[9.18] 寺地 vs. ブドラー、中谷 vs. コルテス、天心プロ第2戦 [アマプラで無料視聴]|放送予定・開始時間・カード・全情報

2023-09-16
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(Naoki Fukuda)

9月18日(月・祝)、帝拳プロモーションが手がける『Prime Video Presents Live Boxing 5』で、寺地拳四朗、中谷潤人の世界タイトル防衛戦と那須川天心のボクシング転向第2戦が開催される。

寺地 vs. ヘッキー・ブドラー戦、中谷 vs. アルヒ・コルテス、那須川 vs. ルイス・グスマンの見どころや、開始開始時間、視聴方法、参考オッズ、全予定対戦カードなどを本誌格闘技エキスパートのダニエル・ヤノフスキーが解説する。

見どころ:寺地、中谷、那須川が揃った秋のビッグマッチ

『Prime Video Presents Live Boxing 5』のメインイベントとなるのは、寺地拳四朗 vs. ヘッキー・ブドラーのWBAスーパー・WBCおよびThe Ring誌認定ライトフライ級タイトルマッチ。有明アリーナで行われるこの試合は、Amazonプライムビデオで独占ライブ配信される。

元プロボクサーの寺地永を父にもつ寺地拳四朗は、アマチュアで50勝以上の戦績を積み重ね、2014年にプロに転向。2017年にガニガン・ロペスを破ってWBC世界ライトフライ級の王座を獲得すると、2021年に矢吹正道に敗れるまで8度の防衛を重ね、『アメージング・ボーイ』の異名を取った。

その後、矢吹とのダイレクトリマッチを制して王座に復帰すると、京口紘人を破ってWBA(スーパー)王座も獲得し、2団体統一。直近の試合は今年4月のアンソニー・オラスクアガ戦となり、壮絶な乱打戦となったこの試合では9回TKO勝ちを収めている。

一方のブドラーは2007年にプロ転向し、2013年にウーゴ・ベルナン・エルチェリを倒してWBA世界ミニマム級の暫定王者の座に就いた。翌2014年にカルルイス・ディアスを第1ラウンドでノックアウトしてWBAの正規王者に輝くと、2016年バイロン・ロハスに敗れるまでその座を防衛し続けた。ライトフライ級に転向後はすぐにベルト奪取とはならなかったが、2018年に田口良一を破り、IBF・WBAのベルトを手に入れた。

IBFタイトル返上後、京口紘人に敗れてWBAのベルトも失ったものの、そこからの戦績は3戦3勝、直近では5月にウィチャット・セングパーコーンを相手にKO勝利を挙げた。2階級制覇王者としての実力を示すべく、ライトフライ級最強と目される寺地に挑む。

関連記事:寺地拳四朗が突き進むライトフライ級史上初の4団体統一王者への道

ダブル世界戦のもう1試合(当日試合順はセミセミ)は、中谷潤人のWBO世界スーパーフライ級王座防衛戦で、挑戦者はメキシコのアルヒ・コルテスだ。

25歳のサウスポーである中谷は、2020年にジーメル・マグラモを破ってWBO世界フライ級の王座を獲得し、同王座を2度防衛している。直近の試合は、今年のノックアウト・オブ・ザ・イヤーの候補にも挙げられている5月のアンドリュー・モロニー戦で、衝撃的なKO劇によってWBO世界スーパーフライ級王者となり、二階級制覇を達成した。

対するコルテスは2014年にプロへ転向すると、フアン・フランシスコ・エストラーダに敗れるまで2015年から2022年の間、23戦無敗を記録した。エストラーダ戦以降も2連勝を挙げて復調。現在28歳のコルテスの直近の試合は、今年3月のアドルフォ・カスティーヨ・ゴンサレス戦で、この試合では判定勝ちを収めている。

中谷が凱旋勝利を飾るか、コルテスが下馬評を覆すか。

さらにダブル世界戦に加えて、セミファイナルに据えられた元キックボクシング界の『神童』那須川天心のプロボクシング転向第2戦も目玉のひとつだ。4月のプロデビュー戦では、日本バンタム級トップランカーの与那覇勇気に判定勝ち(6回戦)を収めたが、期待の大きさもあり賛否を呼ぶ内容だった。

あれから5か月、強度の高い練習に取り組み、8月のラスベガス合宿を経て那須川自身も進化を実感。当初の対戦相手だったフアン・フローレが新型コロナウイルス感染で、現役メキシコ・バンタム級王者のルイス・グスマンに変更となったが、むしろ進化を証明するのに相応しい相手として歓迎した。

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中谷の世界戦を飛び越えてのセミファイナル抜擢ことからも、デビュー戦以上の期待が伺える。今度こそKOを奪えるか、注目となる。

以下、寺地 vs. ブドラー、中谷 vs. コルテス、那須川 vs. グスマンの日程・放送予定・参考オッズ・対戦カードとなる。

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寺地 vs. ブドラーの試合開始時刻

『Prime Video Presents Live Boxing 5』は、9月18日(月・祝)に行われる。17:30より大会開始、18:00より番組配信(オラスクアガ vs. マグラモ)スタートとなるが、メインイベントである「寺地 vs. ブドラー」は、21:00両者リングインの見込み(※)。

日程 配信開始 中谷vsコルテス 那須川vsグスマン メインイベント
9月18日(月・祝) 18:00 19:00 20:00 21:00

※上記の時間は、すべて当日の大会・試合進行次第で前後する。

寺地 vs.ブドラーはどこで放送・配信される?いくらで見られる?

この大会は、インターネット動画配信サービスのAmazonプライムビデオ(アマゾンプライムビデオ)で独占ライブ配信される。

地上波・BS(WOWOW)・CS(スカパー!)でのテレビ放送および、スポーツ中継実績のあるインターネット配信サービスのDAZN(ダゾーン)、ABEMA(アベマ)、U-NEXT(ユーネクスト)、SPOTV NOW(スポティービーナウ)、Lemino(レミノ)等でのライブ配信予定はない。

Amazonプライムビデオは月額600円/年額5900円で視聴可能。初回登録であれば30日間の無料体験を利用して視聴することも可能だ。

サービス 価格 無料期間
Amazonプライムビデオ 月額税込600円/年額税込5900円 初回登録30日間無料

開催会場

この大会は有明アリーナ(東京都江東区)で行われる。東京2020(オリンピック/パラリンピック)でバレーボールと車いすバスケットボールの会場として使用されたあと、民間利用のための改修を経て、コンサートやスポーツイベントの大型アリーナとして開業。最大収容人数は15000人。 

勝敗を占う参考オッズ

寺地 vs. ブドラーの勝敗はどう予想されているのか。海外ブックメーカーでの参考オッズ(9月11日付)を紹介する。

米大手『Bet MGM』によると、寺地は-600の有利、ブドラーは+450の不利。カナダの『Sports Interaction』では、寺地が-1001で有利、ヘッキー・ブドラーは+500の不利と2倍の差がついた。

さらに中谷 vs. コルテスについては、『Bet MGM』では中谷が-1200の有利、コルテスは+700の不利。Sports Interactionでは、中谷が-1667の有利、コルテスは+900の不利となっていた。

概ね寺地、中谷の防衛成功が濃厚と予想されている。

関連記事:寺地、中谷もランクイン【TSN選出】日本人ボクサー・パウンド・フォー・パウンド トップ5【2023年夏版】

寺地拳四朗の戦績と経歴

  • 国籍:日本
  • 生年月日:1992年1月6日(31歳)
  • 身長:165cm
  • リーチ:163cm
  • キャリア試合数:22
  • 戦績:21勝(13KO)1敗

ヘッキー・ブドラーの戦績と経歴

  • 国籍:南アフリカ
  • 生年月日:1988年5月18日(35歳)
  • 身長:160cm
  • リーチ:166cm
  • キャリア試合数:39
  • 戦績:35勝(11KO)4敗

予定対戦カード

  • WBAスーパー・WBCおよびThe Ring誌認定世界ライトフライ級タイトルマッチ:寺地拳四朗(王者)vs. ヘッキー・ブドラー
  • スーパーバンタム級8回戦:那須川天心 vs. ルイス・グスマン・トーレス
  • WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ:中谷潤人(王者)vs. アルヒ・コルテス
  • ライトフライ級8回戦:アンソニー・オラスクアガ vs. ジーメル・マグラモ
  • [配信外] 54kg級4回戦:玉川拓夢 vs. 横山隼人(デビュー戦)

※本記事は国際版記事(著者Daniel Yanofsky)を翻訳し、日本向け情報を追記・編集した記事となる。翻訳・編集:石山修二、編集:スポーティングニュース日本語版編集部 神宮泰暁
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