亀田和毅vsドラミニの見どころ・勝敗予想は?|王座挑戦権を手にするのは|8.24 3150 x LUSHBOMU vol.1

2024-08-20
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亀田プロモーション

紆余曲折を経て、IBF世界フェザー級指名挑戦者決定戦となった亀田和毅とレラト・ドラミニの因縁の再戦が、8月24日(土)、大阪・大和アリーナで開催される『3150 x LUSHMOBU vol.1』で行われる。この一戦は、インターネットTVの『ABEMA』(アベマ)ボクシングchで独占無料ライブ配信される

ここでは、その試合の見どころ、勝敗予想とともに『3150 x LUSHBOMU vol.1』の開催概要、全カードを紹介する。

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新スタイルで雪辱に燃える亀田和毅が『これに勝ったら世界挑戦』へ

亀田和毅(かめだ・ともき、41勝4敗、23KOs)にとっては昨秋の敗戦から10か月余り、待ちに待ったレラト・ドラミニ(南アフリカ、20勝2敗、11KOs)との再戦が実現する。

昨年10月7日のIBFフェザー級2位決定戦でドラミニに2-1の判定負け後、亀田陣営は即座に再戦を調整。和毅は父・史郎トレーナーと共に新たなボクシングスタイルに取り組みながら、3月31日に名古屋で開催の『3150FIGHT vol.8』で「負けたら引退」を公言して、背水の陣でドラミニとの再戦に臨んでいた。

しかしながら、この再戦をIBF世界フェザー級王者挑戦者決定戦に認定する交渉がまとまらず、IBFが2位のドラミニと当時3位のアーノルド・ケガイ(ウクライナ)による挑戦者決定戦を指令したため、ドラミニは後者を優先、亀田vsドラミニ戦は直前でキャンセルされる憂き目となってしまった。

ところが、この試合が決定された後、今度は指名されたケガイがドラミニとの対戦を辞退したことで、翻って亀田vsドラミニ戦が晴れてIBFフェザー王者指名挑戦者決定戦として実現することになった。

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「この試合に勝って世界王座に挑戦する。それだけです」と、因縁のドラミニ戦実現に際しても亀田は記者会見で冷静にコメントした。

「2023年10月の試合で戦った自分は別の人だと思っています。今はあの時とはボクシングスタイルも人間としても全く変わっているし、別人格になっているので、今が本当の和毅(ともき)で、あの時は和毅(かずき)だと思っています」

フェザー級転向以降、アウトボクサーからインファイターへと変貌を遂げつつある亀田は3月、ドラミニ戦のキャンセル後に組まれたケビン・ビジャヌエバ(メキシコ)戦でその片鱗を披露。第1ラウンドから積極的にプレッシャーをかけ、パンチを放っていくスタイルで格下とはいえ相手を圧倒、ビジャヌエバ陣営の棄権による6回TKO勝利を手にした。

新スタイルでドラミニを倒して新王者アンジェロ・レオ(アメリカ)への挑戦権獲得、そして3階級制覇を手にすることができるか。「負けたら引退」こそ公言していないものの、亀田和毅の今後のキャリアを占う上でも勝負の一戦となる。


🥊亀田vsドラミニ:勝敗予想

『モンスター』井上尚弥のスーパーバンタム級での快進撃を避けるようにフェザー級に上がった亀田和毅だが、その初戦・ドラミニ戦でいきなりつまづき、引退危機に追い込まれただけに、紆余曲折を経て実現した再戦には並々ならぬ意気込みを抱いているだろう。

父・史郎氏との練習の成果に手応えを感じ、来日直後のドラミニの「亀田は普通の選手」という『下げ』コメントにも、「自分のボクシングができていなかった。もし前回のイメージで『強かった』と言われても困る」と切り捨て、今のスタイルとコンディションに自信を伺わせた。

前回のドラミニ戦では、亀田自身が消極的になり、結果として競り負ける形で自滅した。ドラミニのアフリカ系らしく、しなやかな動きでスタミナもある。前手の速さは前回、亀田も手を焼いた。そこに脚を使われると、亀田側は捕まえるために仕掛ける必要がある。

インファイターとして生まれ変わったことを強調する亀田が、アピール通り積極性を手に入れたことを踏まえると、ドラミニを上回ることは可能と見ていいだろう。

スポーティングニュースの予想:亀田の判定勝ち

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🥊『 3150 x LUSHMOBU vol.1』試合概要

  • 大会名:『3150 x LUSHMBOMU vol.1』
  • 試合時刻:2024年8月24日(土)13:00開演
  • 配信媒体:ABEMA
  • ライブ配信時刻:12:30開始 ※無料で放送終了後6日間視聴可能
  • 会場:大和アリーナ(大阪府吹田市、最大収容人数 約4,800人)

🥊『3150 x LUSHMOBU vol.1』全カード

  • IBF世界フェザー級指名挑戦者決定戦12回戦
     亀田和毅(TMK) vs レラト・ドラミニ(南アフリカ)
  • 48.6キロ契約10回戦
     重岡優大(ワタナベ)vs サミュエル・サルバ(フィリピン)
  • スーパーフライ級8回戦
     野上翔(RK蒲田)vs ダンリック・スマボン(フィリピン)
  • 52.5キロ契約10回戦
     KJ・カタラジャ(フィリピン)vs 健文トーレス(TMK)
  • ミドル級6回戦
     佐々木る玖(KWORLD3)vs 大島光容(尼崎亀谷)
  • 60キロ契約8回戦
     伊集院嵐(KWORLD3)vs ペン・ファン(中国)
  • スーパーフライ級6回戦
     シュアイ・ウー(中国)vs 宮川竜成(尼崎亀谷)
  • 58キロ契約4回戦
     佐藤陽太(LUSH緑)vs 阿部樹(CHANGES)