【無料ライブ配信】京口紘人が5.20再起戦!3階級制覇への第1歩|日程・開始時間・対戦カード

2023-05-18
読了時間 約5分
(時事通信)

日本時間5月20日(土)、プロボクシングの元2階級制覇王者・京口紘人(ワタナベ)が、2022年11月の寺地拳四朗とのライトフライ級2団体統一戦に敗れて以来の再起戦(対ローランド・ジェイ)に臨む。

フライ級転向で3階級制覇を目指す京口の再起戦日程、開始時間、配信先(BOXING RAISE独占無料配信)、テレビ放送の有無、京口とジェイのプロフィール・戦績も紹介する。

京口が再起戦、フライ級で再び世界目指す

ボクシングの元IBF世界ミニマム級、元WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人が新たな階級で再び世界を目指す。

昨年11月1日、WBC世界ライトフライ級王者で、アマチュア時代からのライバルである寺地拳四朗(BMB)との日本人同士による2団体統一戦に敗れた京口は、フライ級に転向し、3階級制覇という新たな目標を定めた。

京口は総合格闘家・朝倉未来との交流のなかで、自身が戦える階級はあとひとつくらいと話していたことがある。ライトフライ級は学生・アマチュア時代からの適性階級だったが、29歳という年齢になった今は、減量の面でもひとつ上のフライ級への転向は理にかなっているだろう。今年1月からパーソナルトレーニングを導入した筋力強化で身体を大きくしてきた。南房総の館山砂丘での走り込みで持久力と脚力を鍛えるトレーニングも行った。

再起戦発表の場では、「自分自身もう一度這い上がり、もう一度、世界ベルトを巻くことを目標に頑張りたい」と話し、2024年内の世界戦を視野に入れている。5月18日現在、フライ級世界王者は4団体ごとに分散しており、WBAはアルテム・ダラキアン(ウクライナ)、WBCはフリオ・セサール・マルティネス(メキシコ)、IBFはサニー・エドワーズ(英国)、WBOはジェシー・ロドリゲス(米国)となっている。

京口は現時点でWBC世界フライ級ランキング7位にランクインしていることから、すんなり進めばWBC王者チャベスに挑む可能性が高い。ただ、同階級にはWBA1位/WBC3位/IBF4位/WBO4位のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)、さらにWBO1位でWBOアジアパシフィック王者の加納陸(大成)という日本人ハイランカーが存在している。WBC以外のタイトル挑戦も視野に入れるなら、いずれかとの対決は避けて通れないはずだ。

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そんな京口のフライ級初戦の相手となるのは、31戦17勝(10KO)13敗1分のローランド・ジェイ(フィリピン)だ。アジアタイトル挑戦歴はあるもののいずれも王座獲得には至っていないが、京口にとってはフライ級における自分の現在地を測るのには十分な実力を持つファイターだろう。

京口本人もそれを意識しており、「1ラウンドでKOすると、(フライ級での自分の実力が)分からないままのキャリアになるので、耐久力の面や、自分が機動力を活かせるのか、スピードパワー、全てを試して最後はKOしたい」と意気込みを語った。

また、5月20日のイベントでは、京口の再起戦だけでなく、『井上尚弥4団体統一記念モンスター・トーナメント』(バンタム級)準々決勝のほか、会場となる墨田区総合体育館のサブアリーナでは、東京2020レガシー事業『すみだボクシング祭り2023』も併催される。

すみだボクシング祭り2023』は、寺地拳四朗、重岡優大・銀次朗、晝田瑞希ら現役世界王者に加え、八重樫東、尾川堅一ら元世界王者、吉野修一郎らアジア・日本王者経験者、岡澤セオンらアマチュア世界選手権覇者などが多数ゲストとして来場。一般ファンも撮影会やミット打ち体験ができる国内有数の無料ボクシングイベントになっている。

京口紘人 vs. ローランド・ジェイ戦の開始時間、配信先、視聴方法、両者のプロフィールや予定対戦カードは以下となる。

京口紘人再起戦は「BOXING RAISE」で無料ライブ配信

京口紘人 vs. ローランド・ジェイを含む『DANGAN259』の試合中継は、ボクシング専門動画配信サービス『BOXING RAISE(ボクシングレイズ)』で、無料ライブ配信される。

  • 配信開始時間:5月20日(土)15:30配信開始

京口紘人再起戦はいつ、どこで行われる?

墨田区総合体育館は、京口紘人再起戦を含む『DANGAN259 』が行われるメインアリーナに約1500人を収容する。『すみだボクシング祭り2023』は3階サブアリーナで行われる。

京口紘人再起戦のテレビ放送について

京口紘人 vs. ローランド・ジェイほか『DANGAN259 』の試合映像の地上波、BS、CSでのテレビ放送は現時点で予定されていない。ほかの動画配信サービス(DAZN、アマゾンプライムビデオ、U-NEXT、WOWOWなど)も同様だ。

京口紘人のプロフィールと戦績

  • 本名:京口紘人
  • ニックネーム:マッドボーイ(Mad Boy)
  • 国籍:日本・大阪府和泉市
  • 生年月日:1993年11月27日(29歳)
  • 身長:162cm
  • リーチ:163cm
  • スタイル:オーソドックス
  • 総試合数:17戦
  • 戦績:16勝(11KO/KO率64.71%)1敗
  • 世界タイトル歴:
    • IBF世界ミニマム級王座
    • WBA世界ライトフライ級スーパー王座

ローランド・ジェイのプロフィールと戦績

  • 本名:ローランド・ジェイ・ビエンディーマ
  • ニックネーム:ザ・ブル(The Bull)
  • 国籍:フィリピン
  • 生年月日:1996年5月4日(27歳)
  • 身長:165cm
  • リーチ:不明
  • スタイル:オーソドックス
  • 総試合数:31戦
  • 戦績:17勝(10KO/KO率32.26%)13敗1分
  • 世界タイトル歴:
    • なし

『DANGAN259』予定対戦カード

  • メインイベント:フライ級10回戦
    • 京口紘人(ワタナベ)vs. ローランド・ジェイ(フィリピン)
  • 第9試合:モンスタートーナメント準々決勝8回戦
    • 富施郁哉(ワタナベ)vs. 増田陸(帝拳)
  • 第8試合:モンスタートーナメント準々決勝8回戦
    • 石川春樹(RK蒲田)vs. 梅津奨利(三谷大和)
  • 第7試合:モンスタートーナメント準々決勝8回戦
    • 穴口一輝(真正)vs. 内構拳斗(横浜光)
  • 第6試合: ライトフライ級8回戦
    • 川満俊輝(三迫)vs. メルビン・マナンキル(フィリピン)
  • 第5試合:フェザー級6回戦
    • 中塚貴大(JBS)vs. 新屋叶多(全日本P)
  • 第4試合:東日本新人王ウェルター級4回戦
    • 村田佳助(協栄)vs. 加藤大河(DANGAN越谷)
  • 第3試合:東日本新人王スーパーライト級4回戦
    • 齊藤裕大(KG大和)vs. 寺田龍覇(セレス)
  • 第2試合:スーパーフェザー級4回戦
    • 川本響生(鉄拳8)vs. 高橋孟(新松戸高橋)
  • 第1試合:フェザー級4回戦
    • 早戸勇貴(B水戸)vs. 岸波雄(T&T)