『人生無敗』重岡銀次朗の3度目の防衛戦となるIBF世界ミニマム級タイトルマッチが7月28日（日）、ペドロ・タドゥラン（フィリピン）を挑戦者に迎え、滋賀ダイハツアリーナで開催される『3150FIGHT vol.9』のメインイベントとして行われる。この一戦は、インターネットTVの『ABEMA』（アベマ）ボクシングchで独占無料ライブ配信される。
ここでは、その試合の見どころ、勝敗予想、参考オッズとともに『3150FIGHT vol.9』の開催概要、全カードを紹介する。
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『人生無敗』重岡銀次朗の無敗記録継続なるか
重岡（11勝0敗1無効試合、9KO）は、The Ring誌のミニマム級ランキングで現在トップに立つ、最軽量級4団体統一の期待がかかるスター候補生だ。まだキャリアは浅いながらも高い技量を持ち、アグレッシブなディフェンス、パンチのバリエーションともに優れる。
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昨年10月のダニエル・バラダレス（メキシコ）との統一戦を制して正規王者となり、初防衛に成功。今年3月には試合開始5日前に対戦相手が変更となるアクシデントに見舞われながらも、ジェイク・アンパロ（フィリピン）を2回KOで葬り去って完勝、改めてその強さを誇示した。
対するタドゥラン（16勝4敗1分、12KO）はかつて、重岡がいま手にしているIBF王座を保持していた元チャンピオンで、現在もIBFミニマム級1位に付けている実力者。至近距離で戦ってくるプレッシャーファイターだ。昨年12月、重岡とも戦ったアンパロとの挑戦者決定戦を判定勝ちで制して、今回の指名挑戦権を手にした。
プロデビュー以来一度としてKO負けを喫したことのないタフなタドゥランを相手に、81.8％の高いKO率を誇る重岡がどのような戦いを見せ、目標とする具志堅用高氏の世界戦連続防衛記録「13戦」に向けて、『人生無敗』を維持できるのかが楽しみな一戦となる。
💰重岡vsタドゥランの参考オッズ
米大手ブックメーカー『FanDuel』によると、重岡vsタドゥランのオッズは、重岡が「-1000」、タドゥランが「+630」で、王者・重岡優勢のオッズとなっている。
このオッズはアメリカンオッズ式となり、「-1000」は100ドルの配当を手にするのに1000ドルをかける必要があり、当たった場合は1000+100=1100ドルの払い戻し。「+630」は100ドルを賭けて当たれば630ドルの配当となり、100+630=730ドルの払い戻しとなる。
※7/19時点。
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🥊重岡vsタドゥラン：勝敗予想
オッズ通り、王者・重岡優位と見るのが妥当だ。その高精度でパワーのあるパンチは、ミニマム級において、他を引き離している。
今回はサウスポー同士の対決という中、タドゥランの強みはインファイトにあるが、重岡は右前手を常に突き出して距離を作るタイプで、中に入ろうとすれば左ボディが待っている。ステップの出入りも俊敏で、相手の踏み込みに対して瞬時に引いてカウンターを打ち込む、捕まえにくいファイターだ。
前に出てプレスをかけたいタドゥランにとっては、前手で先手を取られると、チャンスメイクも限られてくる。
ボディだけを警戒すれば良いかといえば、重岡は右ジャブから右フックなどと、見えない角度で放つパンチもあり、相手にパターンを読ませないボクシングIQの高さもある。打ち合いにも強いとなるとあとは我慢勝負となるが、KO率81.8％の強打を耐え続けるのは難しい。
最終的には、6回KO/TKOを予想する。
スポーティングニュースの予想：6回TKOで重岡の勝利
🥊『 3150 FIGHT vol.9』試合概要
- 大会名：『奥井グループ presents 3150FIGHT vol.9』
- 試合時刻：2024年7月28日（日）13:00開始予定
- 配信媒体：ABEMA
- ライブ配信時刻：13:00開始 ※見逃し視聴対象外（プレミアム対象）
- 会場：滋賀ダイハツアリーナ（滋賀県大津市、最大収容人数 5,000人）
🥊『3150 FIGHT vol.9』全カード
- IBF世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦
重岡銀次朗（ワタナベ、王者） vs ペドロ・タドゥラン（フィリピン） - 58キロ契約8回戦
亀田京之助（ハラダジム）vs 中川麦茶（一力） - フェザー級8回戦
ペテ・アポリナル（フィリピン）vs 中川抹茶（スパイダー根本） - 52.8キロ契約6回戦
リム・シーブラム（カンボジア）vs 森脇龍星（KWORLD3） - スーパーフライ級8回戦
岩﨑圭祐（オール）vs 森野大地（フュチュール） - スーパーフライ級8回戦
近藤冬真（蟹江）vs 花田颯（KWORLD3） - 58キロ契約6回戦
福濱統我（ディアマンテ）vs マジスカ小坂（KWORLD3）