【ボクシング】リング誌元編集人が寺地vsカニサレス勝敗を予想|参考オッズは?|1.23 エディオンアリーナ大阪

2024-01-22
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時事通信

WBAスーパー/WBC世界およびリング誌認定ライトフライ級王者、寺地拳四朗の2024年初戦は、エディオンアリーナ大阪で、ベネズエラの猛者カルロス・カニサレスを迎えての防衛戦となった。このタイトルマッチならびにアンダーカードは、『Prime Video Presents Live Boxing 6』として1月23日(火)、Amazonプライムビデオで独占ライブ配信される。

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寺地(22勝1敗、14KO)は、現在のライトフライ級で世界屈指のファイターだ。同じ日本のファイターである井上尚弥のように、寺地もアンディスピューテッド・チャンピオンを目指しているが、ライトフライ級界隈では様々な事情から4団体統一戦実現は険しく、フライ級転向も囁かれている。

一方のカニサレス(26勝1敗1分、19KO)はWBAの指名挑戦者で、評価の低いベルトではあるが一時期WBA世界ライトフライ級レギュラー王座を手にしていたこともある猛者だ。彼の唯一の敗戦は2021年のエステバン・ベルムデス戦のみ。その後はダニエル・マテリョン相手にテクニカル・デシジョンで勝利(下記動画参照)したのを含め4連勝を記録。被弾を恐れず圧を掛け、鋭い左ボディを軸に相手の体力を削る泥臭いボクシングを武器にする。

本記事では、大手ブックメーカーのオッズを参考に、名門『The Ring』誌(リングマガジン)元編集人で本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが、寺地 vs. カニサレスの勝敗を予想していく。

寺地拳四朗 vs. カルロス・カニサレスの勝敗オッズ

米大手ブックメーカー『BetMGM』によれば、寺地が「-714」で有利、カニサレスが「+450」、ドローが「+1800」で不利で、寺地優勢とみられている(日本時間1月22日15:00時点)。

このオッズ形式はアメリカンオッズ式と呼ばれるもので、「-700」であれば、100ドルを得るには700ドル必要。逆に「+1800」なら100ドル賭けて1800ドルが得られる。

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寺地拳四朗 vs. カルロス・カニサレスの決着方法別オッズ

ボクシングオッズポータル『Pro Boxing Odds』によると、米ブックメーカー『Funduel』での決着方法別オッズは以下のようになっている(日本時間1月22日15:00時点)。

オッズの傾向から寺地のKO勝ちが予想されていることが分かる。

  • 寺地のKO/TKO/テクニカル・デシション/失格での勝利:-112
  • 寺地の判定勝ち:+178
  • カニサレスのKO/TKO/テクニカル・デシション/失格での勝利:+750
  • カニサレスの判定勝ち:+1280

スポーティングニュースによる予想

どんな試合でも高い確率でアップセット(番狂わせ)が起こりうるのがボクシングである。それでも、この一戦で寺地の不利に賭けるのは金をドブに捨てるようなものだ。この試合の焦点は彼が勝つかどうかではなく、どのラウンドで勝つかだ。

経験、テクニック、クイックネスなど、すべての面でチャンピオンに分がある。KO率を見ると、寺地の63%に対して、カニサレスが73%と挑戦者の方が高い数字を残しているが、この数字は対戦相手のレベルも考慮に入れて考える必要があるだろう。

カニサレスはベルムデス戦で第6ラウンド、見事な右のパンチにダウンを喫して敗れた。一度ダウンを喫した選手には、常にダウンを喫する可能性がある。寺地陣営はそのことを熟知しているはずだ。

『アメージング・ボーイ』寺地は序盤、ジャブとボディショットでダメージを与えてくるだろう。挑戦者も早い段階から危機を察知するはずで、そうなると今度は挑戦者にミスが生まれてくる。

寺地のようなエリートクラスのファイターに対しては、ひとつでもミスを犯せば終わりだ。最終的にチャンピオンの強烈なパンチと立て続けのラッシュで、レフリーが試合を止めざるを得なくなるだろう。

<スポーティングニュース(トム・グレイ)の予想:寺地の5ラウンドTKO勝ち>

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※本記事は国際版記事を翻訳し、日本向けの情報を加えた編集記事となる。翻訳・編集:石山修二、編集:スポーティングニュース日本語版編集部 神宮泰暁