チェアマンズスプリントプライズ(G1/芝1200メートル)が日本時間28日、香港のシャティン競馬場で行われる。香港でのスプリント戦は地元勢の独壇場となりそうだ。
日本からはマッドクールとサンライズロナウドが参戦
日本から参戦するのは、高松宮記念(G1/芝1200m)を制したマッドクールとサンライズロナウド。マッドクールは、昨年末の香港スプリント(G1/芝1200m)に続いて2度目の香港挑戦。当時は8着に敗れたが、G1馬として挑む今回はコース経験を武器に善戦したい。
強力な香港の2騎
香港の大将格は、カリフォルニアスパングルとビクターザウィナーだ。前者は、前走のアルクオーツスプリント(G1/芝1200m)では重賞で初のスプリント挑戦ながら圧倒的な強さで戴冠した。G1連勝中と波に乗っており、本番でも人気を集めること間違いない。後者は、高松宮記念でマッドクールの3着に敗れたが、初の海外挑戦、初の左回りを考慮に入れれば十分な結果だった。
海外ブックメーカー1番人気はカリフォルニアスパングル
海外ブックメーカーの一つ、「ベストオッズ」のオッズを見てみると(日本時間27日10時45分時点)、1番人気はカリフォルニアスパングルで3.25倍。2番人気はビクターザウィナーが4.5倍で続き、3番人気がマッドクールの5.5倍となっており、単勝10倍を切るのはここまで。その後は、インビンシブルセージが13倍、ビリービング、フライングエース、ハウディープイズユアラブが15倍で続いている。
本命はビクターザウィナー
カリフォルニアスパングルとビクターザウィナーの一騎打ちとなりそうな一戦は、ビクターザウィナーに軍配を上げる。シャティンの1200m戦は明らかに内枠が有利。7番のカリフォルニアスパングルに対し、ビクターザウィナーは2番。そして、マイル戦線を主戦場としてきたカリフォルニアスパングルに対し、ビクターザウィナーは15戦のうち14戦で1200m戦を使ってきた。枠順、距離適性を鑑みて、ビクターザウィナーを本命に推す。
3番手以降は、5番枠発走から好位につけたいインビンシブルセージ、大外11番枠と不運な枠順ながら好位抜け出しを図りたいマッドクール、イギリスからの刺客ビリービングの順で印を打つ。
◎ビクターザウィナー
〇カリフォルニアスパングル
▲インビンシブルセージ
△マッドクール
△ビリービング
チェアマンズスプリントプライズ2024 概要
- レース名(グレード):チェアマンズスプリントプライズ(G1)
- 開催日:日本時間 2024年4月28日(日)
- 発走時刻:日本時間 15:50
- 競馬場:シャティン競馬場(香港)
- 距離:芝1200m
- 条件:3歳以上・定量
チェアマンズスプリントプライズ2024枠順一覧
馬番(ゲート番)/馬名/生産国/性齢/騎手/厩舎(調教国)
- 1(7)/カリフォルニアスパングル/アイルランド/せん6/B.アブドゥラ/A.クルーズ(香港)
- 2(11)/マッドクール/アイルランド/牡5/坂井瑠星/池添学(栗東)
- 3(2)/ビクターザウィナー/オーストラリア/せん5/K.リョン/C.シャム(香港)
- 4(10)/ラッキーウィズユー/オーストラリア/せん6/A.アッゼニ/F.ロー(香港)
- 5(5)/インビンシブルセージ/オーストラリア/せん4/H.ボウマン/D.ホール(香港)
- 6(1)/ハウディープイズユアラブ/オーストラリア/せん4/J.マクドナルド/J.サイズ(香港)
- 7(6)/サンライズロナウド/日本/牡5/D.レーン/安田翔伍(栗東)
- 8(8)/フライングエース/ニュージーランド/せん6/Z.パートン/D.ホール(香港)
- 9(9)/ムゲン/オーストラリア/せん5/B.シン/P.ン(香港)
- 10(4)/ビリービング/アイルランド/牝4/H.ベントレー/G.ボーウィー(イギリス)
- 11(3)/リトルブローズ/オーストラリア/牡3/K.ティータン/D.ヘイズ(香港)