日本時間9月11日（水）、アメリカのメジャーリーグベースボール（MLB）の2024レギュラーシーズン、ロサンゼルス・ドジャース対シカゴ・カブスの試合が行われた。
ドジャースの大谷、山本、カブスの鈴木、今永と、日本人選手4人がスターティングラインアップに名を連ねて大きな注目を集めたこの試合、前人未到の「50-50」達成へ向けて注目の集まる大谷は第3打席、第4打席にホームラン性の飛球を見せるも、あと一歩の伸びがなく結局4打席ノーヒット。出塁することもできず、「46-47」から数字を伸ばすことはできなかった。残り17試合での記録達成に期待がかかる。
そんな大谷に代わるように、この日は3人の日本人選手達が輝きを放った。
まず、約3ヶ月ぶりにマウンドに上がった山本は初回いきなりの三者連続三振を奪う上々のスタートを披露。2回には3本のヒットで失点するも、3回には再度の三者連続三振と奪三振ショーを繰り広げ、最終的に4回59球を投げて被安打4、1失点、奪三振8個の完璧な復活劇を見せると、降板後はダグアウトで満面の笑みを見せていた。
対する今永は、エドマンの2打席連続を含む、3本のソロホーマーを浴びながらも、7回まで粘り強いピッチングを披露。注目の大谷との3度の対戦を含め、ドジャース自慢のMVPトリオを完璧に抑え切って、逆転のお膳立てをしてみせた。これで今永は今季13勝目、メジャー1年目での13勝は野茂英雄、田中将大に並ぶ数字となった。
そして鈴木は序盤、山本の前に2打席連続三振と苦戦したものの、第3打席にセンターオーバーの2ベースヒットを放つと、カブスが一挙5得点を挙げた8回の第4打席には同点タイムリーを放ってチームを逆転へと勢いづけた。その後、第5打席もヒットを放ってこの日3安打1打点と気を吐いた。
ドジャースは山本の好投で試合をリードしていたが、8回に3つのエラー絡みで逆転されて手痛い連敗となった。2位のパドレスが勝利したため、地区優勝へのマジックは13のまま、ゲーム差も4.5に縮まった。
関連記事：【9/11見どころ】大谷が今永とメジャー2度目の対戦へ、山本由伸は3か月ぶりの復帰登板｜MLB2024ロサンゼルス・ドジャース対シカゴ・カブス（外部配信）
スコア
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| カブス | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 6 |
| ドジャース | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
注目記事：大谷翔平の最新成績＆ランキングまとめ（外部配信）
試合経過・ハイライト
※内容は逆時系列。時刻は日本時間表記
13:45 二死三塁。マンシー、センターに大飛球、フェンス際のあわやホームランの打球、観客の帽子に当たるもアームストロングがジャンピングキャッチのファインプレー。試合終了。今永は今季13勝目。
13:43 トレーナー、カウンセル監督がマウンドへ。ホッジは一度はしゃがみ込む様子を見せるも投球練習をして続投へ。
13:41 ロハス三塁へ盗塁。
13:41 ロハス二塁へ盗塁。
13:41 二死走者なし。ロハス、フォアボールを選んで出塁。
13:39 一死走者なし。途中出場のスミス。ショートライナーで2アウト。
13:38 無死走者なし。左打席に入ったエドマン、セカンドゴロで1アウト。
13:37 カブス、クローザーのホッジにスイッチ。
△9回裏・ドジャースの攻撃△
13:35 二死一・二塁。パレデス、センターフライに終わり、3アウト。
13:34 二死一塁。ベリンジャー、レフト前にヒット。
13:32 二死走者なし。鈴木、流し打ちでセンターへ打ち返し、今日3本目のヒット。
13:31 一死走者なし。スワンソン、ショートゴロで2アウト。
13:29 無死走者なし。ハップ、ショートゴロで1アウト。
13:28 ドジャースはグラテロルがマウンドに。キャッチャーはスミスに交代。セカンドに代打のラックスが入り、ヘルナンデスはレフトへ。
△9回表・カブスの攻撃△
13:26 二死一塁。ベリンジャーの強烈な打球はサードの正面で3アウト。
13:23 二死走者なし。ベッツ、センター前ヒット。ベッツはこれで10試合連続安打。
13:22 一死走者なし。大谷の第四打席、初球打ちで右中間に大きな打球を放つもアームストロングがフェンス前で好捕。大谷は4打席ヒットなし。
13:22 ラックスの左中間への鋭い打球はレフトライナーに。1アウト。
13:20 無死走者なし。ドジャースは代打ラックス。
13:20 今永に代わりピアソンがマウンドに。
△8回裏・ドジャースの攻撃△
13:18 二死二塁。アマヤ、ライトフライで3アウト。
13:17 一死二・三塁。アームストロングの打球、セカンドがダイビングキャッチで一塁をアウトに、その間に三塁ランナーが戻り、この回5点目。【カブス6-3ドジャース】
13:15 一死一・二塁。ホーナー、インコースの球をレフト線にヒット。ベリンジャーが生還。【カブス5-3ドジャース】
13:12 一死一・二塁。ブッシュはセカンドゴロ、ヘルナンデスがタッチしにいこうとしてボールを捕球できずエラーに。二塁走者の鈴木が生還してカブス逆転。【カブス4-3ドジャース】
13:12 無死一・二塁。パレデス、見逃し三振で1アウト。
13:10 無死二塁。ベリンジャーは申告敬遠で出塁。
13:08 カブスが、ダグアウトに送球が入った時点では鈴木が三塁に進塁できたのではないかとチャレンジ。チャレンジは失敗、鈴木は二塁に。
13:07 無死一・二塁。鈴木センター前にタイムリーヒット。三塁への送球が逸れる間に一塁ランナーも生還して同点。【カブス 3-3 ドジャース】
13:04 無死一塁。スワンソン、キャッチャーゴロもキャッチャーから一塁への送球が逸れて一塁セーフ。記録はバーンズのエラー。
13:02 ドジャースは5番手フィリップスにスイッチ。
13:01 無死走者なし。ハップ、ストレートのフォアボールで出塁。
△8回表・カブスの攻撃△
12:57 二死一塁。ヘルナンデス、右中間にいい打球を放つも、センターのアームストロングが快足を飛ばしてスライディングキャッチで3アウト。
12:56 一死一塁。マンシー、センターに打ち上げるも伸びはなく、センターフライで2アウト。
12:55 一死走者なし。バットの先に当てたロハスの打球はセンター前に落ちてヒットに。
12:53 カブスが一塁の牽制のセーフ判定をめぐってチャレンジ。チャレンジ成功で牽制タッチタウト。
12:52 無死走者なし。パヘズ、初球を打つとスワンソンのグラブをすり抜け、エラーで出塁（のちほど、ヒットに変更）。
△7回裏・ドジャースの攻撃△
12:50 二死一塁。アマヤ、センターへの大きな飛球もフライアウト。3アウト。
12:48 一死一塁。アームストロング、ライトフライで２アウト。
12:47 一死走者なし。ホーナー、ピッチ返しの打球はセンタに抜けるヒットに。
12:46 無死走者なし。ブッシュ、内野フライを打ち上げ、ロハスがキャッチ。1アウト。
12:45 ドジャースは4番手ベシアへスイッチ。
△7回表・カブスの攻撃△
12:43 二死走者なし。今永から今日2打席連続ホームランのエドマン、3打席目はショートゴロに打ち取られて3アウト。
12:41 一死走者なし。フリーマン、空振り三振で2アウト。
12:39 無死走者なし。ベッツ、センターへのいい当たりもいま一歩伸びず、センターフライで1アウト。
△6回裏・ドジャースの攻撃△
12:36 二死二塁。パレデス、フルカウントから粘るもサードゴロに終わって3アウト。
12:33 一死二塁。ベリンジャー、フルカウントからバットの先に当てるもレフトフライ、2アウト。
12:30 一死走者なし。鈴木、センターの頭上を超える打球を放ち、フェンスまで届く2ベースヒット。
12:28 無死走者なし、スワンソン、ライトフライで１アウト。
12:27 ドジャースはトライネンに継投。
△6回表・カブスの攻撃△
12:25 二死走者なし。大谷の第3打席、大飛球にスタジアム中が沸くもスタンドまでは届かず、フェンス前でベリンジャーがキャッチするライトフライで３アウト。
12:24 一死走者なし。バーンズ、フルカウントからセカンドフライ、2アウト。
12:21 無死走者なし。ヘルナンデス、外角の球を空振りで三振。今永、今日3つ目の三振。
12:18 無死走者なし。マンシー、2ボールからの3球目、思い切りの良いスイングでライトスタンドへホームラン。【カブス1-3ドジャース】
△5回裏・ドジャースの攻撃△
12:16 二死二塁。ハップ、強烈な打球を放つも一塁フリーマンが抑えて3アウト。
12:14 一死一塁。アマヤ、送りバントでアームストロングは二塁へ。
12:14 一死走者なし。アームストロング、一、二塁間を破るライト前ヒット。
12:12 無死走者なし。ホーナー、三振で1アウト。
12:11 ドジャースは山本に代わりブレイジャーがマウンドへ。
△5回表・カブスの攻撃△
12:09 二死走者なし。ロハス、見逃し三振で3アウト。
12:06 一死走者なし。パヘス、ライトフライで2アウト。
12:05 一死走者なし。エドマン、快音を響かせ、センターへ2打席連続ホーマー。アームストロングがフェンス際、ジャンプして捕球を試みるも届かず。【カブス1-2ドジャース】
12:04 無死走者なし。フリーマン、ショートゴロで１アウト。
△4回裏・ドジャースの攻撃△
12:01 ダグアウトに戻った山本はチームメイト達とハイタッチ。大谷と談笑し、満面の笑顔に。山本は4回59球を投げて被安打4、1失点、奪三振8個。
12:00 一死一塁。ブッシュ。一塁ゴロでダブルプレー、３アウト。
11:59 一死走者なし。パレデス、センター前ヒットで2打席連続安打。
11:58 無死走者なし。ベリンジャーはショートゴロで１アウト。
11:58 山本、この回まで51球投げるも引き続きマウンドへ。
△4回表・カブスの攻撃△
11:55 二死三塁。ベッツ、サードゴロで３アウト。
11:54 無死一・二塁。大谷、カウント2-1から強烈な打球を放つも一塁ゴロで3-6-1のダブルプレー。
11:51 無死一塁。バーンズ、バットの先で引っ掛けるようにレフト前に。ランナー二人をためて大谷へ。
11:49 無死走者なし。ヘルナンデス、フルカウントから一塁線を破るライト前ヒット。ノーアウトランナー一塁。
△3回裏・ドジャースの攻撃△
11:45 二死走者なし。鈴木も変化球に2打席連続三振。この回も3者連続三振で計8個目。
11:44 一死走者なし。スワンソン、ストレート見逃しで2打席連続三振。山本の奪三振数は7個目。
11:41 無死走者なし。ハップ、2打席連続三振。1アウト。
△3回表・カブスの攻撃△
11:38 二死走者なし。マンシー、外角のボールにバットが止まらず、三振で3アウト。
11:36 一死走者なし。ロハスのピッチャー返しはセカンドゴロに。2アウト。
11:34 無死走者なし。パヘスはサードゴロ。1アウト。
11:33 無死走者なし。エドマンが初球打ちでレフトスタンドへ同点弾。今シーズン第1号。【カブス 1-1 ドジャース】
△2回裏・ドジャースの攻撃△
11:30 二死一・三塁。アマヤはライトフライで３アウト。二者残塁。
11:29 二死一・二塁。アームストロングの打球を一塁・フリーマンが弾いてしまい内野安打に。二塁ランナーが生還し、カブス先制。【カブス 1-0 ドジャース】
11:28 二死一塁。ホーナー、初球をセンター前に弾き返しヒット。
11:27 一死一塁。ブッシュ、三球三振、これで三振は5つ目。
11:26 一死走者なし。パレデス、ファールで粘った末にレフト前ヒット。
11:23 無死走者なし。ベリンジャーも変化球に空振り三振。これで4者連続三振。
△2回表・カブスの攻撃△
11:19 二死走者なし。フリーマン、初球を打ち上げレフトフライ。今永、初回をわずか4球で切り抜ける。
11:19 一死走者なし。ベッツ、センターへのフライで2アウト。
11:18 無死走者なし。大谷、初球を打って高いショートフライ、１アウト。
△1回裏・ドジャースの攻撃△
11:15 二死走者なし。鈴木、外角のストレートを見逃しの三振で3アウト。山本、三者三振の立ち上がり。
11:13 一死走者なし。スワンソンも変化球で連続三振。2アウト。
11:11 無死走者なし。ハップを変化球で空振りの三振に。1アウト。
11:10 山本、復帰登板の初球は155キロのストレートから。
△1回表・カブスの攻撃△
11:08 山本、6月以来およそ３ヶ月ぶりのマウンドへ。
11:10 プレイボール予定
両チームのスターティングメンバー
＜ドジャース＞
投手：山本由伸
1（DH）大谷翔平
2（右）ムーキー・ベッツ
3（一）フレディー・フリーマン
4（中）トミー・エドマン
5（左）アンディ・パヘス
6（遊）ミゲル・ロハス
7（三）マックス・マンシー
8（二）エンリケ・ヘルナンデス
9（捕）オースティン・バーンズ
＜カブス＞
投手：今永昇太
1 （左）イアン・ハップ
2 （遊）ダンスビー・スワンソン
3 （DH）鈴木誠也
4 （右）コディ・ベリンジャー
5 （三）アイザック・パレデス
6 （一）マイケル・ブッシュ
7 （二）ニコ・ホーナー
8 （中）ピーター・クロウ=アームストロング
9 （捕）ミゲル・アマヤ
※以下、試合前時点の情報。
＜試合日程＞
9月11日（水）11:10プレイボール（日本時間）
＜対戦カード＞
ロサンゼルス・ドジャース（大谷翔平・山本由伸）vs シカゴ・カブス（鈴木誠也・今永昇太）
＜球場＞
ドジャー・スタジアム
＜放送予定＞
- NHK BS
- J SPORTS 2（スカパー！ほか）
- ABEMAプレミアム（ネット）
- SPOTV NOW（ネット）