ジェシー『バム』ロドリゲスがWBCならびにリングマガジンの世界スーパーフライ級タイトルを奪取した衝撃的なKO劇の余韻も冷めやらぬ7月7日(日)、その対戦相手としてクローズアップされる2人のファイターが東京・両国国技館にて激突する。
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スーパーフライ級の統一王座戦となる、WBA王者・井岡一翔とIBF王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)の一戦は、インターネットTVの『ABEMA』(アベマ)ボクシングchで独占無料ライブ配信される。
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井岡(31勝2敗1分、16KO)は、ボクシング界の真のレジェンド候補といっても過言ではない、殿堂入りが確実視されるファイターだ。日本人初の4階級制覇を成し遂げ、13年間で26度の世界戦を戦ってきた井岡は、35歳にしていまだ衰える気配は見られない。昨年12月に行われた直近の試合でもホスベル・ペレス(ベネズエラ)を相手に7回KO勝利を収めている。
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一方、マルティネス(16勝0敗、9KO)には井岡のような経験値はない。それでも、5年半にわたって王座に君臨したジェルウィン・アンカハス(フィリピン)を下してベルトを手にすると、再戦でも勝利し、その実力を見せつけた。アルゼンチン出身の32歳は、昨年6月にミネアポリスで行われた直近の試合でもジェイド・ボルネア(フィリピン)を11回TKOで下し、2度目の防衛を果たしている。
ここでは、井岡vsマルティネスの勝敗予想、参考オッズを紹介する。
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💰井岡vsマルティネスの参考オッズ
米大手ブックメーカー各社による井岡vsマルティネスのオッズは以下の通り。いずれも井岡優勢のオッズとなっている。
- BetMGM
- 井岡の勝利:-140
- マルティネスの勝利:+120
- FanDuel
- 井岡の勝利:-160
- マルティネスの勝利:+130
- DraftKings
- 井岡の勝利:-140
- マルティネスの勝利:+110
このオッズはアメリカンオッズ式となり、「-140」は100ドルの配当を手にするのに140ドルをかける必要があり、当たった場合は140+100=240ドルの払い戻し。「+120」は100ドルを賭けて当たれば120ドルの配当となり、100+120=220ドルの払い戻しとなる。
※7/4時点。
💰井岡vsマルティネスのプロップベット
米大手ブックメーカー「FanDuel」によるこの試合のプロップベット(成績・試合内容等に基づく賭け)は以下の通りとなっている。井岡の判定勝ちが強く期待されている。
- 井岡のKO/TKO、テクニカルデシジョンまたは失格による勝利:+600
- 井岡の判定勝利:+105
- マルティネスのKO/TKO、テクニカルデシジョンまたは失格による勝利:+200
- マルティネスの判定勝利:+200
- ドロー:+1800
※7/4時点。
🥊井岡vsマルティネス:勝敗予想
ベテランの域に差し掛かっても、井岡はいまだにフレッシュな状態でコンディションもよい。2017年に引退した時点で彼のキャリアは終焉を迎えたと思われていたが、18か月後に現役復帰してからも立ち止まることなく前進し続けている。
現役復帰以降の戦績は9勝1敗1分、過去6年間に対戦した全ての相手から勝利を収めている。スプリットデシジョンで判定負けを喫したドニー・ニエテス(フィリピン)には再戦で勝利、引き分けに終わったジョシュア・フランコ(アメリカ)に対しても再戦で勝利を収めている。
マルティネスは、上体を起こして全力でパンチを放つスラッガータイプのボクサーだ。チャンピオンになった今もハングリー精神旺盛で、井岡が築いてきたようなレガシーを打ち立てるべく、まずは井岡を倒しに日本へとやってくる。
予想だが、賢いテクニシャンの井岡ならマルティネスの強打をかわしていけるだろう。一方、マルティネスには井岡がこれまで見たことのないような武器はない。そう考えていくと、井岡が着実にポイント重ね、最終的に力の差を見せつけることになると思われる。
スポーティングニュース(トム・グレイ)の予想:ユナニマスデシジョンで井岡の判定勝利
※この記事はスポーティングニュース国際版の記事を翻訳し、日本向けに一部編集を加えたものとなります。翻訳・編集: 石山修二(スポーティングニュース日本版)