9月3日、井上尚弥は東京の有明アリーナで元IBF世界スーパーバンタム級のTJ・ドヘニーを相手に、世界スーパーバンタム級の統一王座防衛戦を行う。
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井上(27勝0敗、24KO)は世界チャンピオンになってほぼ10年を迎え、現在では世界で最も優れたパウンド・フォー・パウンドの選手の一人とされている。日本の英雄は、次の挑戦者を破壊し、殿堂入りへの道を進むことが予想されている。
ドヘニー(26勝4敗、20KO)は、井上に厳しい試練を与えることを誓っており、彼には経験、パンチ力、そしてナチュラルな体格を持つ。アイルランド人のドヘニーは、日本の地で3連続KO勝利を収めており、驚異的な番狂わせを狙って、2度目の世界チャンピオンを目指している。しかし、もしドヘニーが倒れた場合、井上が次にどうするかが気になるところだ。
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井上はムロジョン・アフマダリエフと戦うのか?
アフマダリエフは昨年、井上と対戦する予定だったが、世界スーパーバンタム級の統一王座をマーロン・タパレスに奪われ、その後タパレスは「ザ・モンスター」に敗れた。
井上がこの階級で最も稼げる選手であるため、「MJ」ことアマダリエフはこの試合を喜んで受けることだろう。タパレスに敗北後、ウズベキスタンのスターはケビン・ゴンザレスを相手に納得のいくKO勝利を収め、依然として野心に満ちている。
29歳のアフマダリエフはアマチュア時代に傑出しており、2015年の世界選手権で銀メダル、リオ2016オリンピックで銅メダルを獲得した。彼の印象的な勝利には、ダニエル・ローマン、岩佐亮佑、ロニー・リオスが含まれる。
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井上尚弥はサム・グッドマンと戦うのか?
6月、IBFおよびWBOのナンバー1挑戦者であるグッドマンは、オーストラリアから6500キロ近く離れた日本まで行き、井上がルイス・ネリを粉砕する試合を観戦した。そして、試合後のインタビューで「ザ・モンスター」に挑戦状を叩きつけた。
しかし、その直後、グッドマンのマネジメントは、世界タイトル初挑戦前に調整試合を行うことを確認。それ自体は問題なかったが、時期尚早であることを認めたようなものだ。その後、オーストラリア人のグッドマンはタイのチャイノイ・ウォラウットを12ラウンドで圧倒し、大差の判定勝ちを収めた。
ドヘニーや無敗だったライース・アリームに勝利したことで、グッドマンは質の高い選手であり、ビッグマッチの間近にいる。しかし、井上との対戦に対する需要はあまりないため、この試合が次に行われる可能性は低いと言える。もし井上が遠征に乗り出すならば、オーストラリアでの対戦は大規模なイベントとなるでしょう。
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井上はフェザー級に転向するのか?
これが現時点での井上に関する最大の疑問。スーパーバンタム級をほぼ一掃した今、ファンたちは「ザ・モンスター」がフェザー級の相手に立ち向かう姿を見たいと熱望している。
執筆時点では、アンジェロ・レオがIBF世界フェザー級王者、ニック・ボールがWBAのタイトルを保持し、レイ・バルガスが長期政権を築いているWBCのボスであり、ラファエル・エスピノザがWBOのタイトルホルダーだ。
これらの試合のいずれも魅力的だが、井上の周囲の関係者は、パウンド・フォー・パウンドのスーパースターがまだスーパーバンタム級で快適に戦っていると主張している。ただ、井上がスーパーバンタム級で敵なしのため、彼の体がその準備ができる前にフェザー級に転向する必要があるかもしれない。
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🥊井上尚弥のプロフィール・戦績
- 出身地:日本・神奈川県
- ニックネーム:モンスター、怪物
- 生年月日:1993年4月10日(31歳)
- 身長:165cm
- リーチ:171cm
- 戦績:26戦26勝無敗(23KO)
- 構え:オーソドックス(右構え)
- 前戦:ルイス・ネリにTKO勝利(2024年5月6日)
🥊TJ・ドヘニーのプロフィールと戦績
- 出身地:アイルランド・ポートレーイシュ
- ニックネーム:The Power
- 生年月日:1986年11月2日(37歳)
- 身長:166cm
- リーチ:173cm
- 戦績:30戦26勝(20KO)4敗
- 構え:サウスポー
- 前戦:ブリル・バヨゴスにTKO勝利(2024年5月6日)
※本記事は国際版記事を翻訳し、日本向けに編集した記事となる。翻訳・編集:一野 洋