2月24日(土)、東京・両国国技館にて開催されるWBA世界バンタム級タイトルマッチ、王者の井上拓真が挑戦者ジェルウィン・アンカハスを迎えての初防衛戦は、『Prime Video Presents Live Boxing 7』のメインイベントとしてAmazonのビデオストリーミングサービス「Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)」で独占ライブ配信される。
【告知】2.24当日、井上拓真&中谷潤人&田中恒成のトリプル世界戦をライブ速報予定!
『モンスター』井上尚弥の弟である井上拓真のプロデビューは2013年。その年の『The Ring(リングマガジン)』選出の「プロスペクト・オブ・ジ・イヤー」(新人賞)に選出されると、2015年に東洋太平洋スーパーフライ級王座を、2018年にはペッチ・CPフレッシュマートを破ってWBC世界バンタム級暫定王者を獲得した。2019年にノルディーヌ・ウバーリに敗れて一度はタイトルを失ったが、そこから5連勝を挙げた。
直近の試合では、2023年4月のWBA世界バンタム級王者決定戦でリボリオ・ソリスを判定の末に下し、晴れて正規の世界タイトルを手にしている。兄が成し遂げたバンタム級の4団体統一を自身でも達成するためにも負けられない一戦だ。
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対するアンカハスは209年のプロデビュー。2012年から2022年にかけて21連勝をマークし、その間の2016年にはマックジョー・アローヨを破ってIBF世界スーパーフライ級王座を獲得。9度の防衛に成功した。2022年にフェルナンド・ダニエル・マルティネスにまさかの敗戦を喫して王座陥落、そのリマッチにも敗れたものの、昨年6月にはウィルナー・ソトを下して再起を果たし、今回のタイトルマッチに臨む。
なお、『Prime Video Presents Live Boxing 7』では、井上 vs. アンカハス戦のほかにも2つの世界タイトルマッチが組まれている。
ひとつはアレハンドロ・サンティアゴ vs. 中谷潤人のWBC世界バンタム級タイトルマッチだ。中谷にとってはバンタム級転向初戦でいきなりのタイトル挑戦となる。無敗のまま3階級目の王座を手にし、目標としてきたバンタム級での4団体統一王者への第一歩を踏み出すことができるか、注目の一戦となる。
もうひとつは田中恒成 vs. クリスチャン・バカセグアのWBO世界スーパーフライ級王座決定戦。ここまで20戦19勝(11KO)1敗の戦績で、ミニマム級、ライトフライ級、フライ級の3階級を制してきた田中恒成、この試合に勝てば日本人3人目の4階級制覇を達成するとともに、オスカー・デラホーヤの24戦目を超える21戦目での世界最速4階級制覇という偉業も樹立することになる。
ここでは、井上 vs. アンカハス戦を始めとした『Prime Video Presents Live Boxing 7』の概要、試合時間、オッズ、放送予定などをまとめて紹介する。
大会概要(日程・メインイベント・会場)
- 大会名:Prime Video Presents Live Boxing 7
- 試合時刻:2024年2月24日(土)メインイベントは21:00頃リングイン予定
- ※上記の時間は、すべて当日の大会・試合進行次第で前後する。
- 会場:両国国技館(東京都墨田区、最大収容人数 11,098人)
放送予定(テレビ中継・インターネット配信)
この試合は、Amazonのビデオストリーミングサービス「Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)」で独占ライブ配信される。Amazonプライム会員であれば追加料金なしで視聴が可能。見逃し配信もライブ配信後試合別に配信される。
Amazonプライム会員の会費は月額600円(税込)または年額5900円(税込)。一定期間内にAmazonプライム会員になったことがなければ、30日間の無料体験を利用して完全無料で視聴することも可能だ。
地上波・BS(WOWOW)・CS(スカパー!)でのテレビ放送および、スポーツ中継実績のあるインターネット配信サービスのDAZN(ダゾーン)、ABEMA(アベマ)、U-NEXT(ユーネクスト)、SPOTV NOW(スポティービーナウ)、Lemino(レミノ)等でのライブ配信予定はない。
放送・配信チャンネル
- テレビ地上波:なし
- テレビBS/CS:なし
- ネット:Amazon Prime Video
配信日時
2024年2月24日(土)18:00~
※試合開催・放送予定は主催者・放送局の都合により変更になる場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
井上 vs. アンカハス戦のオッズは?
米大手ブックメーカー『Bet MGM』によれば、井上 vs. アンカハス戦は王者・井上が「-275」で有利、挑戦者のアンカハスが「+225」で不利となっており、井上優勢とみられている。
なお、サンティアゴ vs. 中谷戦は、挑戦者の中谷が「-700」で有利、王者・サンティアゴが「+500」で不利と中谷優勢に、田中 vs. バカセグア戦は、田中が「-500」で有利、バカセグアが「+400」で不利と田中優勢になっている。
井上拓真の戦績・プロフィール
- 国籍:日本
- 誕生日:1995年12月26日(28歳)
- 身長:164cm
- リーチ:163cm
- 試合数:19
- 戦績:18勝1敗(4KO)
ジェルウィン・アンカハスの戦績・プロフィール
- 国籍:フィリピン
- 誕生日:1992年1月1日(32歳)
- 身長:165cm
- リーチ:169cm
- 試合数:39
- 戦績:34勝3敗2分(23KO)
『Prime Video Presents Live Boxing 7』配信内全カード
- WBA世界バンタム級タイトルマッチ:
- 井上拓真(王者、大橋)vs. ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)
- WBC世界バンタム級タイトルマッチ:
- アレハンドロ・サンティアゴ(王者、メキシコ) vs. 中谷潤人(MT)
- WBO世界スーパーフライ級王座決定戦:
- 田中恒成(畑中)vs. クリスチャン・バカセグア(メキシコ)
- バンタム級8回戦:
- ジョナス・スルタン(フィリピン) vs. 増田陸(帝拳)
※本記事は国際版記事を翻訳し、日本向けの情報を加えた編集記事となる。翻訳・編集:石山修二、編集:スポーティングニュース日本語版編集部 神宮泰暁