バスケ男子日本代表がカザフスタンに大勝 吉井裕鷹はチームハイの15得点|FIBA W杯2023アジア2次予選第5節

2022-11-15
読了時間 約2分
(fiba.basketball)

FIBAバスケットボールワールドカップ2023アジア地区2次予選ウィンドウ5(第5節)を戦っている男子日本代表(FIBAランキング38位)が11月14日、アウェーでカザフスタン代表(同65位)と対戦し、81-61で勝利した。吉井裕鷹(アルバルク東京)、河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)ら若い選手たちが躍動した。

■スターティングメンバー
富樫勇樹(千葉ジェッツ)、須田侑太郎(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)、アキ・チェンバース(群馬クレインサンダーズ)、張本天傑(名古屋D)、ルーク・エヴァンス(ファイティングイーグルス名古屋)

吉井、河村ら若手がチームを牽引。クロージングには課題が残る

11日(日本時間12日)のバーレーン戦と同様のメンバーで試合開始。酷暑のバーレーンから移動し、中一日で雪が降るカザフスタンで試合という過酷な条件下ではあったが、日本代表はこの試合でも変わらず強度の高いディフェンスを展開し、エヴァンスのゴール下や須田のアタックで先手を奪う。張本が早々に2つ目のファールを犯しベンチに下がるアクシデントがあったが、交替で起用された吉井裕鷹(アルバルク東京)やテーブス海(滋賀レイクス)がアグレッシブに攻め、16-14で第1クォーターを終える。

第2Qは開始直後から5-0のランでリードを広げたものの、ホーム国のカザフスタンも食い下がり、点差はなかなか広がらない。停滞しかけた試合の流れを変えたのは、バーレーン戦でも素晴らしい活躍を見せた河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)だった。執拗なプレッシャーディフェンスやアップテンポで連携力の高いオフェンスの演出でチームを引っ張り、吉井、張本らも攻守にわたって好パフォーマンスを発揮。49-27とカザフスタンを突き放して前半を終えた。

第3Qも依然として日本ペース。富樫、吉井、河村らが着実に加点しながら、若手や出場機会が少ないメンバーを積極的に起用した。第4Q終盤には、河村、テーブス、吉井、井上宗一郎(サンロッカーズ渋谷)、シェーファーアヴィ幸樹(シーホース三河)と全員24歳以下というラインナップも試された。このラインナップはミスが多く、トム・ホーバス・ヘッドコーチからは雷が落とされたが、大量リードを生かして逃げ切り、勝利を収めた。

次節のウィンドウ6では2023年2月23日にイラン、26日にバーレーンと対戦する。

日本代表 対 カザフスタン代表 試合結果

日本代表 81-61 カザフスタン代表

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1Q 16-14
2Q 29-13
3Q 28-19
4Q 8-15

※日本代表はアジア予選通算5勝5敗 カザフスタン代表は通算5勝5敗

日時:2022年11月14日 日本時間23:00試合開始
場所:Saryarkaベロドローム(カザフスタン)

日本代表の主な個人スタッツ

吉井:15得点
河村:13得点、4アシスト、4スティール
富樫:9得点(3ポイント3/6本)、7アシスト、4リバウンド

選手 試合後コメント

富樫勇樹

「チーム全員でディフェンスできたのが勝利の要因。バーレーン戦に引き続き、ベンチから出場する若い選手たちが勢いを与えてくれたと思う。僕も彼らに負けずしっかりチームをリードできるよう成長したい。本番まで時間がなくなってきたが、さらにいいチームになって最高の成績を残せるようにがんばりたい」

吉井裕鷹

「1Q、相手が流れに乗りそうなときに自分のドライブで流れを切れたのがよかったし、その後もしっかりドライブで攻められたのは手応え。トムさんの体現するバスケをよくできたと思うけれど、4Qはいい形で終わりたかった」

河村勇輝

「(試合について)3Qまでは自分たちのバスケをすることができたが、4Qでチームとしてターンオーバーや雑なプレイが増え、クロージングに課題が残る試合になった。2月のウィンドウ6では修正したい。(今節の自身のプレイについて)ターンオーバーやガードとしてやってはいけないプレイがあった。ポイントガードが崩れたらチームとしてまとまりがなくなるので今後は注意していきたい」

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