9月18日(月・祝)、有明アリーナで行われた『Prime Video Presents Live Boxing 5』で、寺地拳四朗がヘッキー・ブドラーを9回TKOに沈め、WBA・WBC世界ライトフライ級王座戦を防衛。中谷潤人はアルヒ・コルテスに判定勝ちでWBO世界スーパーフライ級王座戦を初防衛した。そして那須川天心はまたもKOを逃すも、ボクシング転向第2戦でさらなる進化を見せて勝利した。
スポーティングニュースでは、寺地、那須川、中谷の注目3大マッチの模様をライブ速報で伝えた。
寺地が貫禄のTKO、天心は判定決着も進化見せた
ライトフライ級世界最強の呼び声高い寺地拳四朗が、改めてその実力を示した。
今年4月に予定されていた3団体統一戦がWBO王者ジョナサン・ゴンサレスの病欠でキャンセルとなったことで、4団体統一戦実現への青写真は大きく崩れ去った。モチベーションを失った寺地は、階級変更で2階級制覇に目標を切り替えるかで迷っていることも口に。今回のヘッキー・ブドラーとの防衛戦の内容次第でどちらに進むか決めるとしていた。
楽な試合ではなかった。挑戦者ブドラーは元2階級制覇王者の実力を示した。寺地との打ち合いにも引かず、アウトボックスでポイントを取りに行くなど、老獪な試合運びを見せた。
しかし、これまでのように寺地はタフな打ち合いも、距離を取った戦いにも対応できる。得意のジャブはガードをすり抜けてブドラーの顔面を捉え、コンビネーションの呼び水になった。
第5R、距離を詰めるブドラーにバッティングを受け、右目上をカットした際は、かつての矢吹正道戦の悪夢もよぎったが、幸い出血も止まり、パフォーマンスに影響は出なかった。
7Rからブドラーが距離を取り始め、消耗戦に持ち込もうとしたが、寺地はむしろギアを上げ、9回に乱打を浴びせた。スタンディングのままサンドバック状態にすると、ブドラー陣営からタオルが飛んだ。
しぶといブドラーに判定もよぎったという寺地だが、コーチの活でKOを実践できたことを試合後に語った。自身でも納得の勝利を挙げたことで、「次は3団体目に行きたい」と明言した。諦めかけたライトフライ級史上初の4団体統一に向け、WBO王者ゴンサレス、あるいはIBF王者シベナティ・ノンティンガとのマッチアップを実現すべく、改めて前進する。
天心はたしかに進化を見せる。中谷もKOは奪えずも大量ダウン奪取で面目躍如
プロボクシング転向第2戦となった那須川天心は、デビュー戦で感じられた「軽さ」を払拭するボクシングを見せた。メキシコ・バンタム級王者相手に1Rでダウンを奪うなど、パンチを当てることに夢中になっていた4月に比べて、KOを取りに行くという気持ちだけでなく技術も磨いてきたことを証明した。
スタミナ面でもキャリア初の7R、8Rを経験したが、動きに衰えは見えなかった。7R終了時にはコーチに「どうやったら決まりますかね」と聞くなど、最後までKOにこだわりを見せたが、結果としては3-0の判定決着に終わった。
那須川は「最後は上手くいかなかった」と反省の弁を述べつつも、5か月間分の進化を見せられた自負からか、「世界タイトルを目指す」と豪語した。
ダブル世界戦のもうひとつ、WBO世界スーパーフライ級王座戦では、中谷潤人がノックアウト・アーティストとして期待されるなか、ラスベガスでのタイトル奪取時同様にダウンを量産した。しかし、挑戦者アルヒ・コルテスはKOまでは奪わせず、フルラウンド終了。3-0で判定勝利による初防衛成功となった。
Prime Video Presents Live Boxing 5:全試合結果
- 寺地拳四朗(王者)がヘッキー・ブドラーをTKOで下し、WBAスーパー・WBC・The Ring誌認定世界ライトフライ級王座を防衛(9ラウンド2分19秒)
- 那須川天心がルイス・グスマンに3-0判定勝ち(80-70、80-70、80-70)
- 中谷純人(C)がアルヒ・コルテスを3-0判定で下し、WBO世界スーパーフライ級王座を初防衛(118-107、119-106、119-106)
- アンソニー・オラスクアガがジーメル・マグラモをTKO(7ラウンド2分57秒)
ライブ速報:試合経過
22:02 「もっと強くなって次の試合も頑張りたい」と話し、「次は3団体目行きたいと思ってるんで、皆さん声を上げて言ってください」と、3団体統一戦実現への後押しを願った。さらに客席にTシャツを投げ込むファンサービス。
21:58 勝利者インタビュー。観衆や関係者に感謝した寺地は、試合展開がやや停滞した中盤に判定かKOで迷ったことを明かし、コーチに「スイッチ入れてもらってやっと(KOで)倒せた」と告白。
21:56 防衛したベルトを両肩にかけた寺地。ブドラーは敬意をこめたハグ。王者の手をかかげて観衆に挨拶をかわした。
21:52 足がもつれたブドラーにラッシュにまとめると、スタンディングのままレフェリーがストップ!寺地が9ラウンドTKO勝ち!
21:51 ブドラーのスタミナに陰りか、寺地のコンビネーションがよく刺さる。
21:50 第9ラウンド開始。
21:48 ガードを下げないブドラー、手数でポイントを取りに行く戦略へ。第8ラウンド終了。スコア的には際どいラウンド。
21:47 第8ラウンド開始。7R同様、足を使うブドラーだが、フットワークは寺地の方が上か。
21:44 上下に打ち分け、決定打を打たせない寺地。寺地のラウンド。第8ラウンドへ。
21:43 第7ラウンド開始。ブドラーは距離を取り、あえてのペースダウンも、寺地は吸い付くようにジャブを刺し込み続ける。
21:41 打ち合いでブドラーが巧さ見せるが、寺地のペースか。第6ラウンド終了。
21:39 寺地がスリップダウン。再開後に寺地のパンチがローブローで注意。ブドラーのジャブが刺さるが、強打は寺地が上手か。
21:38 バッティングは偶発的のアナウンス。第6ラウンド開始。
21:36 出血チェック後、試合続行も寺地の出血は続く。しかし目に入らない位置のためパフォーマンスには影響がないように見える。ブドラーは打ち合いでロープに押し込むが、寺地もしっかり打ち返す。第5ラウンド終了。
21:34 第5ラウンド開始。下から起こしていこうとするブドラーのバッティングを浴びたか、寺地は右のまゆ辺りをカット。出血。
21:33 ブドラーは右ボディなど狙うが、寺地も陣営から下げることを指示されていたため、右ボディストレートを刺す。第4ラウンド終了。
21:30 第4ラウンド開始。ブドラーは足を使ってアウトボックスにスイッチ。ブドラー陣営は「ライトサイド」を連呼している。
21:28 ブドラーはうねるような上下の動きで距離を詰めるが、クリーンヒットが出ない。寺地は下がりながらも、着実にガードの隙間を撃ち抜く。第3ラウンド終了。
21:25 第3ラウンド開始。左に回る寺地、右に回るブドラー。ブドラーは前に出てボディを狙う。手数はブドラーか。
21:24 距離を取ってカウンターを刻む寺地に、ブドラーが前に出続ける流れ。第3ラウンドへ。
21:23 ワンツーで差し込む寺地。ブドラーは捨て身でインファイトに行くが、寺地は乗らない。
21:22 第2ラウンド開始。ブドラーの動きを把握したのか、寺地はパンチの強度を上げていく。
21:21 様子見の1ラウンド終了。
21:20 白い身体の寺地、派手なタトゥーのブドラーの対比が際立つ。寺地は得意の伸びのあるシャープなジャブを振る。ブドラーは運動量で優るが、仕掛けは弱く強打が出ない。
21:17 メインイベント第1ラウンド開始ゴング!
21:13 タイトルマッチ宣言。
21:10 南アフリカ、日本の国歌斉唱。
21:05 青コーナーのブドラー入場。続いて赤コーナー、王者寺地の入場。北斗の拳を思わせる白いトゲ付き特注ガウン姿。背中にはKENSHIROの文字。入場曲はいつものクリスタルキング「愛を取り戻せ」。
21:00 メインイベント、WBAスーパー・WBC世界ライトフライ級王座戦、寺地拳四朗(王者、B.M.B)vs. 挑戦者ヘッキー・ブドラー(南アフリカ)へ。
20:57 那須川はリング四方に礼をし、リングを降りたあとも手を伸ばす観客に応えながら退場した。
20:56 「最強の道を突き進んでいく。ぼくを信じてついてきて欲しい」。「みんなの前で勝負できることは嬉しい。天心の試合を見て良いなと思ってくれるだけでなく、行動に移して自分自身のチャンピオンベルトを見つけて欲しい。(ぼく自身は)日本中にカマせる男になりたい」。そして世界に向けて英語で「ぼくは世界王者になります。注目してくれよ!」と宣言した。
20:52 那須川の勝利者インタビュー。ファンに感謝した那須川は試合内容について「ダウンは取れて進化した姿は見せられたと思うけど、最後は上手くいかなかった。人生上手くいかないな」と話したが、「成長してる姿を見せることができた。どうですか?良かったですか?」と問いかけた。
20:49 3-0で那須川の勝利!
20:48 激しい打ち合いになると、那須川のオーバーハンドの左フックでグスマンがダウンすると同時に終了のゴング。判定へ。
20:47 那須川の左が度々ミートするが、グスマンは倒れず。
20:44 最終ラウンド開始。那須川は「やってやるよ!」と一声。
20:43 グスマンからダウンを奪取。しかし、グスマンは復帰し、再開へ。逃げ切られて最終ラウンドへ。ここで那須川のスリップダウンがダウンに変更された。
20:42 第7ラウンド開始。左の強打を多用していた那須川だが、右も使うように。プロとしては初の7ランドだが、スタミナに問題はなしもスリップダウン。
20:40 那須川は左ボディ、左ストレートと畳み掛けたが、KOとはいかず。第6ラウンド終了でコーナーに戻るとトレーナーに「どうやったら決まりますかね」に質問した。
20:38 那須川のラッシュに館内は大きく湧いたが、グスマンはしのいだ。
20:37 第6ラウンド開始。那須川は冒頭からワンツーでリズムを作ると、そのまま強打を浴びせ続ける。
20:35 相手がインに入ってくるのを見て、左ボディをしっかりあわせる那須川。第5ラウンド終了。
20:34 第5ラウンド開始。那須川は大きな動きをやめ、倒しにいくような重いパンチへ。もみ合ったときに尻もちをついたが、スリップダウン。足を踏まれていたが、ダウンに変更された。
20:32 練習の成果を試すような試合運びを見せる那須川に対し、グスマンは困惑の表情も。第4R終了。
20:30 グスマンに合わせての左ボディが冴える那須川。勢いは衰えず、スタミナ強化の成果が見える。那須川は右にステップイン。
20:29 第4ラウンド開始。
20:27 第3ラウンド開始。グスマンは姿勢を下げながら詰めるが、那須川は捕まえられない。ステップインとアウトで翻弄する那須川に対して、グスマンのパンチが届かないシーンも。那須川の左ボディを浴びたグスマンだが、前に出続ける。
20:24 回りながらも引き付けて打つ那須川。第2ラウンド終了。
20:22 グスマンを誘うようにキレのある右のジャブでリズムを作る那須川。グスマンは間合いに入るタイミングがつかめない。
20:21 第2ラウンド開始。那須川は左に回りながら、右ボデイ、左フックとスピードの乗った強打を放つ。
20:19 デビュー戦とは違い、しっかりしたボクシングの足運びでパンチを刻んだ。第2ラウンドへ。
20:18 那須川はジャブを振りながらも、いきなりの左ストレートでグスマンがダウン!
20:17 第1ラウンドゴング!
20:16 那須川は黒髪坊主、グローブ、トランクスともに黒。デビュー戦の派手な色合いと一線を画したイメージで第2戦に臨む。試合は8回戦。
20:13 赤コーナー、那須川の入場。エントランステーマ曲はおなじみの矢沢永吉「止まらないHa〜Ha」。黒いジャケットのフードを深く被り、歌詞を口ずさみながらリングへ。
20:10 青コーナー、グスマンが入場。あとに続くトレーナーがメキシコ国旗を掲げる。
20:08 セミファイナル、那須川天心(帝拳) vs. ルイス・グスマン(メキシコ)のセグメントへ。
19:55 勝利者インタビュー。「防衛戦とは思っておらず、勝利できてよかった。楽しんでもらえましたか?」と観客に問いかけた。
19:53 中谷が3-0で初防衛成功。
19:50 終盤にかけて打ち合いとなり、中谷も倒しに行くがコルテスも粘る。お互い決定打は出せずに12ラウンド終了。判定へ。
19:49 中谷がパンチを繰り出し、コルテスが膝をつく。
19:48 最終ラウンド開始ゴング。
19:46 第11ラウンド終了。
19:44 コルテスの強烈なパンチが入るが、中谷もカウンターパンチを返す。
19:44 コルテスが距離をつめて攻める。中谷はカウンターを狙う。
19:43 第11ラウンド開始ゴング。
19:43 第10ラウンド終了。
19:42 コルテスがパンチを浴びせ、中谷は後ずさる。
19:41 中谷のパンチがコルテスの顔に入る。
19:40 中谷が距離をとりながら、攻める。コルテスは足をつかいながら、攻める。
19:39 第10ラウンド開始ゴング。
19:38 第9ラウンド終了。
19:38 中谷のカウンターパンチがコルテスのボディへ入り、コルテスが3度目のダウン。
19:36 両者のギアが上がり、激しいパンチの打ち合いに。
19:35 第9ラウンド開始ゴング。
19:34 第8ラウンド終了。中谷の表情に余裕が見える。コルテスは肉を切らせて骨を断つ戦法
19:34 中谷のパンチが当たるも、コルメナが反撃する。
19:33 中谷がコルテスのボディにパンチを浴びせる。しかし、コルテスはひるまず。
19:32 コルテスがフェイントを使いながら、攻める。中谷はコルテスのパンチをかわしながら、パンチを打つ。
19:32 第8ラウンド開始ゴング。
19:31 第7ラウンド終了。
19:29 コルテスが攻める。が、中谷もカウンターを浴びせる。
19:28 第6ラウンドとうってかわって、両者、中央で打ちあう。
19:27 第7ラウンド開始ゴング。
19:27 第6ラウンド終了。
19:25 コルテスが反撃をし、中谷へ右ストレートを返す。
19:24 中谷がパンチをたたみかけ、左ストレートがコルテスに入る。
19:24 コルテスが中谷のパンチを受け、倒れる。が、ダウン判定にはならず。
19:23 第6ラウンド開始ゴング。
19:23 第5ラウンド終了。
19:21 中谷の強烈なボディへのパンチが入り、ダウン。試合続行するが中谷がボディを打ち、2回目のダウンを奪う。
19:21 中谷のテンポのいい左パンチをがコルテスにはいる。
19:20 両者、中央でパンチを打ちあうも、コルテスが中谷に踏み込み距離を詰める。
19:19 第5ラウント開始ゴング。
19:18 第4ラウンド終了。インターバル中の中谷に笑顔が見える。
19:17 コルテスがコーナーに中谷を追い込もうとするが、なかなか上手くいかず。
19:16 コルテスが攻める。が、中谷の左フック、ストレートがコルテスに入る。
19:16 コルテスが開始早々、中谷の顔にパンチを打ち込む。
19:16 第4ラウンド開始ゴング。
19:15 第3ラウント終了。
19:14 中谷の1・2パンチがコルテスの顔に入る。
19:13 コルテスが距離をつめて、攻める。
19:11 コルテスが攻める。が、中谷も反撃する。
19:11 第3ラウンド開始ゴング。
19:10 第2ラウント終了。
19:10 コルテスが前に出てくるも、中谷はかわす。
19:08 両者、中央で打ち合いを続ける。
19:07 第2ラウント開始ゴング。
19:06 第1ラウンド終了。
19:05 中谷が長い腕を駆使しながら、ジャブを打つ。
19:03 第1ラウンド、両者、距離をとりながら打ちあう。
19:03 第2試合、第1ラウント開始ゴング。
19:03 まずは赤コーナー、中谷の紹介。続いて青コーナー、コルテスの紹介。
19:02 タイトルマッチ宣言が行われ、ジミー・レノン・ジュニア氏が名調子で両者をコール。
18:57 試合開始前、メキシコ、日本の国家斉唱。
18:55 王者中谷は5月に獲得したWBO世界スーパーフライ級王座の初防衛戦。
18:52 青コーナーはアルヒ・コルテス、赤コーナーは中谷潤人の順で入場。
18:50 第2試合、中谷潤人(日本) vs アルヒ・コルテス(メキシコ)の紹介映像が入る。
18:45 勝利者インタビュー。オラスクアガが「ありがとうございます」。次の試合の中谷に向けて「ジュント頑張れ」と盟友としてエールを送った。
18:43 オラスクアガが7ラウンドTKO勝ち!試合後のリプレイで決め手となった「強烈な左ストレートが入る」。
18:42 ふらついたマグラモにラッシュを浴びせると、レフェリーがストップ。
18:41 オラスクアガが押し込み、マグラモの顔に強烈なパンチが入る。
18:42 やや疲れが見えるオラスクアガだが、それ以上にマグラモがペースダウン。オラスクアガが押し込む展開。
18:40 オラスクアガが押し込む。マグラモがロープを背に戦う。
18:39 マグラモ、テンポを変えずにパンチを打ち続ける。が、マグラモが少し下がり気味に。
18:38 第7ラウント開始ゴング。
18:38 オラスクアガはブロックの上から強打を打ち込むが、マグラモの打ち合いに付き合い決定打は奪えず。第6ラウンド終了。
18:36 オラスクアガがロープを背にするも、パンチを浴びせる。そのあと、両者、中央で打ち合いに。
18:35 オラスクアガが引き続き、足を使って距離をとる。
18:35 第6ラウント開始ゴング。
18:34 第5ラウンド終了。
18:32 オラスクアガが足を使い、カウンターを狙う。マグラモが圧をかける。
18:31 オラスクアガがセンターを取るも、マグラモが中央を取り返す。
18:31 第5ラウント開始ゴング。
18:30 両者、額を突き合わせながら打ち合いに、第4ラウンド終了。
18:26 第4ラウント開始ゴング。オラスクアガがロープを背にする。マグラモにカウンターを返す。
18:28 両者のフックが入り、第3ラウンド終了。
18:25 オラスクアガがロープを背にしながらも、マグラモにパンチを返す。
18:24 マグラモがセンターをとり押し込む。オラスクアガがロープを背に反撃する。マグラモがパンチを浴びせ続ける。
18:23 第3ラウンド開始ゴング。
18:22 第2ラウンド終了。
18:20 第2ラウンド、オラスクアガがロープを背に打ち合いをする。右、左の順でパンチを浴びせる。オラスクアガがストレートを打つ。マグラモ、センターをとり押し込む。が、オラスクアガが反転し、中央ををとる。
18:18 第2ラウンド開始ゴング。
18:18 第1ラウンド終了。
18:16 第1ラウンド、両者、近い距離で打ち合いを続ける。マグラモの右フック、右ストレートがオラスクアガの顔に入る。
18:16 青コーナーはオラスクアガ、赤コーナーはマグラモ
18:15 第1試合、第1ラウンド開始ゴング。
18:12 アンソニー・オラスクアガ(アメリカ)、ジーメル・マグラモ(フィリピン)が入場。
18:09 アンソニー・オラスクアガ、ジーメル・マグラモの順に紹介映像が流れる。
9月18日 有明アリーナ現地では、17:30から試合開始予定。配信外の前座試合として、54kg級4回戦、玉川拓夢 vs. 横山隼人(デビュー戦)が行われる。
9月17日 前日計量が行われ、113ポンド(51.25kg)契約のオラスクアガが50.9kg、マグラモが40gオーバーの51.3kgだったが、2度目の計量でパス。55.79kg(スーパーバンタム級より若干重い)契約の那須川天心は55.7kg、ルイス・グスマンは55.4kgでともに一発クリア。スーパーフライ級(52.1kg)契約の中谷潤人は52.0kg、アルヒ・コルテス:51.9kgでクリア。そして、ライトフライ級(48.9kg)契約の寺地拳四朗が48.6kg、ヘッキー・ブドラーも48.8kgで通過。全選手が計量をクリアした。
見どころ:寺地、中谷、那須川が揃った秋のビッグマッチ
WBAスーパー・WBCおよびThe Ring誌認定ライトフライ級タイトルマッチ「寺地拳四朗 vs. ヘッキー・ブドラー」、WBO世界スーパーフライ級王座戦「中谷潤人 vs. アルヒ・コルテス」、そして「那須川天心 vs. ルイス・グスマン」は、9月18日夜、Amazonプライムビデオで独占ライブ配信される。
メインイベントを飾る寺地は、元プロボクサーの寺地永を父に持ち、2014年にプロ転向。2017年にWBC世界ライトフライ級王座を獲得すると、2021年に矢吹正道に敗れるまで8度の防衛を重ね、『アメージング・ボーイ』の異名を取った。
その後、矢吹との再戦を制して王座に復帰すると、京口紘人を破ってWBA王座も獲得し、2団体統一。今年4月のアンソニー・オラスクアガ戦では9回TKO勝ちを収めている。
一方のブドラーは2007年にプロ入り。2013年にWBA世界ミニマム級暫定王者となり、翌年、カルルイス・ディアスを1回KOに下し、WBA正規王者に。2016年にバイロン・ロハスに敗れるまでその座を防衛し続けた。ライトフライ級転向後は、2018年に田口良一を破り、IBF・WBA王座を獲得している。
IBF王座返上後、京口紘人に敗れてWBAのベルトも失ったものの、そこからの戦績は3戦3勝。直近では5月にウィチャット・セングパーコーンをKOに沈めた。2階級制覇王者としての実力を示すべく、ライトフライ級最強と目される寺地に挑む。
関連記事:寺地拳四朗が突き進むライトフライ級史上初の4団体統一王者への道
ダブル世界戦のもう1試合は、中谷潤人のWBO世界スーパーフライ級王座初防衛戦だ。
25歳のサウスポー・中谷は、2020年にジーメル・マグラモを破ってWBO世界フライ級王座を獲得し、2度防衛した。直近の試合は、今年のノックアウト・オブ・ザ・イヤーの候補にも挙げられている5月のアンドリュー・モロニー戦で、衝撃的なKO劇によってWBO世界スーパーフライ級王者となり、2階級制覇を達成した。
挑戦者アルヒ・コルテスは2014年のプロ転向後、フアン・フランシスコ・エストラーダに敗れるまで2015年から2022年の間、23戦無敗を記録した。現在28歳のコルテスは2連勝で復調。直近の試合は、今年3月のアドルフォ・カスティーヨ・ゴンサレス戦で、判定勝ちを収めている。
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そしてセミファイナルは、元キックボクシング界の『神童』那須川天心のプロボクシング転向第2戦だ。4月のプロデビュー戦では、日本バンタム級トップランカーの与那覇勇気に判定勝ち(6回戦)を収めた。
あれから5か月、強度の高い練習に取り組み、8月のラスベガス合宿を経て那須川自身も進化を実感。当初の対戦相手だったフアン・フローレが新型コロナウイルス感染で、現役メキシコ・バンタム級王者のルイス・グスマンに変更となったが、むしろ進化を証明するのに相応しい相手として歓迎した。
中谷の世界戦を飛び越えてのセミファイナル抜擢ことからも、デビュー戦以上の期待が伺える。今度こそKOを奪えるか、注目となる。
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試合開始時刻
『Prime Video Presents Live Boxing 5』は、9月18日(月・祝)に行われる。17:30より大会開始、18:00より番組配信(オラスクアガ vs. マグラモ)スタートとなるが、メインイベントである「寺地 vs. ブドラー」は、21:00両者リングインの見込み(※)。
日程 | 配信開始 | 中谷vsコルテス | 那須川vsグスマン | メインイベント |
9月18日(月・祝) | 18:00 | 19:00 | 20:00 | 21:00 |
※上記の時間は、すべて当日の大会・試合進行次第で前後する。
大会はどこで放送・配信される?いくらで見られる?
この大会は、インターネット動画配信サービスのAmazonプライムビデオ(アマゾンプライムビデオ)で独占ライブ配信される。
地上波・BS(WOWOW)・CS(スカパー!)でのテレビ放送および、スポーツ中継実績のあるインターネット配信サービスのDAZN(ダゾーン)、ABEMA(アベマ)、U-NEXT(ユーネクスト)、SPOTV NOW(スポティービーナウ)、Lemino(レミノ)等でのライブ配信予定はない。
Amazonプライムビデオは月額600円/年額5900円で視聴可能。初回登録であれば30日間の無料体験を利用して視聴することも可能だ。
サービス | 価格 | 無料期間 |
Amazonプライムビデオ | 月額税込600円/年額税込5900円 | 初回登録30日間無料 |
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予定対戦カード
- WBAスーパー・WBCおよびThe Ring誌認定世界ライトフライ級タイトルマッチ:寺地拳四朗(王者)vs. ヘッキー・ブドラー
- スーパーバンタム級8回戦:那須川天心 vs. ルイス・グスマン・トーレス
- WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ:中谷潤人(王者)vs. アルヒ・コルテス
- ライトフライ級8回戦:アンソニー・オラスクアガ vs. ジーメル・マグラモ
- [配信外] 54kg級4回戦:玉川拓夢 vs. 横山隼人(デビュー戦)
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