【ボクシング】カネロvsチャーロ 男子初4団体統一王者対決|開始時刻・日程・放送予定|10.1 ラスベガス

2023-09-27
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Esther Lin/Showtime

日本時間10月1日(日)、スーパーミドル級4団体統一王者カネロ・アルバレスとスーパーウェルター級4団体統一王者ジャーメル・チャーロによる、男子初のアンディスピューテッド王者対決が行われる。

ここでは、世紀のメガマッチとなる「スーパーミドル級4団体統一王座戦 カネロ vs. チャーロ」の日程、放送予定、見どころなどをまとめる。

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試合概要(日程・対戦カード)

  • 番組名:生中継!エキサイトマッチSP「カネロvsチャーロ」 #26
  • カード:WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーミドル級4団体統一王座戦/サウル・カネロ・アルバレス(王者) vs. ジャーメル・チャーロ(挑戦者)
  • 放送日時:日本時間2023年10月1日(日)9:30番組開始
  • メインイベント開始時刻:10月1日12:15が想定される
    ※上記の時間は、すべて当日の大会・試合進行次第で前後する。
  • 会場:T-モバイル・アリーナ(米国ネバダ州ラスベガス)

放送予定(テレビ中継・インターネット配信)

この試合は、WOWOWおよびWOWOWオンデマンドで生中継される。

地上波でのテレビ放送および、スポーツ中継実績のあるインターネット配信サービスのDAZN(ダゾーン)、Amazonプライムビデオ、ABEMA(アベマ)、U-NEXT(ユーネクスト)、SPOTV NOW(スポティービーナウ)、Lemino(レミノ)等でのライブ配信予定はない。

放送・配信チャンネル

  • テレビ地上波:なし
  • テレビBS/CS:WOWOW
  • ネット:WOWOWオンデマンド

※試合開催・放送予定は主催者・放送局の都合により変更になる場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。

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見どころ

9月30日(日本時間10月1日)、カネロ・アルバレスが自身のスーパーミドル級アンディスピューテッド(4団体統一)王者の座をかけて、スーパーウェルター級アンディスピューテッド王者ジャーメル・チャーロと対戦する。

日本ではWOWOW(WOWOWオンデマンド)で放送(配信)されるこのメガマッチは、WBA・WBC・IBF・WBOの世界主要4団体時代では男子初となる4団体統一王者同士の歴史的対決となる。

『カネロ』ことサウル・アルバレスは、ミドル級での長いキャリアを経て、168ポンド(76.20kg、スーパーミドル級)で「比類なき王者」になるまでに11か月しか要しなかった。WBA・WBCおよびThe Ring誌(リングマガジン)王者カラム・スミス、WBO王者ビリー・ジョー・サンダース、IBF王者カレブ・プラントを倒し、すべてのベルトを手にした。

2021年11月以来、カネロは3試合戦い、2勝1敗にある。2022年5月にWBA世界ライトヘビー級王者ディミトリー・ビボルに敗れた痛手を1年懸けて立て直してきた。同年9月に長年の宿敵ゲンナジー・ゴロフキンとのトリロジー(第3戦)を制し、今年5月には地元グアダラハラでジョン・ライダーを下した。しかし、いずれも判定決着で、カネロの衰えを感じさせる試合内容は物議を醸した。

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にもかかわらず、メキシコのスーパースターは、この待ちに待った4団体統一王者同士の激突の準備ができていると信じている。

カネロは試合前の記者会見で、「ジャーメル(チャーロ)は偉大なファイターで、この試合は長い間、実現の可能性があった。そして今がこの試合の正しいタイミングだ。『ステップワークが衰えた』と言われるのはべつにいいんだ。ここ2試合、なぜ調子が悪かったのか、自分でもわかっているからね。何より今の私は違う。それにこれまでとは異なるタイプのファイターとの戦いに向けて準備しているんだ」と力強く語った。

カネロにとって、チャーロとの4団体統一王者対決は、低迷説を払拭するために最高の舞台となる。

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対するチャーロのトップへの道程は決して順風満帆ではなかった。2016年にジョン・ジャクソンを下してWBC世界スーパーウェルター級王座を獲得するも、2018年のトニー・ハリソン戦で失い、2019年の再戦で奪還した。仕切り直しに成功した『鉄人』は、2020年9月にジェイソン・ロサリオを下し、WBA、IBF、The Ring誌のスーパーウェルター級世界タイトルを獲得する。

最後の1本は苦労した。2021年7月、WBO王者ブライアン・カスターニョと対戦し、スプリット・デシジョン(1-1)でドロー。2022年5月の再戦でカスタノを10回KOに沈め、主要4団体時代で同級初のアンディスピューテッド王者となった。

ただ、昨年末の左手の骨折から復帰したチャーロは、もともと今年1月末に対戦が予定されていた、WBO指名挑戦者ティム・チューとのスーパーウェルター級4団体統一王座戦が再び組まれる話もあったがそれを反故にした形になる。こうした背景から1年半近く同級での防衛戦を行っていないことになり、カネロと対戦するリングに上がった瞬間、少なくともWBO同級ベルトを剥奪される。

それでもチャーロは、高みを目指すいちファイターとして、手持ちの王座よりもこの世紀のメガマッチを選んだ。

「この試合は今が最後のチャンスだ。(ともに33歳の)俺たちは今が旬で、ベストの状態なんだ。(2階級違う相手との試合に)懐疑的な連中を振り払い、なぜ自分がこのポジションにいるのかを世界に証明したい。ここまで来れたのには理由がある。自分の実力を見せてやる。8歳のときからやってきたことを、今、すべてぶつけるよ」

階級の違い、自身の王座へのこだわりを捨て、カネロとの試合を選んだチャーロは、パウンド・フォー・パウンドの勢力図を変えることができるのか。アンディスピューテッド王者 vs. アンディスピューテッド王者はいかなる結末に?

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※本記事は一部国際版記事(著者Daniel Yanofsky)から抜粋・翻訳し、編集した記事となる。
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