高校バスケットボールの冬の全国大会『SoftBank ウインターカップ2022』(令和4年度 全国高等学校バスケットボール選手権大会)の男子決勝戦が、12月29日(木)に東京体育館で行われ、開志国際高校(新潟県)が福岡第一(福岡県)を破って初優勝を飾った。
夏のインターハイ決勝と同カードとなったこの試合は、夏に敗れた開志国際が見事その雪辱を果たす結果となった。新潟県勢としてウインターカップ初制覇となる。
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第2クォーターで相手の得点を9に抑えるなど堅守からの攻撃がうまく機能した開志国際は、前半を47-36と二桁リードで折り返す。福岡第一も司令塔・轟琉維を中心に食らいつき、激しい守備で流れを変えるきっかけをつかもうとするが、開志国際はそれをかいくぐって得点を積み重ね、リードを維持。最後は88-71のスコアで優勝を飾った。
開志国際の介川アンソニー翔は試合最多の30得点8リバウンドとエースとして文句なしの働きぶりで勝利に大きく貢献。そのほか、武藤俊太朗が20得点、バシール・ファイサル・モハメッドが16得点22リバウンドのダブルダブルをマークした。1年生にしてスターターを務める平良宗龍も3ポイント9本中4本成功などで14得点5リバウンドとインパクトを残した。
インターハイ王者の福岡第一は、轟がチーム最多の21得点11アシストのダブルダブル。城戸賢心と、5ファウルで途中退場となった平岡倖汰がそれぞれ14得点を記録した。
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ウインターカップ2022男子決勝戦の最終スコア
チーム | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 計 |
福岡第一 | 27 | 9 | 12 | 23 | 71 |
開志国際 | 22 | 25 | 17 | 24 | 88 |
▶ボックススコア(外部サイト)
ウインターカップ2022男子決勝戦の試合経過・ハイライト
14:56 表彰式でベスト5発表。開志国際から介川アンソニー翔、武藤俊太朗、バシール・ファイサル・モハメッド、福岡第一から轟琉維、城戸賢心の5人が選ばれた。
14:44 開志国際 #7 介川アンソニー翔がテレビ向けの優勝インタビューに応じる。コメント要旨:「最高です。インターハイ2位で悔しかった。信じ続けてここまでこれて最高です。最初から我慢、我慢と言い合った。開志国際のバスケはとても楽しいバスケです!」
14:40 開志国際の富樫英樹監督がコート上でテレビ向けの優勝インタビューに応じる。コメント要旨:「これまでウインターカップで勝てなかったが、子どもたちのおかげで勝たせてもらいました。ありがとうございました。インターハイで悔しい負けをして、最後のウインターカップの決勝で願わくは福岡第一と、と思っていた。子どもたちはこの半年間この日のためにやってきた。福岡第一さんに恩返しのつもりで勝とうということで実現できたことを嬉しく思う。最後は気持ちだと言っていた。3年生の最後の戦い。ルーズボールに尽きる。私たちのチームは赤なので、明るく、元気よく、みんなが楽しく、コートでは厳しく。この舞台に立たせてもらった関係者の皆さんに感謝です。3年生はインターハイ後もくじけず全員が素晴らしい形で練習に取り組んだ。勝たせなければと思った。3年生の思いでここまでこれた。それに1~2年生も乗っかったと思う」
試合終了:開志国際 88-71 福岡第一
14:36 試合終了のブザー。開志国際が勝利し、ウインターカップ初制覇!
14:33 開志国際 #7 介川がドライブからフリースローを獲得し、2本とも決めて個人30得点に到達。
14:31 福岡第一、何度も3ポイントショットを狙うも決めきれず。逆に開志国際はインサイドに攻め込んで着実に加点。福岡第一はスタメンを下げる。
14:28 タイムアウト明け、開志国際は #7 介川のドライブからモハメッドが決めて19点リード。
14:26 開志国際 #7 介川がフリースロー2本を決めて15点リード。続く守備を成功させて速攻に転じると、介川から #5 武藤が決めて17点リードに(77-60)。福岡第一、タイムアウト(残り4分29秒)。
14:23 福岡第一、タイムアウト明けのオフェンスで #29 城戸が得点し11点差(60-71)に。すぐにフルコートでディフェンスを始め、開志国際にプレッシャーをかける。
14:21 福岡第一、タイムアウト。残り6分19秒、開志国際 71-58 福岡第一。
14:20 #10 澤田と #15 モハメッドのハイローから介川へ。開志国際が71点目をマークしリードを13点に拡大。
14:17 福岡第一 #8 轟がディープスリー! 8点差に詰め寄る。
14:16 福岡第一 #37 平岡、5ファウルで退場に。
14:14 福岡第一 #52 小田が3P。さらに城戸がレイアップを決めて連続得点! 55-66の11点差に。開志国際がタイムアウト(残り8分30秒)。
14:13 第4クォーター開始。
第3クォーター終了:開志国際 64-48 福岡第一
14:10 開志国際 #7 介川と福岡第一 #8 轟がそれぞれ個人技で得点し、ともに個人16得点目をマーク。
14:08 福岡第一、今日好調の #37 平岡が4回目のファウルでベンチへ。
14:06 開志国際 #5 武藤がジャンパーでチーム得点は60点に。続く攻撃で福岡第一 #37 平岡が3P+アンドワン(FTは失敗)。
14:05 福岡第一 #29 城戸の3ポイントショット成功。
14:02 なかなか点差を詰めきれない福岡第一が残り3分43秒でタイムアウト。流れを変えられるか。
13:58 福岡第一 #37 平岡が速攻からレイアップを放ちファウルを誘う! フリースローを2本とも決めて点差を12に縮小。
13:57 福岡第一 #8 轟、ファウルでベンチへ。
13:53 開志国際が連続ゴールでリードを16点に拡大。
13:52 後半開始。
前半終了:開志国際 47-36 福岡第一。開志国際は平良12点、バシール12点、武藤9点。福岡第一は轟12点、平岡9点。
13:42 前半終了間際の福岡第一最後のプレイは轟のスリーが入らず。開志国際が47-36と11点リードでハーフタイムへ。
13:41 福岡第一 #37 平岡のスリーで36-45。
13:38 開志国際 #7 介川を福岡第一 #45 ニャンが豪快にブロック!
13:35 開志国際 #7 介川が速攻から再びレイアップを決めてカウント! フリースロー獲得。
13:34 開志国際 #7 介川が相手の激しいディフェンスをかいくぐってレイアップをねじ込みアンドワン獲得(フリースローは失敗)。
13:29 福岡第一 #8 轟が24秒ショットクロックぎりぎりでロングスリーをねじ込み10得点目。
13:28 開志国際 #7 介川が決めてリードを12点に拡大。
13:26 開志国際 #13 平良がリバウンドから1on1で得点、さらに3ポイントも連続で決めて開志国際が10点リード。1年生がコートを席巻。福岡第一、第2クォーター残り6分28秒でタイムアウト。
13:25 開志国際 #10 澤田も続いて開志国際が31-27と逆転&リード拡大。
13:24 開志国際のスーパー1年生 #13 平良が第2クォーターに2本目のスリー。
13:22 福岡第一ボールで第2クォーター開始。
第1クォーター終了:福岡第一 27-22 開志国際
13:20 福岡第一が轟、崎濱の連続得点で第1クォーターを締めくくる。お互い一歩も引かない戦い。福岡第一が5点リード。
13:18 福岡第一 #29 城戸がドライブからジャンパーを成功。
13:17 開志国際 #15 モハメッドが早くも10得点。
13:16 交代で入ってきた福岡第一 #17 崎濱がオフェンスをコントロール。ドライブから #45 ニャンに合わせて16-15と逆転。
13:12 福岡第一 #37 平岡が連続3ポイントショット成功。
13:10 開志国際 #10 澤田が3ポイントを決めて9-2とリードを拡大。さらに#5 武藤もオフェンシブリバウンドから得点。
13:09 開志国際 #15 モハメッドが3連続ゴールで6得点。開志国際が6-2とリード。
13:07 福岡第一の司令塔 #8 轟が先制点となるジャンパーを成功。
13:07 試合開始のティップオフ!
※以下、試合前時点の情報
ウインターカップ2022男子決勝戦の日程・対戦カード
- 日程:2022年12月29日(木)
- 試合開始予定時間:13:00
- 会場(開催地):東京体育館(東京都渋谷区千駄ヶ谷1-17-1)
- 対戦カード:福岡第一 vs. 開志国際
ウインターカップ2022男子決勝戦のライブ配信・放送予定
福岡第一と開志国際による2022年の男子決勝戦は、テレビとインターネットでライブ中継される予定だ。
テレビではテレビ朝日(地上波)とJ SPORTS(Jスポーツ)が生放送、ネット配信はバスケットLIVE(バスケットライブ)、スポーツナビ、J SPORTSオンデマンドで生配信が行われる。
テレビ朝日は視聴環境があれば無料で見ることができる。J SPORTSは有料契約が必要だ。
バスケットLIVEはYahoo!プレミアム会員であれば追加料金なしで視聴可能。スポーツナビは無料。J SPORTSオンデマンドは有料契約が必要だ。
テレビ:
- テレビ朝日
- J SPORTS
インターネット:
- バスケットLIVE
- スポーツナビ
- J SPORTSオンデマンド
ウインターカップ2022男子決勝戦を無料で見るには?
上記の通り、無料で見る方法は2つ。テレビなら地上波のテレビ朝日、インターネットならスポーツナビだ。どちらも視聴環境があれば見ることができ、コンテンツ視聴料金は一切かからない。
※本記事で「無料」と説明しているのはコンテンツの視聴料金についてのみです。視聴環境(テレビ、パソコン、スマホ、タブレット等の視聴デバイス、インタ-ネットの通信費等)の整備にかかる費用は視聴者の負担となります。
「ウインターカップ」と「ウィンターカップ」…2022年大会の正式名称は?
2022年大会の正式名称は『SoftBank ウインターカップ2022 令和4年度 第75回全国高等学校バスケットボール選手権大会』だ。「Winter Cup」はカタカナで「ウィンターカップ」と表記されることもあるが、大会名称としての正式表記は「ウインターカップ」であり、小書きの「ィ」は使われない。
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