6月23日に京都競馬場で行われる上半期競馬総決算の宝塚記念(G1/芝2200m)。今年の春のグランプリレースは、通常の阪神競馬場ではなく、18年ぶりに京都競馬場で行われる。
ディープインパクトが勝利した18年前の再現か
2006年に京都競馬場で行われた第47回宝塚記念は、単勝1.1倍のディープインパクトが2着ナリタセンチュリーに4馬身差をつける圧勝劇だった。この時の1、2着馬に共通しているのが京都競馬場2200m以上の重賞勝ちだ。
今年の出走馬を見てみると、京都競馬場2200m以上で重賞勝ち経験があるのは、ジャスティンパレス、ドウデュース、ディープボンド、プラダリア、ブローザホーンの5頭。この中から印の順番をつけたい。
本命はジャスティンパレス、対抗はプラダリア
本命に推すのはジャスティンパレス。昨年の天皇賞(春)を制した5歳馬は、稍重の馬場の中、2着ディープボンドに2馬身1/2差をつけてG1初制覇を飾った。今年も当日は予報では雨模様だけに、荒れた馬場でも苦にしないところも好材料だ。
2番手はプラダリア。今年の京都記念を勝った5歳馬は、京都競馬場の重賞成績が2戦2勝と好相性。しかも、稍重ないし重馬場での成績が3戦2勝3着1回とすべて馬券に絡んでいる。今年の宝塚記念にはぴったりの馬かもしれない。
3番手はブローザホーン。京都競馬場で行われた今年の日経新春杯で重賞初制覇を飾ると、その後も阪神大賞典が3着、天皇賞(春)が2着とステイヤーの素質を一気に開花させた。2200mはこの馬にとって若干短いかもしれないが、昨年5月の烏丸ステークスを勝った時と同じ舞台。荒れた馬場の経験も、全20戦のうち10戦が稍重以上で、全6勝のうち稍重で4勝、不良で1勝と道悪も大歓迎だ。
4番手は昨年の有馬記念に続きグランプリ連覇を狙うドウデュース。実績はメンバー中No.1だが、本来はマイラー色が強い馬なのでここまでの評価とする。5番手は、ディープボンド。京都競馬場で重賞を勝ったのは4年前の京都新聞杯だが、古馬になってからも天皇賞(春)で2着2回と3着1回、昨年の京都大賞典でも3着とすべて馬券に絡んでいる京都競馬場巧者だ。
◎ジャスティンパレス
〇プラダリア
▲ブローザホーン
△ドウデュース
△ディープボンド
買い目は3連単2頭軸フォーメーションの計6点
本命ジャスティンパレスと対抗プラダリアの3連単2頭軸フォーメーションで印をつけた馬に流す計6点で勝負。
1着:(2)ジャスティンパレス、(7)プラダリア
2着:(2)ジャスティンパレス、(7)プラダリア
3着:(12)ブローザホーン、(4)ドウデュース、(5)ディープボンド
宝塚記念2024概要
- レース名(グレード):第65回宝塚記念(G1)
- 開催:4回京都8日
- 開催日:2024年6月23日(日)
- 発走時刻:15:40
- 競馬場:京都競馬場(京都府京都市)
- 距離:芝2200m
- 条件:3歳以上、オープン(国際)(指定)、定量
宝塚記念2024枠順一覧(6月20日発表)
枠番・馬番/馬名/性齢/負担重量/騎手/厩舎
- 1枠1番/シュトルーヴェ/せん5/58.0/D.レーン/堀宣行(美浦)
- 2枠2番/ジャスティンパレス/牡5/58.0/C.ルメール/杉山晴紀(栗東)
- 3枠3番/ベラジオオペラ/牡4/58.0/横山和生/上村洋行(栗東)
- 4枠4番/ドウデュース/牡5/58.0/武豊/友道康夫(栗東)
- 4枠5番/ディープボンド/牡7/58.0/幸英明/大久保龍志(栗東)
- 5枠6番/ヒートオンビート/牡7/58.0/坂井瑠星/友道康夫(栗東)
- 5枠7番/プラダリア/牡5/58.0/池添謙一/池添学(栗東)
- 6枠8番/カラテ/牡8/58.0/岩田望来/音無秀孝(栗東)
- 6枠9番/ソールオリエンス/牡4/58.0/横山武史/手塚貴久(美浦)
- 7枠10番/ローシャムパーク/牡5/58.0/戸崎圭太/田中博康(美浦)
- 7枠11番/ヤマニンサンパ/牡6/58.0/団野大成/斉藤崇(栗東)
- 8枠12番/ブローザホーン/牡5/58.0/菅原明良/吉岡辰弥(栗東)
- 8枠13番/ルージュエヴァイユ/牝5/56.0/川田将雅/黒岩陽一(美浦)