“モンスター”井上尚弥のWBSS次戦が5・18にようやく決定

2019-02-13
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メイド・イン・ジャパンの“モンスター”が今度は英国に衝撃を与えることになりそうだ。

昨年10月、『ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)』のバンタム級トーナメント初戦(対フアン・カルロス・パヤノ)での70秒KO劇で、日本だけでなく世界に衝撃を与えた井上尚弥(大橋、17勝0敗15KO)が、5月18日(日本時間19日)にIBF世界バンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ、19勝0敗12KO)と対戦する。このバンタム級トーナメント準決勝は、井上のWBAタイトルと、ロドリゲスのIBFタイトルの統一戦となる予定だ。

井上のKO劇もあり、その後の展開に注目が集まっていた“世界最強決定トーナメント”WBSS。実は昨年12月の段階で出場選手への報酬未払いが報じられ、大会の存続が危ぶまれていた。

しかし、1月中に財政問題解決の目処がついたという話が聞こえてくると、2月に入ってからは井上の次戦の日程の噂も浮上。そしてついに2月12日(日本時間13日)、WBSS公式サイト上で、5月18日の英国グラスゴーでのSSEハイドロ大会が正式発表された。

井上はパヤノ戦後の10月20日、米国オーランドでのロドリゲス vs. ジェイソン・マロニー(オーストラリア)を視察。準決勝で対戦するロドリゲスの判定勝ちを見届けていた。井上はロドリゲスについて「右はそうでもないけど、左については今までに見たことのない角度のパンチだった」と評し、対決を楽しみにしていた。

両者はWBSS公式サイトにグラスゴー決戦に向けた抱負を語っている。井上は、ボクシングファンの多い英国での初ファイトということもあり、「英国の熱烈なファンの前でボクシングすることが待ちきれない。“モンスター”パフォーマンスを見せつけたい」と述べている。

対するロドリゲスは、「私はボクシングのメディアとファンから史上最高とみなされるボクサーと闘いを常に求めてきました。チームやプエルトリコのために勝ちたい」と意気込む。

WBSS共同代表であるカレ・ザウアーランド氏は、「この試合こそがWBSSのビジョンそのもの。無敗の世界王者にして最高のアスリート同士の闘い。これ以上のカードはありません」と力強く語った。

同日には、スーパーライト級トーナメント準決勝、ジョシュ・テイラー(英国) vs. IBF世界王者イワン・バランチュク(ベラルーシ)も行われる予定だ。日本での放送・配信は現時点で未定だが、詳細の発表が待たれる。

 

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