34年ぶり偉業舞台に立つ井上尚弥の全プロ戦績・獲得タイトル|5.6 東京ドーム

2024-05-06
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(YUICHI YAMAZAKI/AFP/Getty Images)

5月6日(月・祝)、WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥が、『悪童』ルイス・ネリを東京ドームで迎え撃つ。

世界4階級制覇、そして2階級4団体統一を果たし、パウンド・フォー・パウンド・キングの座をテレンス・クロフォードと争う『モンスター』井上尚弥のプロ戦績、獲得タイトルを紹介する。

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■34年ぶり東京ドーム・ボクシング興行で悪童ネリと激突

【LIVE】井上尚弥vsネリや拓真vs石田、武居vsモロニー、ユーリ阿久井vs桑原の4大世界戦をライブ速報します!

「日本人ボクサー最高傑作」の呼び声高く、現代ボクシング界で世界的な評価を得る『モンスター』井上尚弥。軽量級ながら巧みなカウンタースキルとその破壊的なハードパンチャーぶりから、名門誌『The Ring』(リングマガジン)をはじめとする各メディアのパウンド・フォー・パウンド(無差別級最強ランキング)リストのトップファイターとして君臨する。

2階級4団体統一に成功した井上は、5月6日、かねてからSNSを通じてバトルを演じてきた『悪童』ルイス・ネリと戦う。その舞台は、ボクシング興行としてはマイク・タイソン以来、34年ぶりとなる東京ドーム。日本人ボクサーとしては初の晴れ舞台で、悪童退治を成し遂げるか。


■井上尚弥のプロ全試合リスト

戦数 試合日 対戦相手 時間 補足情報
1 2012年10月2日 クリソン・オマヤオ(フィリピン) 4R 2:04 KO勝ち A級ライセンス認定(8回戦)でのプロデビュー戦
2 2013年1月5日 ガオプラチャン・チュワタナ( タイ) 1R 1:50 KO勝ち  
3 2013年4月16日 佐野友樹(松田) 10R 1:09 TKO勝ち  
4 2013年8月25日 田口良一(ワタナベ、日本フライ級王者) 10R 判定3-0勝ち 日本ライトフライ級王座獲得
5 2013年12月6日 ヘルソン・マンシオ(フィリピン) 5R 2:51 TKO勝ち 王座決定戦でOPBF東洋太平洋ライトフライ級王座獲得
6 2014年4月6日 アドリアン・エルナンデス(メキシコ、WBC世界ライトフライ級王者) 6R 2:54 TKO勝ち WBC世界ライトフライ級王座獲得
7 2014年9月5日 サマートレック・ゴーキャットジム(タイ) 11R 1:08 TKO勝ち WBC世界ライトフライ級王座防衛1
8 2014年12月30日 オマール・ナルバエス(アルゼンチン、WBO世界スーパーフライ級王者) 2R 3:01 TKO勝ち WBO世界スーパーフライ級王座獲得
9 2015年12月29日 ワーリト・パレナス(フィリピン) 2R 1:20 TKO勝ち WBO世界スーパーフライ(以下SF)級王座防衛1
10 2016年5月8日 デビッド・カルモナ(メキシコ) 12R 判定3-0勝ち WBO世界SF級王座防衛2
11 2016年9月4日 ペッバーンボーン・ゴーキャットジム(タイ) 10R 3:03 KO勝ち WBO世界SF級王座防衛3
12 2016年12月30日 河野公平(ワタナベ) 6R 1:01 TKO勝ち WBO世界SF級王座防衛4
13 2017年5月21日 リカルド・ロドリゲス(米国) 3R 1:08 KO勝ち WBO世界SF級王座防衛5
14 2017年9月9日 アントニオ・ニエベス(米国) 6R 終了 TKO勝ち WBO世界SF級王座防衛6
15 2017年12月30日 ヨアン・ボワイヨ(フランス) 3R 1:40 TKO勝ち WBO世界SF級王座防衛7
16 2018年5月25日 ジェイミー・マクドネル(英国、WBA世界バンタム級レギュラー王者) 1R 1:52 TKO勝ち WBA世界バンタム級レギュラー王座獲得
17 2018年10月7日 ファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ) 1R 1:10 KO勝ち WBSS1回戦、WBA世界バンタム級防衛1
18 2019年5月18日 エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ、IBF世界バンタム級王者) 2R 1:19 TKO勝ち WBSS準決勝およびWBA・IBF世界バンタム級王座統一戦 WBA防衛2、IBF・The Ring誌世界バンタム級王座獲得
19 2019年11月7日 ノニト・ドネア(フィリピン、WBA世界バンタム級スーパー王者) 12R 判定3-0勝ち WBSS決勝およびWBA世界バンタム級スーパー王座と同レギュラー王座・IBF王座との統一戦 WBA防衛3、IBF防衛1
20 2020年10月31日 ジェイソン・モロニー(オーストラリア) 7R 2:59 KO勝ち WBA防衛4、IBF防衛2
21 2021年6月19日 マイケル・ダスマリナス(フィリピン) 3R 2:45 TKO勝ち WBA防衛5、IBF防衛3
22 2021年12月14日 アラン・ディパエン(タイ) 8R 2:34 TKO勝ち WBA防衛6、IBF防衛4
23 2022年6月7日 ノニト・ドネア(フィリピン、WBC世界バンタム級王者) 2R 1:24 TKO勝ち WBA・WBC・IBF世界バンタム級王座統一戦 WBA防衛7、IBF防衛5、WBC獲得
24 2022年12月13日 ポール・バトラー(英国) 11R 1:09 KO勝ち WBA・WBC・IBF・WBO世界バンタム級王座統一戦 WBA防衛8、IBF防衛6、WBC防衛1、WBO獲得
25 2023年7月25日 スティーブン・フルトン(米国) 8R 1:14 TKO WBC/WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
26 2023年12月23日 マーロン・タパレス(フィリピン) 10R 1:02 KO WBA/WBC/IBF/WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦
WBC/WBO防衛1
WBAスーパー/IBF/The Ring誌王座獲得
27 2024年5月6日 ルイス・ネリ(メキシコ) 試合前 WBA/WBC/IBF/WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦

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■井上尚弥が獲得した世界タイトル

井上尚弥は、高校生初のアマチュア7冠を成し遂げ、当時から「怪物」と称された。プロ転向後、2013年8月25日に日本ライトフライ級王座を、同年12月6日にOPBF東洋太平洋ライトフライ級王座を勝ち取った。

プロ6戦目となる2014年4月6日のキャリア初の世界戦以降は、12の世界タイトル獲得(スーパー王座はレギュラーと併せて1王座でカウント)で4階級を制覇し、男子史上2人目となる2階級の4団体統一に成功。また、ひとつの世界トーナメント優勝を飾っている。

  • 2014年4月6日:WBC世界ライトフライ級王座
  • 2014年12月30日:WBO世界スーパーフライ級王座
  • 2018年5月25日:WBA世界バンタム級王座(2019年11月7日に自身のレギュラー王座とノニト・ドネアのスーパー王座を統一)
  • 2019年5月18日:IBF、『The Ring』誌(リングマガジン)認定世界バンタム級王座
  • 2019年11月7日:ワールドボクシングスーパーシリーズ・バンタム級トーナメント優勝
  • 2022年6月7日:WBC世界バンタム級王座
  • 2022年12月13日:WBO世界バンタム級王座(獲得後にスーパー王座に認定)
  • 2023年7月25日:WBC・WBO世界スーパーバンタム級王座
  • 2023年12月23日:WBAスーパー・WBO・『The Ring』誌認定世界スーパーバンタム級王座

井上尚弥の経歴・戦績

  • 本名:井上尚弥
  • ニックネーム:モンスター(The Monster)
  • 出身地:神奈川県座間市
  • 生年月日:1993年4月10日(31歳)
  • 身長:165cm
  • リーチ:171cm
  • スタイル:オーソドックス
  • 階級:スーパーバンタム級
  • アマ戦績:81戦75勝(48KO / RSC含む)6敗
  • プロ戦績:26戦26勝(23KO)0敗