー・ムーン カージナルス 1954 OF 3.0
ビル・バードン カージナルス 1955 OF 1.4
フランク・ロビンソン レッズ 1956 OF 6.5
ジャック・サンフォード フィリーズ 1957 P 4.4
オーランド・セペダ ジャイアンツ 1958 1B 3.0
ウィリー・マッコビー ジャイアンツ 1959 1B 3.1
フランク・ハワード ドジャース 1960 OF 1.9
ビリー・ウィリアムズ カブス 1961 OF 1.2
ケン・ハブス カブス 1962 2B 0.0
ピート・ローズ レッズ 1963 2B 2.4
ディック・アレン フィリーズ 1964 3B 8.8
ジム・ラフィーバー ドジャース 1965 2B 4.6
トミー・ヘルムズ レッズ 1966 2B 1.3
トム・シーバー メッツ 1967 P 6.7
ジョニー・ベンチ レッズ 1968 C 5.0
テッド・サイズモア ドジャース 1969 2B 4.2
カール・モートン エクスポズ 1970 P 4.2
アール・ウィリアムズ ブレーブス 1971 C 3.3
ジョン・マトラック メッツ 1972 P 6.1
ゲイリー・マシューズ ジャイアンツ 1973 OF 3.4
ベイク・マクブライド カージナルス 1974 OF 4.3
ジョン・モンテフュスコ ジャイアンツ 1975 P 6.4
ブッチ・メッツガー パドレス 1976 P 1.4
パット・ザクリー レッズ 1976 P 3.5
アンドレ・ドーソン エクスポズ 1977 OF 3.9
ボブ・ホーナー ブレーブス 1978 3B 2.1
リック・サトクリフ ドジャース 1979 P 4.1
スティーブ・ハウ ドジャース 1980 P 0.4
フェルナンド・バレンズエラ ドジャース 1981 P 5.3
スティーブ・サックス ドジャース 1982 2B 3.3
ダリル・ストロベリー メッツ 1983 OF 2.6
ドワイト・グッデン メッツ 1984 P 5.7
ビンス・コールマン カージナルス 1985 OF 2.4
トッド・ウォーレル カージナルス 1986 P 2.6
べニート・サンティアゴ パドレス 1987 C 3.4
クリス・セイボー レッズ 1988 3B 5.1
ジェローム・ウォルトン カブス 1989 OF 1.9
デビッド・ジャスティス ブレーブス 1990 OF 2.9
ジェフ・バグウェル アストロズ 1991 1B 4.8
エリック・キャロス ドジャース 1992 1B 0.4
マイク・ピアッツァ ドジャース 1993 C 7.0
ラウル・モンデシー ドジャース 1994 OF 1.8
野茂英雄 ドジャース 1995 P 4.1
トッド・ホランズワース ドジャース 1996 OF 1.1
スコット・ローレン フィリーズ 1997 3B 4.5
ケリー・ウッド カブス 1998 P 3.8
スコット・ウィリアムソン レッズ 1999 P 2.6
ラファエル・ファーカル ブレーブス 2000 SS 4.0
アルバート・プホルス カージナルス 2001 3B 6.6
ジェイソン・ジェニングス ロッキーズ 2002 P 2.7
ドントレル・ウィルス マーリンズ 2003 P 4.4
ジェイソン・ベイ パイレーツ 2004 OF 2.2
ライアン・ハワード フィリーズ 2005 1B 3.1
ハンリー・ラミレス マーリンズ 2006 SS 4.9
ライアン・ブラウン ブルワーズ 2007 OF 2.0
ジオバニー・ソト カブス 2008 C 3.3
クリス・コグラン マーリンズ 2009 OF 1.1
バスター・ポージー ジャイアンツ 2010 C 3.9
クレイグ・キンブレル ブレーブス 2011 P 2.5
ブライス・ハーパー ナショナルズ 2012 OF 5.2
ホセ・フェルナンデス マーリンズ 2013 P 6.6
ジェイコブ・デグロム メッツ 2014 P 3.5
クリス・ブライアント カブス 2015 3B 5.3
コーリー・シーガー ドジャース 2016 SS 5.2
コディ・ベリンジャー ドジャース 2017 1B 3.9
ロナルド・アクーニャJr. ブレーブス 2018 OF 3.9
ピート・アロンソ メッツ 2019 1B 5.5
デビン・ウィリアムズ ブルワーズ 2020 P 1.3
ジョナサン・インディア レッズ 2021 2B 4.1
マイケル・ハリス2世 ブレーブス 2022 OF 5.2
コービン・キャロル ダイヤモンドバックス 2023 OF 5.4

WAR(Wins Above Replacement=代替選手比貢献度)とは?

WAR(Wins Above Replacement=代替選手比貢献度)は、選手の貢献度をまとめた指標。代替可能な選手に比べてどれだけチームの勝利数を上積みできたかを示す数値となっている。投手・野手それぞれのスタッツから計算されるが、異なるポジションを同じ指標で比べることが可能となる。分布の目安は、優秀な救援投手が1以上、平均的なレギュラー野手、先発投手が2〜3、オールスター級が3〜4、ベストナイン級が4〜5、スーパースター級で5〜6、6以上はMVP級。

※この記事はスポーティングニュース国際版の記事を翻訳し、日本向けに一部編集を加えたものとなります。翻訳・編集: 石山修二(スポーティングニュース日本版)